皿うどん (長崎県)
風土や気候が生んだ独特の産物を材料に、その地方の風習や工夫から発した調理法で作られてきた郷土料理を紹介します。素材が生きる素朴なおいしさです。皿うどん長崎県長崎は、鎖国時代に日本で唯一の開港地として外来文化を受け入れ、極彩色の寺院、洋館や教会、石畳の坂道など至る所に異国情緒の溢れる港町です。鎖国令が解かれた江戸時代後期に、それまで唐人屋敷に閉じこめられていた中国人たちは、庶民相手に中国一品料理の小さな店を出すようになりました。そんな異国の味と新鮮で豊富な海の幸に恵まれた長崎が出会って発展した皿うどんは、いわば日本と中国の合作の庶民の味として、大変親しまれています。


材料4人分
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ブナピー、マイタケ
各100g
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イカ
1杯
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海老
12尾
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あさり(水煮)
1缶
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豚バラ肉
120g
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キャベツ
2枚
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にんじん
4cm
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玉ねぎ
1個
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絹さや
20本
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かまぼこ
4切れ
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皿うどん(市販)
4人前
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サラダ油
大さじ2
つくり方
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ブナピーは石づきを切り、マイタケと共に小房に分ける。イカ、豚肉、キャベツは食べやすい大きさに切る。海老は殻を剥き背わたを取る。玉ねぎはくし型に切り、にんじん、かまぼこは短冊切り、絹さやはヘタと筋を取る。
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皿に麺を盛りつける。
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添付のスープを分量の水で溶いておく。
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中華鍋にサラダ油を熱し(1)をさっと炒めて(3)を流し入れて混ぜ、とろみがでてきたら火を止める。
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(2)に(4)をのせる。