はっと (宮城県)
宮城県でも登米といえば今も昔も県内有数の米どころ。四百年程前の藩政時代、当地伊達藩では藩をあげ北上川水系の新田開発に取り組み、江戸への産米輸送に力を注ぎ、その上「買米制」という制度を作り、年貢を納めた後の米も買い上げ江戸へ送っていました。お米を満足に食べられなかったお百姓さんは畑に小麦などの雑穀を栽培し飢えを凌ぎました。「はっと」は米の代用食として美味しく食べる工夫がされ、おいしい「はっと」がお百姓さんの間で好まれるようになりました。すると、米作りがおろそかになるのを心配した領主は、「この料理を食べることはご法度」と定め、以来「はっと」と呼ばれるようになったと言われています。
材料4人分
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【はっと】小麦粉
360g
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【はっと】水
200ml
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マイタケ
200g
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油麩(なければ油揚げでも可)
1/2本
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ごぼう
1本
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長ねぎ
2本
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みょうが
3本
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煮干
5個
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しょう油
大さじ3
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酒
大さじ2
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水
1100ml
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にんにく
1片
つくり方
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【はっと】をつくる。小麦粉を水で耳たぶ程度の軟らかさに良く練り(手につかなくなるまで)、1時間ほど濡れ布巾をかけてねかせる。
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マイタケは小房に分ける。ごぼうはささがきにし、長ねぎは斜め切りに、油麩は輪切りにする。鍋に水と煮干を入れ煮立ったら、ごぼうとマイタケを入れ、おろしたにんにく、酒を入れて煮る。
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(1)のはっとを大福ぐらいの大きさに分けて指で薄く延ばし鍋に入れ、油麩、長ねぎを入れてしょう油で味を調える。はっとに火が通ったら器に盛り、せん切りしたみょうがを飾る。
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※はっとはできるだけ薄くちぎるとつるんとします。
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