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きのこのキキメ

高血糖に
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高血糖は太り過ぎが原因!?

厚生労働省が行った平成24年度の国民健康・栄養調査によると、成人のうち糖尿病が強く疑われる人は約950万人、糖尿病の可能性が否定できない人は約1100万人いると推定されています。高血糖の原因は、肥満欧米型の食生活や運動不足、ストレス、暴飲暴食といったライフスタイルの乱れによるものがほとんど。特に、太り過ぎが原因で高血糖になることも。そこで、毎日の食事に取り入れたいのがきのこです。食物繊維が豊富なきのこは噛み応えがあるので、少ない量でも満腹感を得ることができます。食物繊維には体内で水分を含むと膨らむ性質があるので、食べすぎの予防にもひと役買ってくれることでしょう。(1)食物繊維は胃の中での滞在時間が長いため、満腹感が長時間保てる点も特徴です。低カロリーでボリュームのあるきのこを毎日の食事に取り入れば、満足感はそのままにカロリーダウンが叶います。

カロリー

エネルギー

*生鮮食品の為商品流通時の環境により数値が変動する可能性があります。

 

きのこの食物繊維が
血糖値の上昇を緩やかに

高血糖には血糖値の乱高下が関係していますが、実は、この血糖値をコントロールする力を持っているのがきのこ。特にブナピーブナシメジには血糖値を下げる働きがあるインスリン分泌を促進する作用があるため、血糖値の上昇をゆるやかにしてくれます。さらに、きのこに含まれる豊富な食物繊維が糖質の吸収を穏やかにしてくれるため、血糖値の急激な上昇を相乗効果で抑えることができます。また、旨味や香りが強いきのこは、塩分が少なくても物足りなさを感じさせないため、減塩が必要な糖尿病の治療食としても効果的です。きのこには糖質や脂質の代謝を促進してくれるビタミンB群が豊富なので、脂肪の蓄積を抑制してくれる効果も期待できます。

≪参考文献≫
・辻啓介,食物繊維,SEN-I GAKKAISHI(繊維と工業),Vol,46,No.10,1990
・日本きのこ学会 第14回大会(2010年)
・吉田企世子 松田早苗,からだにおいしいあたらしい栄養学,高橋書店,2016年