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菌活コラム

ココロとカラダを整える菌活で、新年の好スタートを!

2024.01.01
ココロとカラダを整える菌活で、新年の好スタートを!

新しい年が幕をあけました。どんな1年にしようか、期待に胸が膨らみますね。一方で1月は、1年で最も寒くなったり、お正月休みで生活リズムが乱れたりと身体に負担がかかりやすい時期でもあります。今年1年を健康で充実した日々にするためにも、今月は食生活から免疫力アップやお正月太りを解消し、ココロとカラダを整えていきましょう。

INDEX

・免疫力を高めるには「お腹」を温める!
・お腹を効率的に温めるには「丹田」と「基礎代謝」がポイント!
・食事による温活は「栄養バランス」「ビタミンB群」を意識しよう
・冬太り&正月太り撃退術①腸を整えてデトックス
・冬太り&正月太り撃退術②むくみ解消にはカリウムが効果的
・冬太り&正月太り撃退術③代謝アップで脂肪を燃焼!
・めぐりの良い身体作りに欠かせない「睡眠の質」を高めよう

免疫力を高めるには「お腹」を温める!

健康で気持ちよく1年をスタートさせたい一方で、寒さがピークとなる1月。冷えや乾燥による体調不良もさらに起こりやすくなり、インフルエンザやノロウイルスなど、風邪や腸の不調も心配な時期です。そこで今月はまず、1年を元気にスタートするためにも行いたい、身体を温めて免疫力を高める生活習慣についてご紹介します。

寒い日が続き、インナーやコートで防寒しても寒い、手袋や靴下を工夫しても手足が冷たいという人は多いかもしれません。前回、冷え対策には「首」「手首」「足首」と「お腹」を温めることが効果的とご紹介しましたが、中でも特に免疫力に直結するのが「お腹」です。

その理由は、お腹には免疫の要となる「腸」があり、また、身体の血管の中で最も大きな「腹大動脈」があるから。そのため、腹大動脈の周辺を温めると、そこを流れる血液が温められて全身に送られるため効率よく身体を温めることができます。また、血管は温めると拡張され血流改善にも効果があるので、効率よく末端まで熱を届けることが可能となり、さらに全身が温まりやすくなります。

お腹を効率的に温めるには「丹田」と「基礎代謝」がポイント!

では、どのようにお腹を温めればいいのでしょうか?手軽な方法としては、温かいインナーや腹巻きの着用、カイロなどがあります。カイロを貼る際は、おへそから指4本分下にある「丹田(たんでん)」と呼ばれる場所に貼ると良いと言われています。丹田は身体のエネルギーが集まる場所として知られており、自律神経の働きが整い、寒さで固まった身体の緊張をほぐし、疲れを改善する効果も期待できます。

しかし、外から温めるのはやはり一時的な対策となるため、根本的な体質改善が欠かせません。そこで意識したいのが「基礎代謝のアップ」です。
全身を循環する血液は、熱を運ぶことで全身の温度調整をする役目もあります。しかし、体熱を産生する基礎代謝が低いと熱が産生されにくく、身体が温まりにくくなります。また、筋肉の基礎代謝は約38%と言われているため、筋肉量が少ないと体内で熱産生がされにくくなってしまいます。さらに、エネルギーとなる栄養素を摂らなければ基礎代謝は上がりません。つまり、冷えにくい体質づくりには、食事のバランスや、運動による筋力アップが不可欠なのです。

食事による温活は「栄養バランス」「ビタミンB群」を意識しよう

栄養バランスと一口で言っても、何から始めればよいのか迷う方もいると思います。そんな時は、まずはご飯・汁物・おかずを揃えてみましょう。

・ごはん…など栄養バランスを意識してみましょう。エネルギー源となる糖質がとれる
・汁物 …身体を整えるビタミンやミネラルがとれる。また、汁物が身体を効率的に温める。
・おかず…筋肉や細胞の材料になるタンパク質、エネルギー源となる脂質がとれる

また、きのこはビタミンB群のほか、腸を整える食物繊維も豊富。腸には全身の免疫細胞の約7割が集まっているため、腸を整えることは免疫力アップに役立ちます。他にも、きのこを食べることで免疫維持に役立つ腸の「短鎖脂肪酸」が増えることも分かっています。風邪やインフルエンザが流行るこの時期には、鬼に金棒とも言える食材です。

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1月のおすすめ菌活レシピ

profile

池田 正典(いけだ まさのり)

群馬大学医学部 卒業
医療法人雨宮病院 副院長

渡邉 華帆(わたなべ かほ)

理学療法士
雨宮病院リハビリテーション部

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