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菌活コラム

菌活でスイッチオン!春への一歩を踏み出そう

2024.02.01
菌活でスイッチオン!春への一歩を踏み出そう

春の足音が聞こえ始める2月。立春を過ぎれば、暦の上では春が始まります。降雪、残雪の残るシーズンですが、早いところでは梅の花や春の新芽が顔をのぞかせる季節でもあります。一方で、この時期は花粉症による悩みが増加したり、春を目前にダイエットへの意識が高まったりする人も多いでしょう。少しずつ近づいてくる春に向けて、身体を内側から準備していきましょう。

INDEX

・2月はもう危険!花粉症やアレルギー症状へのケアを始めよう
・免疫細胞を元気にする3つのコツ
・アレルギー症状緩和には「自律神経」と「睡眠」もポイント
・食事で行うダイエットは「ヤセ菌」がカギ!
・日常の動作を大きくしてダイエット効果を高めよう
・深呼吸が痩せやすい身体作りを後押し♪

2月はもう危険!花粉症やアレルギー症状へのケアを始めよう

3月頃にピークを迎えるイメージが強い花粉症。しかし、春の花粉症を引き起こす代表的なスギやハンノキの花粉は実は1月頃から少しずつ飛散が始まっています。さらに、冬から春先にかけては室内の乾燥によって鼻や喉の粘膜が刺激されやすくなったり、密閉した室内で過ごす時間が長くなることで、ダニやカビへのアレルギー症状が出やすくなったりもします。つまり、今の時期からしっかりと対策しておくことが欠かせません。

対策としては、例えば、外から室内に入った時には衣類を着替える、髪を洗うなどで室内への花粉の持ち込みを防げます。また、空気清浄機や加湿器を活用して乾燥を防ぐことで花粉の飛散を防ぎ、空気を清潔に保つこともできます。

しかし長期的に考えると、アレルギー症状の対策で最も有効なのは、それに負けない身体を作ること。ポイントは「免疫力」を高めることです。
そのために重要なのが食事と生活習慣です。ストレスや睡眠不足、栄養の偏り、運動不足による体力の低下などはアレルギー反応を悪化させる可能性があるため、十分な休息やストレス解消、食事や運動で健康の土台を作り、免疫を向上させることが重要です。

免疫細胞を元気にする3つのコツ

そこで、免疫力を高めるために行いたいポイントを3つご紹介します。

  1. 免疫細胞を元気にする栄養素をとる
  2. 免疫細胞の集まる「腸」を整える
  3. 身体を温めて免疫細胞が働きやすい環境をつくる

1つ目は免疫細胞を元気にするために、材料となるタンパク質と、タンパク質の代謝を助けるビタミンB6を摂りましょう。これらの栄養素は、皮膚や粘膜を丈夫にするのにも役立ちます。タンパク質は納豆、豆腐などの大豆製品、肉や魚、卵などに豊富に含まれ、ビタミンB6は赤身の魚、ヒレ肉やささみなどの脂が少ない肉類、バナナやパプリカ、きのこなどに含まれています。

2つ目は、免疫機能の約7割が存在する「腸」を整えること。腸を整えるには、腸の善玉菌のエサとなる食物繊維を摂ることが重要です。食物繊維が豊富な食品には、麦や雑穀などの穀類、サツマイモやこんにゃくなどのイモ類、豆類、ごぼうなどの野菜類、果物類、きのこ、わかめやひじきなどの海藻類などがあります。中でもきのこは、免疫細胞を活性化する「βグルカン」が含まれているので特におすすめです。また、きのこには善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維に加えて、便のカサを増やして老廃物の排出を助ける不溶性食物繊維も豊富に含まれているため、効率よく腸内環境を整えるのに役立ちます。

そして3つ目は、身体を温めて免疫バランスを整えることです。免疫機能は体温が下がると低下すると言われているため、身体を温める食材を摂ることが重要です。免疫細胞が最も活発に働くのは体温が36.5度の時と言われており、この36.5度以上をキープすることが一つの目安。身体を温める食事のコツは以前にもご紹介しましたが、バランス良く食べること、三大栄養素の代謝を助けて熱を作り出すのに不可欠な「ビタミンB群」を積極的に摂ることを意識するといいでしょう。

アレルギー症状緩和には「自律神経」と「睡眠」もポイント

免疫力を高めることに加えて、併せて行いたいのが適度な運動と睡眠の質の改善です。しかし、これは先述した「身体にいい食生活」があってこそ。運動にも睡眠にも体力が必要なので、まずは食事でしっかりとエネルギーを蓄えましょう。

その上で、自分に合った適度な運動として有酸素運動や筋トレを行い、エネルギー摂取量とエネルギー消費量のバランスを整えていくと、自律神経が正常に機能し、睡眠の質を上げることにも繋がります。睡眠が十分にとれればメンタルも安定し、アレルギーに負けない健康状態を維持することができるでしょう。まだ寒いこの時期を元気に乗り切るためにも、食事、運動、睡眠を意識して、日々取り組んでみてはいかがでしょうか。

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2月のおすすめ菌活レシピ

profile

池田 正典(いけだ まさのり)

群馬大学医学部 卒業
医療法人雨宮病院 副院長

渡邉 華帆(わたなべ かほ)

理学療法士
雨宮病院リハビリテーション部

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