菌活コラム

内側から輝くカラダで夏満喫!

2022.07.01
内側から輝くカラダで夏満喫!

いよいよ夏本番。海水浴をはじめキャンプやバーベキューなど、イベントが目白押しのシーズンは外出する機会も増えるため、夏バテ・熱中症対策は欠かせません。内側から身体をケアしてそれらの不調を遠ざけ、元気に夏を楽しみましょう!

INDEX

・夏バテ予防のカギは「自律神経」 を整えること
・エアコンの温度は外気との差「5℃以内」に調整を
・有酸素運動は夏バテ防止に有効!
・食事では「ビタミンB1」を積極的に摂ろう!
・朝食をしっかり食べて熱中症対策を
・日焼けによる肌トラブルや病気リスクも予防しよう

夏バテ予防のカギは「自律神経」

夏バテとひと言で言っても、身体がだるい、食欲がない、疲れやすい、寝不足など、症状はさまざま。夏の暑さによって起こる体調不良を総称して「夏バテ」と呼んでいます。

菌活コラム7月

その原因の多くは自律神経の乱れからくるもので、主に室温と外気の温度差に身体がついていけないことや、夜間の寝苦しさから寝不足気味になることで引き起こされると言われています。また、アイスや冷たい飲み物などで胃腸が急に冷えて内臓の動きが悪くなり、食欲低下や消化不良が起こることも夏バテを引き起こす原因の一つとされています。

こうした不調を解消するには、エアコンの温度調節や軽い運動、そして食事管理を心がけることが大切です。

エアコンの温度は外気との差「5℃以内」に設定を

まず、温度調整に関して気をつけたいのは、「外気との気温差」。外気との温度変化が5℃以上あると、自律神経が乱れやすいと言われています。35℃を超える猛暑日は仕方ないですが、室温を25〜28℃に調整し、直接エアコンの風が当たらないようにして身体が冷え過ぎるのを避けるといいでしょう。

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有酸素運動は夏バテ予防に有効!

次に、夏バテ知らずの身体作りに効果的なのが軽い運動です。日中の気温が高い時間帯は避けて、ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動を15〜20分程度するのがおすすめ。軽い運動で汗を流すことで自律神経の働きが整い、食欲増進や睡眠の質の改善につながります。

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運動が苦手な方は、朝起きてラジオ体操を行うだけでもいいでしょう。体操に加えて朝日を浴びると体内のリズムがリセットされ、自律神経の乱れを解消する手助けになります。それでもやはり身体を動かすことは苦手…という方は、入浴をシャワーで済ませるのではなく、ぬるめのお湯(38℃前後)にゆっくり浸かることで心身をリラックスさせて、自律神経を整える工夫をすると良いでしょう。

食事では「ビタミンB1」を積極的に摂ろう!

さらに、毎日の食事管理でコツコツと健康作りをすることが、やはり夏バテ予防には一番の近道。夏バテ予防のためには、普段の食事で不足しやすいタンパク質やビタミン、ミネラルなどを意識して摂るといいでしょう。肉や魚、卵、大豆製品などタンパク質が多い食材と、ビタミンやミネラルを含むきのこや野菜を取り入れることが基本となります。

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ビタミンの中でも特に摂りたいのがビタミンB1。ビタミンB1は食事で摂った糖質を代謝し、エネルギーに変えてくれる働きがあり、疲労回復にも欠かせない栄養素です。きのこや豚肉には、ビタミンB1が豊富に含まれています。さらに、ビタミンB1は水溶性ビタミンと呼ばれ、体内に蓄えておくことができないため、これらの食材を毎日積極的に食べて栄養素を取り入れることが夏バテ防止に効果的です。

朝食をしっかり食べて熱中症対策を

また、夏バテとともに気をつけたいのが熱中症。熱中症をきっかけに、体調自体を大きく崩してしまうこともあるため、しっかり予防したいところ。そのためには、こまめな水分補給と栄養補給が必要です。特に、暑くて食事を抜きがちになったり毎食そうめんで済ませるなど、栄養が偏ったりしないよう注意したいですね。

熱中症対策の一つとして実践していただきたいのが『朝食をしっかり食べること』。成人の場合で、寝ている間に約500mlもの水分が失われているといわれ、起床時の身体は脱水気味。さらに、寝ている間もエネルギーは使われているため、朝の身体は栄養もエネルギーも枯渇している状態なのです。そのまま日中活動すれば、熱中症のリスクは当然高まります。

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そのリスクを回避して熱中症を予防するためには、朝食をしっかり取ることが大切。朝食で夜間の水分、エネルギー不足を補給することで、身体を動かす準備が整います。エネルギーを効率よく摂取するためには、先述したビタミンB1を含むきのこを食べるのがおすすめです。

日焼けによる肌トラブルや病気のリスクも予防しよう

外出や肌の露出が増える7月は、紫外線対策もしっかり行いたい時期です。特に7〜8月は1年で一番紫外線が強く、長時間日光に当たると日焼けだけでなく、シミやシワ、皮膚がんといった病気のリスクになります。そのため、日焼け止めや日傘などの紫外線対策をしっかり行なって、外側からも健康や美容作りを意識していきましょう。

こうした外側からのケアに加えて、肌の保護や再生を促すビタミンB2を摂取し、内側からも紫外線対策を行えれば理想的。特に、きのこやレバーなどにはビタミンB2が豊富に含まれているため、積極的に摂取しましょう。また、きのこには食物繊維が豊富に含まれているため、腸内環境の改善にも効果を発揮します。

菌活コラム7月

暑い夏を乗り切るためには、身体の内側からの健康維持が欠かせません。食事管理や運動を取り入れながら、暑さに負けない身体作りを続けてくださいね。そして、暑い夏もアクティブに楽しみましょう!

7月のおすすめ菌活レシピ

profile

池田 正典(いけだ まさのり)

群馬大学医学部 卒業
医療法人雨宮病院 副院長

小林 樹広(こばやし みきひろ)

理学療法士
医療法人雨宮病院 リハビリテーション部 副部長

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