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菌活コラム

夏冷え&夏疲労を撃退!菌活で内側から整える

2023.08.01
夏冷え&夏疲労を撃退!菌活で内側から整える

いよいよ夏本番。美味しい夏野菜や果物が実り、花火やお祭り、海やアウトドアなど楽しいイベントが盛りだくさんの季節がやってきました。しかし、厳しい暑さによる夏バテや疲労など、心身の不調を抱えている人も多いかもしれません。また、男女問わず紫外線による肌トラブルや、汗や皮脂によるニオイ・ベタつきも気になる時期です。実はあれこれと悩みも尽きない夏。しっかり対策をして心も身体も快適に、待望の夏をたっぷり楽しみましょう!

8月の菌活キーワード

夏冷え対策

・夏の不調の原因は身体の「冷え」でした。
・夏冷えを防ぐ服の選び方とは?
・「身体温め食材」のきのこが夏にも活躍!

夏のお肌ケア

・夏冷えは肌にも大敵!美肌作りに効く栄養素を意識して食事を。

夏の汗のにおいケア

・汗は無臭?ニオイケアには適度な発汗がおすすめ
・ニオイケアにも頼りになるきのこの栄養

夏の不調の原因は身体の「冷え」でした。

エアコンのついた涼しい部屋で、冷たい飲み物やアイスを片手に長時間過ごしていませんか?実はその習慣こそ、夏冷えや夏バテの大きな要因の一つです。

足腰の冷え、だるさ、頭痛、食欲不振、神経痛、下痢、不眠など、「冷え」が原因で起こる様々な症状は「冷房病」と言われるもの。

人間の身体は季節に合わせて体質を変化させることで暑さや寒さに対応しています。例えば、夏なら毛細血管を広げて体内の熱を放熱しやすくしたり、汗をかいて体温を下げたりすることで、体内での発熱を抑制し、熱を逃しやすくしています。

その体質は冷房の効いた室内にいても変わらないため、体内の熱が逃げすぎて冷えたり、外との激しい気温差によって自律神経のバランスが崩れたりすることで不調を引き起こします。自律神経は体温調整や発汗などをコントロールしており、正常に機能しないと「冷え」に対して抵抗力が弱くなってしまうのです。

また、冷たい飲み物やアイスなどを食べすぎると内臓が冷えてしまい、腸内活動や胃の活動が低下し、食欲減退、睡眠の質を低下させるなど、様々な悪影響が出てくるので注意が必要です。

夏冷えを防ぐ服の選び方とは?

服装で「冷え」対策をするなら、腹部と足元を冷やさないこと。腹巻きなどで腹部を温めると胃腸の働きが良くなり、内臓の働きも活発化します。そうすることで身体の深部温度が上昇し、代謝アップにも貢献します。腰の冷えも予防できるため、腰痛予防にもなって一石二鳥です。また、冷気は下に降りてくるので足元が冷えやすくなりむくみの原因にもなるため、ソックスやシューズで足元の冷え対策を行うといいでしょう。

「身体温め食材」のきのこが夏にも活躍!

そして、何より大切なのが食事。人間の体温は、食事で食べたものを代謝する時に生まれる熱で保たれています。そのため、食事をおろそかにすると冷えのリスクが高まります。

そこで欠かせないのが代謝を促す作用のあるビタミンB群。ビタミンB群は、体内の熱産生を促し冷え対策に有効な栄養素。特に豚肉、大豆、レバー、卵、きのこなどに含まれるビタミンB1、B2はエネルギー代謝に欠かせないため、体温アップに加えて疲労感、倦怠感の改善にも役立ちます。

特にきのこはビタミンB1とB2に加え、血行に関わるナイアシンや葉酸も豊富に含まれる「身体温め食材」!カリウムやリンなど、汗とともに失われやすいミネラルも豊富なので、熱中症や夏バテ対策にも効果的です。また、豊富な食物繊維は冷たい飲み物やエアコンの冷気で動きが鈍りやすい腸の健康にも寄与。腸内環境が改善されることで自律神経のバランスが整い、だるさ・無気力感の軽減や良質な睡眠を促してくれます。

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8月のおすすめ菌活レシピ

profile

池田 正典(いけだ まさのり)

群馬大学医学部 卒業
医療法人雨宮病院 副院長

渡邉 華帆(わたなべ かほ)

理学療法士
雨宮病院リハビリテーション部

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