うるおいケアにはきのこで菌活。菌活で秋も健やか肌に♪
2024.10.07
厳しい暑さがやわらぎ、秋ならではの過ごしやすさを感じる季節になりました。
紫外線量も落ち着く秋は、肌にとってもダメージが少ない季節と感じる方も多いかもしれません。しかし、実は寒暖差や空気が乾燥し始めることで肌の不調を感じやすい時期なのです。
そこで今回は、秋の肌トラブルの原因とともに、健やかな肌づくりに役立つ菌活術をご紹介します。
INDEX
2人に1人が秋に肌の不調を感じている?
あるデータによると、秋に肌の不調を感じる人はおよそ48%、約2人に1人の高い割合であることが報告されています。
秋は空気の乾燥・寒暖差・花粉などにより肌細胞の生まれ変わりに影響が出やすく、肌状態が不安定になることでバリア機能の低下や水分の蒸発が多くなり、カサカサやかゆみ、ごわつきといった不調を感じやすくなります。
下記のチェックリストは、当てはまる部分が多いほどバリア機能が低下している可能性があります。これから冬に向かい更に空気の乾燥が進むため、チェックが1つでも付いた方は、今からケアをすることがおすすめです。
☑ 洗顔後やお風呂上りに肌がつっぱる
☑ 肌を触ると、ごわつき、ざらつきがある
☑ かゆみやヒリヒリ感を感じる時がある
☑ 毛穴が目立つ
☑ くすみ、ニキビができやすい
秋にトラブルが出やすい理由とは?
次に、秋に出やすい肌トラブルについて、詳しい原因を見ていきましょう。
10月特有の寒暖差
10月に入ると朝と夜、日中の気温差・湿度差が著しくなり、肌のコンディションを左右する自律神経やホルモンバランスが乱れやすくなります。
皮膚に栄養を運ぶ血流をコントロールする自律神経や、皮膚の水分や皮脂分泌を担うホルモンバランスの働きが乱れると、肌は乾燥したり、皮脂分泌が過剰になったりするため不調を感じやすくなります。
紫外線による肌細胞の機能低下
9月まで気温が高く、強い紫外線が降り注いでいました。夏の間の紫外線は、肌の新陳代謝を乱したり、肌のうるおいやツヤに必要なコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生成する「線維芽細胞」にダメージを与えてしまいます。
その影響で、秋は肌の生まれ変わりがうまくいかずに乾燥やゴワつきを感じやすくなったり、線維芽細胞の働きが低下することでシワ・たるみのトラブルが目立ちやすくなるのです。
冷えによる血行不良
10月に入ると、朝晩は気温の低い日も多くなり、それにより皮膚の血行不良が起こりやすくなります。
血行は、皮膚トラブルの原因となる老廃物、毒素の「回収」「排出」や、健やかな肌をキープするための栄養を皮膚に送り届ける役割があります。
そのため血行が悪くなると肌に栄養が届きにくくなることで老廃物や毒素が溜まり、肌荒れやニキビ、かゆみなどのダメージにつながってしまうのです。
菌活で健やか肌を取り戻そう!効果のヒミツ
10月のいろいろな肌ダメージの原因にアプローチし、健やかな肌を取り戻すためには食事で内側からケアすることも大切です。
中でも「きのこ」は、10月に出やすい肌ダメージをケアする栄養素が豊富。
そこで健やか肌に導く栄養成分とポイントをお伝えします。
お肌の水分量アップ&紫外線ダメージをリセット:エルゴチオネイン
「エルゴチオネイン」は、お肌の水分量を増やす「エラスチン」の生成にアプローチするといわれています。
また、紫外線ダメージが蓄積すると大量の活性酸素が発生し、
- 皮膚のハリや栄養供給を助ける血管にダメージが加わる
- 血行不良による肌の栄養不足
- シミ、くすみのもととなるメラノサイトの働きが活発になる
などが起こりやすくなります。
きのこに豊富なエルゴチオネインは、美容の大敵となる活性酸素を抑制・除去し、紫外線ダメージをケアする万能な栄養成分です。
肌の生まれ変わりを助ける:ビタミンB2・B6
きのこに豊富な「ビタミンB2」は脂質の代謝を促し、「ビタミンB6」にはタンパク質の代謝を促す働きがあり、どちらもしっかりと摂ることで肌の生まれ変わりを整える効果が期待できます。
効果を高めるためには、良質な脂質とタンパク質を含む食材を合わせることがおすすめ。中でも青魚は良質なタンパク質を含むうえ、豊富なEPA・DHAには美肌効果も期待できるため、きのこと組み合わせて摂ることがおすすめです。
血行をよくして身体を温める:ナイアシン
きのこに豊富な「ナイアシン」には毛細血管を広げる働きがあり、血行をよくする効果が期待できます。また、きのこには糖質代謝を助けて熱産生を助けるビタミンB1も豊富なため、身体を温めることでも巡りのよい身体づくりを助けます。
また、ニンニクや玉ねぎなどの香味野菜に含まれる「アリシン」には血行を良くしたり、ビタミンB1の吸収を助けたりする働きがあるため、きのこと合わせて摂るとさらなる効果アップが期待できます。
上記でご紹介したようにきのこに豊富に含まれる栄養素は、10月に感じる肌トラブルの改善・予防に効果的です。調理の方法によって食感や風味が変わり、飽きずに美味しく食べられるところもきのこならではの魅力!
きのこを食事にプラスして、秋の環境変化に負けない健やかな肌をつくっていきましょう。
今月のおすすめ菌活レシピ
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きのこやサツマイモに豊富な食物繊維は、腸の善玉菌のエサになったり、腸の老廃物の排出を促したりすることで腸を整えます。 -
きのこたっぷり炊き込みご飯
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きのこには自律神経が多く集まる「腸」を整える食物繊維が豊富なため、自律神経の乱れやすい秋の健康を応援します。 -
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きのこを食べることで、免疫維持に役立つ腸の「短鎖脂肪酸」が増えるため体調管理を強力にサポートします。 -
霜降りひらたけの寄せ鍋
体調管理
きのこに豊富なβグルカンは、腸の免疫細胞に働きかけることで免疫力を高め、全身の健康を助ける働きが期待できます。 -
霜降りひらたけとサーモンのバターポン酢炒め
健やかな肌
霜降りひらたけに豊富なエルゴチオネインと鮭に豊富なアスタキサンチンの抗酸化作用で健やかな肌作りを応援します。 -
生どんこと大根のステーキ
腸から健康
きのこには腸に溜まった老廃物の排出を促す食物繊維が豊富なため、積極的に摂ることで健康な身体づくりに役立ちます。
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