原因はエネルギー不足?菌活で、季節の変わり目の不調ケア!
2024.09.16
9月も半ばとなり、朝晩は少しずつ気温が落ち着き始めていますね。一方で、長引く暑さによる疲労感や日中と朝晩の気温差から、だるさや疲れを感じやすい時期でもあります。
そこで今回は、そんな季節の変わり目 に感じやすい「だるさ・疲れ」をケアする食事・生活のポイントについてご紹介します。
INDEX
4つのポイントを意識して疲れやだるさをケアしよう
暑い夏に比べて、9月は気温が下がり過ごしやすくなる一方で、なんとなくやる気が出ない…と、だるさや疲れを感じている方が少なくありません。その不調は、暑かった時期の食欲不振や睡眠不足、発汗による体内のミネラル不足などの影響から、代謝が落ち、全身がエネルギー不足に陥っていることが原因かもしれません。
暑さが落ち着き始める今の時期は、ゆっくりと身体を労わりながら食事の内容を工夫することで、不調対策をしていきましょう。
残暑の不調対策として、特に意識したい4つのポイントをご紹介します。
① ビタミンB1やオルニチンなど、代謝に関わる栄養素を摂る
日々のエネルギーは食べ物からしか作られないため、夏の暑さで食欲が低下していたり、栄養が不足していたりすると、秋口に不調となって現れてきます。そのため、まずはしっかりと食事をとることが大切ですが、なかでも意識したいのは「ビタミンB1」を摂ることです。
ビタミンB1は、糖質代謝に欠かせない栄養素で、不足するとご飯を食べてもエネルギー産生が円滑に行われなくなってしまいます。さらにビタミンB1はストレスを感じた時や、お菓子を食べる・お酒を飲むことでも消費されてしまうため、積極的に摂りたい栄養素です。
ビタミンB1が豊富な食材は、きのこや豚肉、ナッツ類があります。中でも、きのこはビタミンB1だけでなく、疲労回復に役立つ「オルニチン」も豊富に含みます。オルニチンは栄養素の代謝や貯蔵を行う「肝臓」の働きを助ける栄養素のため、効率的なエネルギー産生に役立ちます。また、肝臓は体内の有害物質であるアンモニアの分解も行うため、身体のだるさケアにも有効です。
② 心身の健康に関わるセロトニンの合成を促す
「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンは、心身のバランスを整えてくれる脳内物質の一つ。心と身体を安定させる働きがあり、ポジティブで活動的な毎日に欠かせない成分の一つです。セロトニンは、睡眠ホルモン「メラトニン」の材料にもなるため、セロトニンが分泌されると質の良い睡眠にも繋がります。
セロトニンの合成には、必須アミノ酸「トリプトファン」と、合成を促すビタミンB6が欠かせません。トリプトファンは乳製品や鶏肉などに豊富に含まれており、ビタミンB6はきのこや赤身肉に豊富です。
また、トリプトファンは「腸」でセロトニンに作り変えられるため、腸が整っていることもとても重要です。きのこは腸を整える食物繊維も豊富に含まれるため、様々な角度から、セロトニンの合成を助けてくれる食材です。
③ 身体を温める食べ物・栄養素をとる
朝晩と日中の気温差が生じやすいこの時期は、知らず知らずのうちに身体が冷え、血行が悪くなりがちに。温かい食事は血行を促す効果があり、身体の隅々にまで栄養を行きわたらせることができるため、だるさや疲れの解消を助けてくれます。食事の時には温かいお茶を淹れたり、スープや煮込み料理などの温かい料理もおすすめです。
さらに、身体を温めるには、血行を良くする栄養素を摂ることも重要です。きのこに豊富なナイアシンは血行促進に役立つため、身体を内側から温めます。
④ 朝食を食べる
忙しい日々が続くと、つい朝食を抜いてしまうことがあるかもしれませんが、朝食はエネルギー補給の役割だけでなく、体内時計を整える役割もあります。朝食をとることで体温が上がり、栄養が全身に行きわたるとともに、交感神経が優位になるため、1日をエネルギッシュに過ごすことができます。
季節の変わり目の不調には耳のマッサージも効果的?!
最後に、9月におすすめのセルフケアをご紹介します。この時期は、台風などで気圧の乱高下が大きくなるため、「耳のマッサージ」が効果的と言われています。気圧の変動は耳の深部で察知すると言われており、耳やその周囲の血行が悪いと気圧の変化に過敏に反応して不調を感じやすくなります。食事での対策に加えて、台風の時期などは耳を軽く引っ張ったり、マッサージをすると不調対策に役立ちます。
秋の疲れ・だるさケアには、まず日々の食事からしっかりと栄養を摂り、暑い時期にダメージを受けた体内を元に戻していくことが大切です。心身を労わりながら、無理せずに季節の変わり目も元気に乗り切っていきましょう。
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