菌活コラム

引き締め&不調撃退!初夏を楽しむ菌活術

2022.05.01
引き締め&不調撃退!初夏を楽しむ菌活術

5月は気温も上がり、心も身体もアクティブになるシーズン。服装も薄着になるため、ダイエットを意識する人も多いかもしれませんね。一方で「五月病」という言葉があるように、この時期に精神的な不調を感じる人が増える傾向もあります。こうした季節によって現れる不調やお悩みは、日々の習慣である「食事」を工夫することで予防や改善が可能です。美味しく食べて、気持ちの良い季節を楽しんでいきましょう!

INDEX

・ダイエットで守りたい3つのポイント
・改めて知りたい、食物繊維の働きとは?
・朝食を抜くデメリット
・間食するなら14~16時に!
・首・肩周りの異変はストレスサイン? 5月は心と身体のケアも忘れずに
・日光浴で体内リズムを整え、睡眠の質もアップ!
・菌活はメンタルケアにも役立つ!

ダイエットで守りたい3つのポイント

ダイエットには運動習慣+食事の改善が必要ですが、ここで気をつけたいのが急な食事制限は決してしないこと。食事を抜けば一時的に体重を減らすことはできますが、リバウンドを起こしやすく、食べられないストレスを抱えることで精神的負担も大きくなります。また、低栄養状態が続くと代謝が低下し、痩せにくい体質に陥る危険性もあるため、しっかり食事をとりながら無理なくダイエットを行うことが理想です。ポイントとしては、①食物繊維を多くとること。②朝食をとること。③間食に気をつけることが挙げられます。

改めて知りたい、食物繊維の働きとは?

食物繊維は、急な血糖値の上昇を抑えるのに役立つ栄養素。急な血糖値の上昇が起こると、血液中に増えた糖分を脂肪に変えて蓄えるため、脂肪がつきやすい身体になってしまいます。これを防ぐには、きのこや野菜などの食物繊維を多く含む食材を食べることが有効です。特にきのこは低カロリーでプリプリとした食感から、食べ応えがあるため満足感が得られたり、うま味が豊富なので減塩にも役立つというメリットもあります。さらには体脂肪軽減効果も期待できるので、食べて痩せるダイエットには欠かせない食材と言えるでしょう。

菌活コラム5月

朝食を抜くデメリット

朝食は、体内リズムを正常化して体調を整えたり、夜間不足した栄養を補給し、昼間活発に動けるよう身体の準備を促したりする役目を担います。逆に朝食を抜いてしまうと、代謝異常を引き起こし、体温のリズムが崩れて体重が増えやすくなると言われています。ただ、普段の習慣から朝は食欲が出ないという人は、無理に食べると精神的負担を増やしてしまうので無理をする必要はありません。生活習慣を見直す中で、徐々に実践できるように意識していきましょう。

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間食するなら14~16時!

小腹が空いた時や食後に、ついつい甘いものやポテトチップスなどのお菓子を食べてしまう人は少なくないかもしれません。こうした間食は、食べ過ぎ、脂肪のとり過ぎにつながり、肥満の原因となるためやはり気をつけたいポイントです。もし間食をするなら、14〜16時がおすすめ。午後の活動的な時間は体脂肪が最も燃焼されやすいと言われているため、栄養補給の一環として間食を楽しむといいでしょう。

首・肩周りの異変はストレスサイン? 5月は心と身体のケアも忘れずに

春は気候が不安定で、身体がだるい、寝つきが悪いといった不調を抱える人が多い時期でもありますので、メンタル面でも注意が必要です。5月は特に「五月病」という言葉があるほど、疲れやすい、意欲が湧かない、物事を悲観的に考えてしまう、身体のあちこちが痛いなど、心も身体もすっきりしない症状を訴える人が多くなります。

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こうした不調を抱える人の多くは、首や肩周りに疾患が現れる傾向があります。原因としては、日々のストレスによって姿勢が変化し、肩や首周辺の筋肉に無意識に負担がかかってしまうことが考えられます。また、気分が落ち込むと目線も下がりがちに…。そうすると首の周りに筋肉が硬くなって肩こりを引き起こしたり、背中が丸まってしまったりすることも。それが悪化すれば、腹筋の動きが悪くなり、胃腸の働きの低下を招くこともあるので、この時期は特に、ご自身の心と体に耳を傾けてあげてください。

日光浴で体内リズムを整え、睡眠の質もアップ!

こうしたストレスや気持ちの落ち込みを改善するには、日光浴や胃腸の働きを改善することがおすすめです。憂鬱な気分が続いて何もやる気が起こらない…という人は、朝カーテンを開けて日光を室内に取り入れるだけでもOK。目から日光を取り入れることで体内リズムがリセットされ『幸せホルモン』と呼ばれるセロトニンが作られやすくなります。セロトニンには、精神安定や安心感、姿勢を保持する姿勢筋や抗重力筋を活性化させて姿勢を良くする働きがあります。さらにセロトニンは、睡眠の質や新陳代謝に関わるホルモンであるメラトニンの材料になるため、日光浴を行うことで体内機能の調整、リズムを整えることにもつながっていきます。

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菌活はメンタルケアにも役立つ!

セロトニンの80%は腸内で作られると言われています。そのため、腸内環境を整え、腸の働きを正常化することでセロトニンがより合成されやすくなり、結果、心身の不調改善につながることが考えられます。腸内環境改善に欠かせない食材といえば、やはりきのこ。食物繊維を多く含むきのこを食べることで腸内環境を整え、心身の不調改善を目指しましょう。また、きのこには機能性アミノ酸のGABAも含まれており、GABAは交感神経の働きを整えることで気持ちをリラックスさせてくれる効果も期待できます。美味しく食べながら、メンタルケアができたら嬉しいですよね。

暦の上では夏が始まる5月。普段の食事にきのこで菌活を取り入れながら、身も心もスッキリと、健康で元気な毎日を過ごしてくださいね。

5月のおすすめ菌活レシピ

profile

池田 正典(いけだ まさのり)

群馬大学医学部 卒業
医療法人雨宮病院 副院長

小林 樹広(こばやし みきひろ)

理学療法士
医療法人雨宮病院 リハビリテーション部 副部長

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