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菌活辞典

オルニチン
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肝臓の働きを助けてくれるオルニチンは、アルコールケアや疲労回復に効果的。成長ホルモンの分泌を促すことから基礎代謝の向上も期待できる、頼もしい成分です。

アルコールケアの強い味方

オルニチンは肝臓の働きを助けるアミノ酸。肝臓の代謝や解毒作用をサポートするので、お酒を飲む時に特に効果を発揮し、アルコール性の疲労予防に作用してくれます。さらに、オルニチンには成長ホルモンの分泌を促す働きも。成長ホルモンが分泌されると基礎代謝が上がり、体内のさまざまな器官が活発に働くようになるため、身体を総体的に元気にしてくれるのです。また、オルニチンは疲労のもととなるアンモニアの分解にも効果的。オルニチンを摂ることで、疲れをためこまない元気な身体を手に入れることができます。

美肌にも効果を発揮!

オルニチンには、細胞の新陳代謝を向上させ、お肌のターンオーバーを整える働きがあります。きのこに豊富なビタミンB2との相乗効果でお肌の状態が改善され、ツヤ肌づくりをサポートします。

現代人の健康を支える睡眠の質もサポート!

近年の研究では就寝前にオルニチンを摂取すると、眠りの質が良くなることで朝の目覚めの良さに繋がる可能性があるということが分かっています。ストレス社会と言われる現代人の健やかな睡眠とすっきりとした朝には、ストレス状態の緩和に役立つGABAも合わせて摂れるきのこがおすすめです。

きのこのオルニチン含有量は、なんとシジミの5~7倍!

オルニチンを多く含む食材といえばシジミが有名ですが、なんときのこにはシジミの5~7倍ものオルニチンが含まれています。シジミ100gあたりのオルニチン含有量が20㎎なのに対して、きのこ100gあたりに含まれるオルニチンの量は、ブナシメジブナピーで約100㎎(ホクト調べ)。オルニチンの摂取には、きのこを意識的に食べることがおすすめです。

≪参考文献≫
・小松美穂,オルニチンの機能性研究,食品と開発,40巻11号,2005-11-01,62-64
・Kokubo T. et al., A randomized, double-masked, placebo-controlled crossover trial on the effects of L-ornithine on salivary cortisol and feelings of fatigue of flushers the morning after alcohol consumption, Biopsychosoc. Med., 2013, 7(1), 6
・Nutrition Journal. 2014 ;13:53 改変