食物繊維で菌活 | きのこらぼ|きのこで菌活
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菌活辞典

食物繊維
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きのこに多く含まれる食物繊維。
便秘解消、血糖値の急激な上昇を抑える、余分な脂肪などを吸着し体外に排出する、など、その効果はさまざまです。

腸内環境の改善に

人間の腸内には、100~1000種類、100兆個の常在細菌が存在し、役割によって「善玉菌」、「悪玉菌」、「日和見菌(ひよりみきん)」の3つに分けられます。「善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7」の割合がバランスのとれている状態ですが、加齢や生活習慣、食習慣の乱れなどによってこのバランスが乱れると、腸の調子が悪くなり、太り過ぎや肌荒れなどの不調につながってしまいます。食物繊維を摂って腸内環境が良くなれば、美容に欠かせないビタミンやミネラルなどの栄養素の吸収がアップ、老廃物が排出されて代謝も高まるなどダイエットにも役立ちます。

食物繊維の標準摂取量

食物繊維は、「日本人の食事摂取基準2015年版」では新たに6歳~17歳の摂取目標量が設定され、「日本人の食事摂取基準2020年版」では3~5歳の摂取目標量が設定されました。成人女性の摂取目標量は1日18g以上ですが、成人女性の平均食物繊維摂取量は1日15.8g(※1)と目標量を下回っています。毎日の料理にきのこをプラスし、継続的に菌活することが、食物繊維の日常的な摂取につながります。
(※1)令和元年「国民健康・栄養調査」より20~59歳の値の平均値を算出

≪参考文献≫
・吉田企世子 松田早苗,からだにおいしいあたらしい栄養学,高橋書店,2016年