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菌活コラム

太陽より熱い夏を!~夏を乗り切る菌活術~

夏をエネルギッシュに過ごす食の知恵ときのこのチカラ

2021.07.01
太陽より熱い夏を!~夏を乗り切る菌活術~

本格的な夏がやってくる7月。アウトドアでの外遊びや様々なイベントなど、アクティブな楽しみが増える反面、気温も湿度もぐっと上昇するため体調管理が大事な時期でもあります。暑い夏を最後までエネルギッシュに楽しみながら元気に乗り切るのに役立つ、日本や世界に根付く食の知恵や文化をご紹介します。

古くから私たち日本人は、季節の移り変わりとともに暮らしを営んできました。「梅仕事(6月)」「味噌の寒仕込み(1月〜2月)」といった言葉があるように、季節ごとに様々な風物詩や風習があり、そこには理にかなった食の知恵が息づいています。

例えば、昔から暑い季節になると登場するウナギ。ウナギは、「土用の丑の日」に食べると病気にならないと言われ、江戸時代頃から夏の風物詩として私たちの暮らしに広く浸透しています。実はこれには仕掛け人がいて、夏にウナギが売れず、ウナギ屋から相談を受けた蘭学者の平賀源内が、店先に「本日土用の丑の日 食すれば夏負けすることなし」という看板を立てたところ大繁盛し、それがきっかけで「ウナギ=スタミナ食」が定着していったのだそう。

菌活コラム7月

また、関西で夏の魚といえばハモやアユが浮かびます。もともと夏は獲れる魚が少ない上、運んでいる途中でほとんどの魚が傷んでしまう中、生命力の強いハモだけは生きたまま運ぶことができたことから京の料理人たちに重宝され、またその生命力の強さにあやかって夏の滋養強壮に良いとされたのだそう。アユは出回る時期が短く、初夏の代表的な味覚として愛されていたそうです。

一方、海外へ目を向けてみると、暑い地域ではどのような食文化が根付いているのでしょうか。赤道付近の常夏の国々でよく食べられているのは、スパイスや香辛料を使った辛い料理。暑い国の人達が、食べるとさらに汗をかくような辛い料理を好むのはなぜでしょうか?それには、いくつか理由があります。一つは、スパイスや香辛料が持つ防腐効果を利用して食文化を築いてきたため。もう一つは唐辛子に含まれる「カプサイシン」の発汗作用によって体温が下がり、逆に涼しくなるため。このように、日本に限らず食文化にはその国の気候や風土が色濃く反映されていることがわかります。

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さて、日本に話を戻しましょう。最近では昔から親しまれてきたウナギやハモに加えて、夏を感じる食べ物といえば「冷やし中華」を連想する方も多いかもしれません。激辛料理やカレーなど、暑さを盛り上げる刺激的な料理も人気です。一方で、SNSから話題になった台湾発の巨大チキン「ジーパイ」やタピオカやかき氷、カステラが人気の台湾スイーツなどのトレンドフードも見逃せません。
食欲が落ちやすい夏こそ、栄養面を意識するのはもちろん、トレンドに乗って楽しい食体験を織り交ぜるのもおすすめ。好奇心とともに食欲もアップして体力づくり、身体づくりに繋がるはずです。

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そして、秋の味覚と思われがちのきのこは、一年を通した季節変化の体調不良等をはじめ、夏の身体づくりにも欠かせない食材なのです。きのこは、毎日食べても食べ飽きないところも魅力。積極的に取り入れて、暑い夏をエネルギッシュに楽しんでくださいね。

菌活ポイント

梅雨から夏へと切り替わる季節の変わり目には体調を崩す落とし穴がいっぱい。
梅雨が明けた途端、急激な気温の変化に身体がついていけず体力を落とす、冷たいものばかり食べて胃腸の働きが悪くなる、エアコンの使いすぎで夏なのに身体が冷えてしまう「夏冷え」など、夏バテや体調不良を長引かせる要因はあちこちに潜んでいます。特に、身体の冷えは免疫低下に直結するため、暑いからと言ってむやみに身体を冷やさないように注意を。代謝アップをはじめ、身体づくりに役立つきのこは夏バテ予防の最強サポーター。きのこに豊富なビタミンB群は食べたものの代謝を助け、エネルギー補給や食事による発熱を応援。

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また、食物繊維も豊富なため、毎日食べることで腸内環境が整い、夏の終わりに出やすい「夏バテ」「夏疲れ」の予防にも効果が期待できます。また、過酷な暑さで体に溜まりやすい疲れやストレスをデトックスしながら、腸から健康のベースを作っていくこともできますよ。低カロリーなので、たっぷり食べても安心。ダイエットの強い味方になってくれるだけでなく、免疫維持や美容効果も得られるので、夏のキレイと健康に貢献します。

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