冷え込む時期は“お通じ”にも要注意!菌活で軽やかな心身に整えよう
2024.11.11
11月に入り、風の冷たさや空気の乾燥、寒さが気になる季節になりましたね。
気温が下がり身体が冷えやすくなるこの時期は、実は心身のコンディションをコントロールする「腸」の動きも鈍くなりやすく、便秘をはじめ美容や健康に良くない影響が出ることも。
本格的に冷え込む時期もキレイで健康に毎日を過ごすためには、菌活によるインナーケアでお通じを整えることが大切です。
そこで今回は「お通じ」をテーマに、腸を整えることの重要性や、インナーケアに役立つ菌活術をご紹介します。
INDEX
あなたの腸は健康?セルフチェックをしてみよう
はじめに、ご自身の腸がどんな状態なのか、セルフチェックをしてみましょう。
当てはまる部分が多いほど、腸内環境が乱れているサインと言えます。
☑ お腹の内側から冷えを感じる
☑ 体調不良、風邪を引きやすくなった
☑ 便秘や下痢になりやすい、または続いている
☑ 肌荒れ、吹き出物、くすみが気になる
☑ イライラ、モヤモヤしがち
☑ 運動をする習慣がない
☑ きのこや野菜などはあまり食べない
腸には、栄養素の吸収・老廃物の排出の他にも、ホルモンの合成や免疫機能のコントロールなど様々な役割があるため、上記のチェックシートで当てはまる部分が多かった方は、腸の機能が低下している可能性が考えられます。
腸内環境を整えることが大切な理由
本コラムでも度々腸の大切さについてはご紹介してきましたが、ここで、腸内環境を整えることが大切な理由をおさらいしましょう。
脳や自律神経の状態が整う
腸は脳と「自律神経」を介して繋がっており、腸の状態は自律神経を介して脳に影響を与えます。腸の状態が悪いと、その情報が脳に伝わって憂鬱な気持ちになったり、自律神経が乱れることにも繋がります。
また、自律神経はやる気や集中力を高める「交感神経」と、ストレスを解放して心身をリラックスさせる「副交感神経」から成り立っています。そのバランスが悪くなるとストレスや緊張が増えたり、やる気が出ないといった不調にもつながるため、腸を整えることで心身を元気に保つことができるのです。
免疫力が高まる
風邪やウイルス感染、アレルギー症状などは、免疫力が低下していることが大きな原因です。腸には約70%もの免疫細胞が集まっており、腸は全身の免疫機能をコントロールしているといっても過言ではないため、腸内環境が整うと免疫力が高まり、体調不良や風邪などのトラブルから身体を守ることができます。
便秘による肌トラブル、体型トラブルを防げる
腸の機能が低下して老廃物が腸に溜まったままになると、老廃物は腐敗し、発生した毒素や老廃物が腸から再吸収されることで再び体内をめぐることになります。すると、皮膚には必要な栄養素ではなく毒素などが届いてしまうため、新陳代謝やターンオーバーが乱れ、肌荒れやくすみの原因となってしまいます。
また、そのような状態では体内に必要な栄養素が吸収できずに全身の代謝が落ちたり、老廃物が溜まることでお腹が出たりと、体重増加や体型の変化、全身のだるさにもつながってしまいます。
腸を整えることで腸本来の機能が正常化すると、健康なお肌のサイクルや痩せやすい身体づくりに繋がります。
きのこで菌活が健康的な腸づくりにおすすめなワケ
さまざまな料理と相性が良く、一年中手に入れることができるきのこは、腸が喜ぶ栄養を補いながら、美味しく楽しく効果的に腸内環境を整えます。
そこで、「きのこで菌活」がお通じ改善におすすめの理由をご紹介します。
腸に必要な水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランス良く摂れる
腸を整えるには、海藻などに多い「水溶性食物繊維」と根菜などに多い「不溶性食物繊維」を1:2の割合で摂ると良いといわれていますが、きのこはこの2つをバランスよく含みます。そのため、腸内の善玉菌のエサとなったり、腸の老廃物を絡めとって排出したりと様々な形で腸の健康を守ります。また、きのこは菌類特有の食物繊維を持ち、食物繊維の量だけでなく「種類」も多いため、より効率よく腸を整える効果が認められています。
抗酸化作用で腸の健康を守る「エルゴチオネイン」が摂れる
きのこに豊富に含まれる「エルゴチオネイン」は強い抗酸化作用をもつ、菌類特有の栄養素。腸の老化・酸化の原因となる活性酸素の除去を助け、腸の状態を整えるのに役立ちます。また、ストレスケアにも役立つため、質の良い睡眠を助けることで腸の機能を整える働きもあります。
腸内細菌の働きや腸の細胞を健康に保つ「ビタミンB群」が摂れる
腸内細菌が食物繊維を分解して有用な成分を作り出すためには、ビタミンB1やナイアシン(ビタミンB3)が必要です。腸内細菌の中にはこれらを自分で作り出せる種類もいますが、作り出せない種類もいるため、食事で補ってあげることが欠かせません。
また、ビタミンB2は皮膚や粘膜の健康を保つ栄養素ですが、腸の細胞を健康に保つのにも役立ちます。このように、きのこに豊富なビタミンB群は様々な角度から腸の健康を後押しする栄養素なのです。
上記でご紹介したように、きのこには腸に良い様々な栄養素が含まれています。
急激に気温が下がり寒い日が増える11月。きのこを食事にとり入れることで、腸を整えて健康的な心身とキレイな肌をキープしていきましょう。
今月のおすすめ菌活レシピ
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きのこたっぷり豆乳しゃぶしゃぶ
寒さ対策
きのこには血行を良くするナイアシンが豊富に含まれており、寒さ対策をサポートします。 -
きのことれんこんの甘辛蒸し
心と身体を整える
きのこには気持ちを整えるGABAや、自律神経の集まる腸を整える食物繊維が豊富です。 -
きのこペーストの簡単ハンバーグ
体調管理
きのこに豊富な食物繊維が、免疫細胞の集まる腸を整えることで体調管理を後押しします。 -
霜降りひらたけの味噌マヨ焼き
免疫維持
きのこに豊富なβグルカンは腸の免疫細胞に働きかけることで免疫維持を助けます。 -
霜降りひらたけと魚介のアクアパッツァ
乾燥対策
霜降りひらたけに豊富なエルゴチオネインには抗酸化作用があり、お肌の健康を保ちます。 -
焼き生どんこの炊き込みご飯
腸を整える
きのこに豊富な食物繊維は、腸の老廃物を排出したり腸の善玉菌のエサになることで腸を整えます。
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