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菌活コラム

“なんとなく不調”撃退!菌活で秋のカラダメンテ

2024.09.01
“なんとなく不調”撃退!菌活で秋のカラダメンテ

夏が過ぎ、ようやく厳しい暑さもひと段落する9月。しかし、長期予報では今年の9月は例年より気温が高く、残暑が厳しくなると予想されています。
また、暑さが和らぐこの時期は、7・8月の暑さによる疲れが表面化したり、不安定な天候により自律神経が乱れやすくなったりするため、だるい・やる気が出ないなど「なんとなく不調だな」と感じる機会が多くなります。
夏の疲れが溜まった心身を癒し、秋を元気に迎えるためにも、この時期は食生活からケアをしていきましょう。

INDEX

「9月病」の兆候を事前チェック!不調を感じる前に対策しよう

皆さんは、「9月病」という言葉をご存知ですか?9月病とは、もともとは夏に長期バカンスをとるヨーロッパで生まれた言葉。長い休みが続いた後、なかなか仕事モードに戻れない人が心身の不調に陥りやすくなることから9月病と呼ばれるようになったそうですが、日本では意味が少し異なり、猛暑による夏の疲労が表面化したり、台風やゲリラ豪雨など気象の変動が大きかったりすることが原因となり、特有の体調不良を感じやすくなることから「9月病」と呼ばれています。

ぜひ、下のチェックリストで9月病の兆候があるか確認してみましょう。春や夏の自分と比べて、次のうち、合計4つ以上チェックがついたら9月病の可能性があるかもしれません。

【9月病チェックリスト】

□朝、寝床から出るのが億劫だ
□通勤・通学が苦痛に感じる
□体がだるく感じる
□日中、頭がぼんやりしている
□食欲低下や消化不良がある
□漠然とした不安がある
□自分に自信が持てない
□目先のことに集中できない
□人から軽視されていると感じる
□身近な人に当たってしまう
□何をするにも億劫だ

不調撃退の鍵は「腸」の調子を整えること!

では、どのように9月病を予防、あるいは解消すればいいのでしょうか。まず意識したいのは食事から自律神経を整えることです。

自律神経の多くは腸に集まっているため、自律神経を整えるためにはまず「腸」の調子を整えることが第一です。さらに、季節の変わり目は気圧の変化によって自律神経が乱れるため、腸も不調となり、便秘などの症状も起こりやくなります。そのためお通じ改善の意味でも、この時期は腸ケアに力を入れることが健康作りへの近道となります。

腸を整えるには、食物繊維が重要です。食物繊維は腸の老廃物を絡め取って排出する、カサを増して排便を促す、善玉菌のエサとなって腸内環境を整えるなどの効果があります。食物繊維が豊富な食材といえば、きのこ類をはじめ、海藻類や根菜類がありますが、中でも効率よく腸を整えるのが「きのこ」です。

人の腸に棲む善玉菌には個人差があり、善玉菌は種類によってエサにできる食物繊維が異なるという特徴があります。きのこは菌類ゆえに、菌類特有の分解酵素を持つなどの理由から、様々な食材の中でも食物繊維の種類が豊富と言われています。そのため、多くの方の腸を効率よく整える効果が期待できるのです。
きのこは1年を通じて手軽に手に入る食材でもあるので、ぜひ毎日の食事に取り入れてみてください。

自律神経のバランスを保つための3つの生活ポイント

食生活に加えて、この時期に自律神経を整えるために取り入れたい生活習慣の工夫を3つご紹介します。

  1. 入浴の際は、ぬるめのお湯(37〜39℃)に20分〜30分浸かる
  2. 就寝前にストレッチを行う
  3. 朝、起きたら朝日を浴びる

いずれの行動も、副交感神経を優位に働かせ、血圧や心拍数を下げ、リラックス効果をもたらします。それにより睡眠の質が高まり、より効率よく自律神経を整えることに繋がるのです。

夏の疲れが徐々に出てくる9月は、心身の小さな不調を見逃さず、食事や生活習慣を工夫してセルフケアをすることが秋に向けた健康作りのポイントです。きのこなどの食物繊維が豊富な食材を取り入れて、残暑の時期も元気に過ごしていきましょう!

今月のおすすめ菌活レシピ

profile

池田 正典
医療法人雨宮病院 副院長 / 群馬大学医学部 卒業

渡邉 華帆
雨宮病院リハビリテーション部 / 理学療法士

志摩 龍之介
雨宮病院リハビリテーション部 / 理学療法士

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