子育てLabo
子育てLabo

子どもが抱える〝春の隠れストレス〟は、きのこのパワーで撃退!

アイキャッチ

春の不調は、自律神経の乱れが原因

季節の変わり目は、気温や気圧の変動などによって、大人でも体調を崩しやすい時期です。特に、冬から春へと移り変わる時期は、温かい日が増え、気持ちがウキウキして、つい、薄着になってしまったり、厚着で出かけたところ汗をかいてしまったり。知らないうちに体を冷やしてしまうことも珍しくありません。

さらに春は、入園、入学、進級によるクラス替えなど、子どもの生活環境が大きく変化します。風邪やインフルエンザなど、冬場に流行った感染症が減ってくる一方、なんとなくだるい、おなかの調子が悪い、やる気が出ない…といった不調を抱える子どもが増えます。

子どもの生活環境が大きく変化

このような子どもの不調の多くは、自律神経の乱れが原因。自律神経とは、呼吸や睡眠、体温調整など、無意識に働く神経のことで、心身をリラックス状態に導く「副交感神経」と、心身を活動モードに導く「交感神経」の2種類があります。

2つの交感神経はバランスが大事。どちらかが優位になりすぎる状態が続くと、体の機能が乱れて不調が起こります。特に注意が必要なのは過度なストレス。つまり、ストレスこそ、春の不調の原因なのです。

子どもは、小さな身体で密かにストレスを受け止めている

「子どもにもストレスがあるの?」と思われるかもしれませんが、子どもの心身はとても繊細。自分では理解できていなくても、環境の変化を敏感に感じ取り、小さな体で密かにストレスを受け止めています。気づかないうちに子どもは〝隠れストレス〟を溜め、それが限界を超えれば、あらゆる不調が現れます。だからこそ、大人は子どもの様子をしっかりと見て、対処してあげることが大切なのです。

春に多くなるストレスの1つが、気温や気圧の変化は、暑さや寒さといった直接的なストレス。大人でも、気温の変化が大きいときは、疲れやすくなりますよね。環境における経験値が低い子どもの場合、気温の変動に対するストレスも相当大きくなるでしょう。

特に心配なのは、エアコンが効いた温かい部屋で冬場を過ごしてきた子ども。外の気温の変化に対して自律神経の切り替えがうまくできず、汗をかけなくなったり、体温調整がスムーズにできず、心身への負担が高まり、疲れやすくなったり、風邪を引きやすくなるケースが増えます。

気温の変動に対するストレス

春は「三寒四温」。寒い日、温かい日が目まぐるしく訪れます。こうした自然環境へのストレスに対応できる身体を作るためにも、日頃から運動をして汗をかく、薄着に慣れるなどの準備をしておくとよいでしょう。

子どもにとって、もうひとつの大きなストレスとなるのは、生活環境の変化です。初めての通園、通学、クラス替えといった生活環境の変化は、交感神経を優位にさせ、心身は活発になります。新しい友だちとの出会いに大はしゃぎ!といった楽しそうな様子は微笑ましいものですが、子どもの心身は大きな緊張を抱えているかもしれません。下記のようなストレスなサインが数日間、数週間も続く場合、疲れ、不眠、腹痛、頭痛、発熱などが起こることもあります。

こんなサインがあったら注意!
落ち着きがない
なかなか寝付かない
食事の量が減った
朝起きられず、ぐずることがある

生活リズムを整え、食事で十分な栄養補給を

こうした子どもの不調を防ぐための基本は、生活リズムを整えること。そして体の機能を整える栄養素をしっかりと摂ることです。休みの日も、寝坊してダラダラ過ごすのはNG。毎朝同じ時間に太陽の光を浴び、朝食をとることで、体内時計がリセットされ、自律神経も整います。

夜はできるだけ強い光を避けてあげましょう。スマホやパソコンの画面から発せられる光は、例え小さくても視神経に刺激を与え、心身を覚醒に導き、寝付きが悪くなったり、睡眠の質が下がって疲れが取れにくくなります。夕食後は、心身を休息モードに切り替えていくために、スマホやパソコン、テレビを見る時間を減らし、お風呂に浸かってリラックスモードに導いてあげてください。

エネルギーを生み出すための食事は重要

また、身体の材料となり、心身の機能を調整し、エネルギーを生み出すための食事は重要です。「うちの子、寝起きが悪くて、ぐずって朝ごはんを食べない…」そんな状態が続いているなら、すぐにでも改善が必要です。まずは、夜更かしや夜遅くのゲームをやめて、早めに就寝する習慣をつけること。そして、少しずつでもいいので、規則正しく食事を取ることから始めましょう。

疲労回復、神経伝達に欠かせないビタミンB群を、きのこで強化!

子どもには自覚がないかもしれませんが、疲れが溜まっているケースもあります。そんなときは、ビタミンB群の強化を。ビタミンB群とは、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、葉酸、パントテン酸などの総称で、代謝を促し、疲労回復に力を発揮するほか、神経伝達にも欠かせません。つまり、ストレス対策にもおおいに力を発揮する栄養素なのです。

そこでオススメしたいのがきのこです

そこでオススメしたいのがきのこです。きのこといえば、食物繊維が多いというイメージがありますが、実はビタミンB群も豊富に含まれています。きのこに含まれる食物繊維は、腸の働きを活性化させ、お通じ改善、腸内環境改善に働き、腸内での栄養吸収をスムーズにしてくれるます。自律神経が集まっている腸を整えることで、心身がリラックスし、疲労回復にもつながります。また、きのこにはリラックス効果のあるGABAも含まれているので、緊張しがちな春の心身をリラックスさせてくれること間違いなしです。

たとえば、ビタミンB群を多く含むきのこに、GABAを含む蒸し大豆、抗ストレス作用のあるビタミンCを含むレモンを合わせた「きのこと大豆のレモンマリネ」や、熱に強いビタミンCを含むジャガイモ、GABAを含む味噌を合わせた「きのことジャガイモの味噌汁」も、子どものストレス対策にぴったり! ビタミンB群は水に溶け出す性質があるので、電子レンジ蒸しにしたり、スープにして溶け出した栄養も無駄なくいただきましょう。

そのほかのおすすめレシピ

新しい季節、気づかぬうちに、子どもの心と身体には想像以上の負荷がかかっています。元気に遊び、学べる環境を整えてあげるためにも、日々の食事にきのこのパワーを上手に取り入れてはいかがでしょうか。

プロフィール
藤岡操(栄養士・フードコーディネーター)
出版社勤務を経て独立。フリーの編集者・栄養士として、雑誌や書籍にて、ダイエット、健康、筋トレなどに関する企画や、食文化、ライフスタイル企画で編集、執筆を担当。また、フードコーディネーターとしして、広告、フードカタログへのレシピ提案、料理、スタイリングも行う。
  • 子ども

きのこらぼに無料会員登録をしていただき、ログインした状態で記事をご覧いただくとポイントがもらえます。
貯まったポイントは、プレゼント応募にご利用いただけます。

あなたにオススメのコラム&レシピ