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菌活コラム

『肌は腸を映す鏡』。腸を整えて春のキレイを手に入れよう!

2025.02.24
『肌は腸を映す鏡』。腸を整えて春のキレイを手に入れよう!

2月も残りわずかとなり、春本番に向けて日中は少しずつ日差しが温かくなるなど、春の訪れを感じる季節になりました。春のファッションやコスメなどもお店に並び、春本番に向けて気持ちが高まりますね♪
一方この時期は、空気の乾燥や紫外線、花粉の飛散など肌の負担も増え始める時期。加えて、寒暖差が大きくなることから、美容の要である「腸」の調子も乱れやすくなります。『肌は腸を映す鏡』とも呼ばれており、この時期は腸を整えることがキレイへの第一歩!日々の食事で、健やかな肌を作っていきましょう♪

INDEX

春の不調は腸が原因?「腸」にまつわる春の不調

冬から春へと季節が移ろう時期は、寒暖差から腸内環境が乱れやすく、肌トラブルに加えて様々な不調が起こりやすくなります。そこでまず、春に感じやすい「腸」にまつわる不調についてご紹介します。

環境の変化によるストレス

新生活や新年度が始まる春に向けて準備を始めるこの時期は、仕事も日常生活も慌ただしくなりがちに。引っ越しを伴う転勤やお子様の進級などで新生活の準備をしているという方もいるかもしれません。脳と腸は密接に繋がっているため、慌ただしい毎日からストレスを感じると腸は乱れやすくなり、反対に、腸が乱れているからこそストレスを感じやすくなるということもあります。

寒暖差疲労

温かく過ごしやすい日もあれば、冬を感じるように寒い日もあるこの時期。
不安定な気候や寒暖差の大きい日が続くと、体内のバランスを調整する自律神経が乱れやすくなります。自律神経は腸と深く関わりがあるため、自律神経が乱れることで腸の動きが悪くなり、また、腸の動きが悪くなることで自律神経がさらに乱れる、といった悪循環が生まれやすくなります。

花粉による不調

春は花粉の飛散量が一気に増えるため、アレルギー症状に悩む方も多くいらっしゃいます。腸は免疫機能を司っているため、腸の状態が良ければ花粉症の症状を緩和することができます。しかし、腸の動きが悪くなりやすいこの時期は、免疫機能も低下しやすく、花粉によるアレルギー症状が出やすくなると考えられます。

腸の役割をおさらい!腸が大切な理由とは

不調を緩和し、キレイで健康な日々を過ごすためには、腸を整えることが一番の近道です。ここでは、腸の役割を改めてご紹介します。

<主な腸の働き>

  • 栄養の消化・吸収
  • 老廃物の排出
  • 免疫機能を司る
  • ビタミンやホルモンの生成
  • 自律神経の動きに関与する

このように腸は様々な働きを行う器官。腸は「考える臓器」とも呼ばれているため、腸の調子が良ければ、身体に必要な栄養素を吸収したり、合成したり、老廃物を排出したり、外敵と戦ったりと、私たちの健康に関わる様々な働きを担ってくれます。言い換えれば、腸の健康が、私たちの健康のカギ、そして美容のカギでもあります。ぜひ、腸を健康に保つことで元気な日々を過ごしましょう。

きのこには、腸を健康に保つ効果がたくさん!

美容のためにもケアしたい「腸」。腸ケアには、「きのこ」が手軽でおすすめです。ここでは、きのこと腸ケアの関係をおさらいしていきましょう。

「食物繊維」が免疫細胞や自律神経の集まる腸を整える

きのこに含まれる「食物繊維」は、体内の老廃物の排出を促したり、「善玉菌」のエサとなることで腸を整える働きがあります。中でも、菌類である『きのこ』は多くの種類の食物繊維を含むと言われていますので、効率よく腸を整えるのに役立ちます。

免疫力向上、代謝改善などに効果的な「短鎖脂肪酸」を増やす

「短鎖脂肪酸」は、腸内細菌がきのこなどの食物繊維をエサにして増える脂肪酸で、腸内環境の改善、免疫機能の向上、代謝機能の向上など、腸をはじめ、全身の健康に役立ちます。きのこを定期的に食べることで短鎖脂肪酸が増えたという臨床研究結果も報告されています。

活性酸素を抑える「エルゴチオネイン」が豊富

きのこに豊富な「エルゴチオネイン」は、強い抗酸化作用を持ち、老化や生活習慣病などさまざまな不調の原因となる活性酸素を抑える役割があります。抗酸化作用は美容のためはもちろん、腸の健康を維持するためにも重要なため、美容や腸ケアを後押しします。

長引く寒さがようやく落ち着き始め、春の訪れを少しずつ感じ始める時期。春本番をキレイで健康に楽しむためにも、「きのこ」を食事にとり入れたり規則正しい生活習慣を意識したりして、腸から整えていきましょう。

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