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ライフアップコラム

お料理が引き立つ「器」選び!新年からはじめる心豊かな食卓づくり

2025.01.20
お料理が引き立つ「器」選び!新年からはじめる心豊かな食卓づくり

新しい年を迎え、「何か新しいことに挑戦したい」と思っている方も多いかもしれません。
そんな時、食卓から始める素敵な変化として、「器選び」に注目してみてはいかがでしょうか?

日本の繊細な和食器から海外の洋食器まで、それぞれの魅力を知ることで、毎日の食事時間がより豊かになっていくのではないでしょうか。

そこで今回は、食卓をさらに素敵に、料理をさらに美味しくするための、器の選び方や素材・産地の特徴、和洋食器の取り入れ方などとともに、うま味の宝庫「きのこ」を活かした菌活レシピをご紹介します。

INDEX

知って楽しい!「器」で変わる食卓の景色

器には、形や素材、産地の違いによるそれぞれの個性があり、その特徴を知ることで食卓づくりの幅が広がります。ここからは、器の特徴と共に、料理が映える器選びのポイントをご紹介します。

料理に合わせて選ぶ「器の形」

用途に合わせた器の形を選ぶことで、料理がより魅力的になります。

椀:汁物に最適で、深さがあることで温かさと香りを閉じ込めてくれます。
平皿:刺身や焼き物など、食材の美しさを引き立てたい料理におすすめです。
縁付き皿:どんぶりものやパスタなど、汁気のある料理に重宝します。
鉢:和え物やサラダに適していて、小鉢は一人分の副菜や鍋の取り鉢にも使えるのが特徴です。

最近では、北欧のスープボウルや、イタリアのパスタ皿といった海外の個性的な器も人気です。和洋を組み合わせた器選びを楽しむのもいいですね。

「素材」で変わる食卓の雰囲気

また、器の素材によっても食卓の雰囲気が大きく変わります。

陶磁器:食器の代表的な素材で、「陶器」や「磁器」などの総称。この2つの主な違いは、陶器は陶土と呼ばれる粘土が主な原料で、磁器は陶石(磁石)を粉砕した石粉が主な原料です。そのため陶器は土の質感を活かした温かみが魅力で、磁器は白く滑らかな上品さが特徴的です。
漆器:艶やかで上品な存在感が特徴的。保温性に優れ、手に持った時の心地よさも魅力です。お椀やお重など、和の席を格調高く演出してくれます。
木製:自然の温もりと扱いやすさが魅力で、テーブルに優しい雰囲気をもたらしてくれます。

このように、各素材の特性を活かすことで、目的に合わせた豊かな食事の時間を演出することができます。

「産地」で選ぶ、器の楽しみ方

また日本各地には、その土地ならではの特徴を持つ焼き物(陶磁器)があり、それぞれに魅力的な個性があります。以下ではその一例をご紹介します。

「有田焼」(佐賀県):日本を代表する磁器の一つ。白磁の美しさと繊細な絵付けが特徴で、お料理の彩りを引き立ててくれます。
「益子焼」(栃木県):陶器の一つ。粘土の性質上、厚手でぽってりとした、素朴で温かみのある風合いが魅力。職人の手作業による優しい風合いは、日々の食卓に温もりを添えてくれます。
「瀬戸焼」(愛知県): 日本の歴史ある6つの窯「日本六古窯」のうちの1つで1000年の歴史をもつとも言われています。陶器・磁器どちらも生産されており、焼き上がりが白く、釉薬で描かれた多彩な色絵が美しく引き立ちます。

産地が持つ個性を知ることで、器選びの楽しみが一段と深まります。

海外食器の魅力と特徴

ここまで、器の種類や日本の伝統的な焼き物について紹介してきましたが、海外の食器も大変人気があります。海外の食器は、その国ならではの文化や伝統が感じられるデザインが魅力。例えば北欧の食器は、モダンなデザインが人気で使いやすく、毎日の食卓にもぴったりです。一方、ヨーロッパの食器は、華やかで品格のあるデザインが目を引きます。

海外の個性豊かな食器を取り入れることで、食事の時間がもっと楽しくなるのではないでしょうか。

毎日の食卓をもっと素敵にするヒント

また、日々の食卓をより豊かにするために、和洋食器を組み合わせたり、季節の演出を楽しんだり、特別な日と日常の使い分け(ハレとケ)を意識してみるのもおすすめです。
続いてこちらでは、小さな工夫で、いつもの食事時間を特別なひとときに変えるポイントをご紹介します。

和食器と洋食器を組み合わせる

和洋の器を組み合わせると、食卓に新鮮な魅力が生まれます。例えば北欧デザインの器は、特に和食器との相性が良く、シンプルな中にも個性が光ります。

具体的な選び方としては、まずは、主役となる器を選び、それに調和する色や形の器を合わせていくのがコツです。時には、鮮やかな一枚をアクセントとして加えると、テーブルが華やかに仕上がるでしょう。

四季を取り入れた「器」使い

四季に合わせた器選びは、日本の食文化を感じられる素敵な楽しみ方の1つです。例えば春には、桜模様や淡いピンク色の器、夏は涼しげなガラス製や青系の器、秋は深みのある色味の器、冬は温かみを感じる赤や黒色の器など、季節に合わせた器選びを楽しんではいかがでしょうか。
旬の食材と器の組み合わせで、食卓からも四季の移ろいを感じることができます。

「ハレとケ」を演出する

特別な日も、普段でも、同じ食器を使用することが多いかもしれません。しかし、日本人ならではの感覚である「ハレ(非日常)」と「ケ(日常)」を器選びから意識してみるのもおすすめです。
例えば、お正月やお祝いごとの晴れの日には、華やかな器や金銀の器で特別感を演出し、普段はシンプルで落ち着いた色合いの器を使う。このように器を変えることでメリハリが生まれ、暮らしに豊かなリズムと楽しみを生み出してくれるはずです。

大切な「器」を長く使うためのお手入れ方法

お気に入りの器を長く使うためには、素材に合わせたお手入れも大切です。最後に、素材ごとに気をつけたいお手入れのポイントをまとめていますので、参考にしてみてください。

陶磁器:中性洗剤と柔らかいスポンジで丁寧に洗い、水気をしっかり拭き取りましょう。
漆器:中性洗剤で優しく洗います。急激な温度変化に弱いので、熱湯や冷水の使用は控えると長持ちします。洗った後は水気をしっかり拭き取り、湿気の少ない場所に保管しましょう。
木製: 強く洗わず、優しく洗います。しっかり乾燥させたら、風通しの良い場所で保管を。

素材の特性に合ったお手入れを心がけることで、お気に入りの器を長く大切に使うことができます。

器をもっと楽しむ!うま味の宝庫「きのこ」のおすすめの取り入れ方

器は、中に入れる料理があってこそより楽しめるのかもしれません。

きのこの豊かな香りと味わいは、お料理に深みを加えます。中でも注目したいのが、「グルタミン酸」と「グアニル酸」という2つのうま味成分です。きのこは食材の中でも珍しい、2種類のうまみ成分を含む食材。これらが相乗効果を生み出し、うま味をより強く感じることができます。

うま味成分には、少ない塩分でも美味しく感じられる効果があるため減塩にもつながり、健康的な食卓づくりにも役立ちます。

また、きのこは香りが豊かな食材でもありますが、香りを楽しむ料理には、陶器や、土鍋など深めの器がおすすめです。特にリゾットや煮込み料理では、香りを閉じ込めて豊かな味わいを楽しむことができるでしょう。

以下では、きのこのうま味を楽しむおすすめのレシピを4つピックアップしてご紹介しています。ぜひ、今回ご紹介した器の特徴もお楽しみいただきながら試してみてくださいね。

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