PAGETOP
ライフアップコラム

記憶力アップや心の健康にも!「運動」のメリットとあなたにあった運動方法をご紹介

2024.05.20
記憶力アップや心の健康にも!「運動」のメリットとあなたにあった運動方法をご紹介

温かい太陽の日差しと涼しさの残る風が気持ちのよい初夏。そんな季節は、屋外で身体を動かしたくなる方も多いことと思います。

ダイエットや健康維持、仲間づくりなど、運動を行う理由は人によって様々にあります。
しかし、令和元年に実施された厚生労働省の「国民健康・栄養調査報告」によると、全年代で運動習慣がある人は男性33.4%、女性25.1%に留まっており、過去10年と比較すると男性は過去3番目に少なく、女性は過去最も低い水準であることが明らかになっています。

定期的な運動は体を健康に保つだけではなく、心や脳の状態を若々しく保ったり、様々な病気を予防したりとメリットがたくさんあります。
今回は気持ちの良い初夏に身体を動かしたくなるような、運動のメリットや個人の目的にあったおすすめの運動方法などを紹介していきます。

INDEX

・脳も心も健康に! 身体を動かすことのメリットとは
・あなたにおすすめの運動を目的別に診断!
・忙しい毎日の中でも!誰でも簡単にできる生活の工夫
・身体をつくる「食事」を意識して運動をさらに楽しもう

脳も心も健康に! 身体を動かすことのメリットとは

はじめに、運動をすることのメリットをご紹介します。身体を動かすことで、以下のようなメリットが得られます。

病気のリスクの低下

身体を動かすことで、病気を予防し、死亡リスクを低下させることが可能です。
ケンブリッジ大学の研究結果では、週に75分(1日約10分)、早歩きやサイクリング、ハイキングなどの運動を行うことで病気のリスクを軽減できることが明らかになりました。
具体的には以下のようなリスク軽減が見込めるといわれています。

・心血管疾患 17%のリスク軽減
・頭頸部がん、骨髄性白血病、骨髄腫など 14~26%のリスク軽減
・がん(肺、肝臓、子宮内膜、結腸、乳) 3~11%のリスク軽減

その他にも、定期的な運動習慣は体重や体脂肪、筋肉量などを適正に保ち、生活習慣病を予防することに繋がります。このように、毎日身体を動かすことで、さまざまな病気のリスクを低下させることができると考えられます。

記憶力アップなど、脳の活性化に

アメリカ・ピッツバーグ大学の行った研究によると、運動することで特に記憶力を司っている「海馬」で脳機能を高める物質が増えることがわかっています。また、スウェーデン大学の研究によれば、2分~1時間の有酸素運動(ジョギング、自転車)を行うことで、記憶力や問題解決能力の向上が見られたという結果が明らかになりました。

これらのことからも、定期的な運動習慣は、脳機能を向上させると考えられます。

心の安定やストレス耐性がつく

また、運動をすることで、脳の快楽系と報酬系を制御している「ドーパミン」や「セロトニン」といったホルモンの分泌が増加し、落ち込んだ気持ちを回復させたり、ストレスをケアしたりする効果が期待できます。
Dishman et al(2006)の研究ではランニングなどで身体を動かすと、セロトニンと呼ばれる幸せホルモンを分泌する神経の代謝が高まることが明らかになっています。

このように身体を動かすことで現代病である「ストレス」耐性が高まったり、うつ病を予防したりする効果も期待できます。

あなたにおすすめの運動を目的別に診断!

ここでは、それぞれの運動の特徴と共に、皆さんの目的にあわせてどんな運動がおすすめかをご紹介します。
以下のチェックシートの質問で、該当しているものにチェックをつけてみましょう。

1~3が多かった方▶「1.ジョギング」へ
4~6が多かった方▶「2.筋トレ」へ
7~9が多かった方▶「3.ストレッチ」へ

1.ジョギング

ジョギングとは、有酸素運動の1種であり、時速6.4km未満で走ることです。速度としては早歩き程度のスピードになります。

外で運動をしたい、外出のついでに運動をしたいと思っている方に特におすすめです。外出先にわざわざ特別な道具をもっていかなくても、いつでも簡単に取り組めます。
ジョギングをすることで以下のような効果が期待できます。

・血行改善
・デトックス
・脂肪燃焼

自分が気持ちよくいられるペースで走る「ジョギング」は運動習慣がない方にもおすすめ。初夏の風を感じながら、ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。

2.筋トレ

筋トレとは、筋肉を鍛えるために行う運動であり、無酸素運動の1種になります。筋肉を育て上げ、肥大化させることが目的です。

美しい身体作りをしたい、脂肪を落としたいと思っている方に向いています。筋トレをすることで筋肉に負荷がかかり、筋量が増加します。加えて、脂肪を効率よく分解することが可能です。その結果、脂肪の少ない美しい身体を実現することができるでしょう。

最近ではトレーニンググッズも様々なところで購入できるようになり、家でも手軽にできるようになりました。筋トレをすることで以下のような効果が期待できます。

・姿勢の改善
・体力がつく
・ダイエット、ボディメイク

スリムで美しい身体づくりをしたい方や、体力をつけたい方には特におすすめの運動です。

3.ストレッチ

ストレッチとは有酸素運動の一種で、身体を伸ばしたり、柔らかくしたりする運動です。

短時間で手軽にできる運動をしたい、肩こりや腰痛などの身体の悩みを解決するのに効果的なためちょっとした運動をしたい方に合っています。ストレッチをすることで体がほぐれ、血流が良くなります。
加えて、短時間でいつでも行えるのもメリットで、最近では椅子に座ったままできるストレッチなどもあります。

ストレッチをすることで以下のような効果が期待できます。

・血行改善や筋肉の弛緩
・腰痛や肩こりに起因する全身の痛みの軽減
・睡眠の質改善

睡眠前のルーチンに取り入れることで、一日の疲れをケアして質の良い睡眠を作ることにも繋がります。手軽に取り組めるため、ちょっとした運動を日々に組み込みたい方には最適です。

忙しい毎日の中でも!誰でも簡単にできる生活の工夫

運動が身体に良いことはわかっていても、身体を動かす時間がない、という方もいらっしゃると思います。そこで最後に、日常生活の中で運動量を増やす工夫の一例をご紹介します。

・駅や会社で階段を使うようにする
・早歩きを意識する
・1駅前で降りて歩いて帰る
・通勤方法を徒歩や自転車に変える
・バスや電車では立つようにする
・家でスマホを使うときは立つようにする
・日常生活の「姿勢」を意識する

はじめは、毎日継続しやすい工夫を生活に組み込むことで、運動への意識を具現化したり、体力をつけたりすることが大切です。それを繰り返して行くうちに、様々な運動にもチャレンジしてみていただければと思います。

身体をつくる「食事」を意識して運動をさらに楽しもう

健康な体づくりや脳のパフォーマンス向上が見込める「運動」ですが、資本となる「身体」は食べたものから作られるため、運動の効果を最大限引き出すためにも、バランスの良い食事を心がけることが大切です。

そこでおすすめなのが「きのこ」です。
きのこは低カロリーなうえ、糖質を代謝してエネルギーを作るビタミンB1、タンパク質を代謝して筋肉づくりを助けるビタミンB6、丈夫な骨づくりに欠かせないビタミンD、筋肉の正常な動きを助けるカリウム、栄養素の吸収を行う腸を整える「食物繊維」など運動する身体に必要な栄養素がたくさん含まれています。
そこで、今回は運動を楽しむ方におすすめのレシピを4つご紹介します。
美味しく食べて、初夏の運動をもっともっと楽しんでいきましょう♪

きのこらぼに無料会員登録をしていただき、ログインした状態で記事をご覧いただくとポイントがもらえます。
貯まったポイントは、プレゼント応募にご利用いただけます。