【花火】夏の夜空を彩る高揚感と、ふと訪れる切なさ。夏の夜に楽しみたい年代別ソング
2025.08.01
夜空に大輪の花が咲き、夏の訪れを実感する8月。各地で花火大会が催され、その一瞬の輝きに心を奪われます。一瞬で燃え上がり静かに消えていく様は、夏の楽しさと過ぎゆく季節への寂しさをも感じさせるようです。
今月はそんな夏の風物詩「花火」をテーマに、夏の夜空を彩る高揚感と、ふと訪れる切なさを映し出すような年代別ソングをピックアップしてお届けします。夜空に咲く大輪を見上げる時の胸の高鳴り、そして祭りの後の静けさに感じるノスタルジー。夏の夜に楽しみたい様々な「花火の情景」を映し出すプレイリストで、この季節ならではの特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
記事の最後には、そんな夏の夜長に楽しみたい、旬食材を使った涼も楽しむおすすめの菌活レシピもご紹介していますので、ぜひご覧ください。
INDEX
紹介楽曲が聴ける!オリジナルプレイリスト
※楽曲をフルでお聴きいただく場合は「Spotify」アプリをダウンロードのうえ、ぜひお楽しみください。
昭和 -showa-

① 線香花火 / さだまさし
タイトルがまさにテーマを象徴する、さだまさしの初期の名曲。線香花火の小さな光が、儚く燃えては消えていく様を、大切な人との過ぎ去った日々に重ね合わせています。アコースティックギターの優しい音色と物語を紡ぐような歌声が、夏の終わりの切ない情景を鮮やかに描き出し、胸に染み渡ります。
② 君は天然色 / 大滝詠一
イントロが流れた瞬間に、夏の日のきらめきが蘇る魔法のような一曲。色褪せた思い出が、再び鮮やかな色彩を取り戻していく様を描いた歌詞は、夜空をカラフルに染める花火の情景と重なります。夏の楽しさと、ふとした瞬間に訪れる切なさを表現した永遠のサマー・クラシックです。
③ 真夏の果実 / サザンオールスターズ
夏の終わりに聴きたいラブソングの金字塔。桑田佳祐の切ないボーカルと哀愁を帯びたメロディが、忘れられない夏の恋の記憶を呼び覚まします。花火が終わった後の、熱気を帯びた静かな夜の闇に響き渡るような、感傷的で美しいバラード。日本の夏の「切なさ」を表現した名曲です。
④ DESIRE -情熱- / 中森明菜
イントロから聴く者を惹きつける、情熱的でドラマティックなナンバー。ボブカットに着物風の衣装という斬新なスタイルも話題となりました。夜の闇を切り裂くような緊張感と、内に秘めた激しい想いが爆発する様は、一瞬で咲き誇る大輪の打ち上げ花火のよう。夏の夜を妖艶に彩る一曲です。
⑤ シャイニン・オン 君が哀しい / LOOK
突き抜けるようなハイトーンボイスと、きらびやかなサウンドが印象的な80年代の名曲。タイトル通り、夜空に輝く光(シャイニン・オン)が大切な人を想う切ない気持ちを照らし出します。その輝きは一瞬で夜空を彩る花火の光のようでもあり、ノスタルジックな夏の夜の情景を思い起こさせます。
平成 -heisei-

① 打上花火 / DAOKO × 米津玄師
アニメ映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の主題歌。まさに花火がテーマの、平成を代表するヒット曲です。DAOKOのウィスパーボイスと米津玄師の切ない歌声が、花火の美しさと夏の終わりの寂しさを見事に表現。夜空に「パッと光って咲いた」情景が目に浮かぶ、幻想的な一曲です。
② 天体観測 / BUMP OF CHICKEN
午前二時の踏切で、二人で見上げた夜空の物語。ほうき星を探すという行為は、花火を見上げる高揚感や、隣にいる誰かとの特別な時間の共有と重なります。疾走感のあるバンドサウンドと、若さゆえの焦燥感や純粋さを描いた歌詞が、夏の夜の忘れられない思い出の「熱」を呼び覚ます名曲です。
③ 花火 / aiko
夏の夜の恋愛模様を描いた、aikoの代表曲。「夏の星座にぶらさがって」という有名なフレーズに、胸を高鳴らせた方も多いはず。ピアノのイントロから切なくも高揚感のあるサビへの展開が、花火が上がる瞬間のときめきを情景たっぷりに表現しています。
④ There will be love there -愛のある場所- / the brilliant green
90年代のオルタナティブロックを象徴する、切なくも力強い一曲。物憂げな雰囲気から始まり、サビで一気に感情が開放される展開は、静かな夜空に打ち上がり、壮大に花開く一輪の花火のよう。川瀬智子の独特な浮遊感のあるボーカルが、夏の夜の感傷と高揚感を同時に表現してくれます。
⑤ リライト / ASIAN KUNG-FU GENERATION
アニメ『鋼の錬金術師』の主題歌としても絶大な人気を誇るロックナンバー。イントロから爆発するようなギターサウンドと、感情を絞り出すようなボーカルが特徴です。溜め込んだ想いを「リライト(書き換え)」するかのように叫ぶ様は、夏の夜空に打ち上がる花火の壮大な解放感と重なります。
令和 -reiwa-

① 宿命 / Official髭男dism
夏の高校野球応援ソングとして書き下ろされた、壮大な一曲。目標に向かって全てを懸ける若者たちの「熱」と、夢が叶う瞬間の高揚感、そして敗者の涙という切なさも描かれています。それはまるで、夜空に咲く花火そのもののようです。
② 夏恋センセイション / マカロニえんぴつ
タイトル通り、夏の恋の高揚感をストレートに歌った、アップテンポなロックナンバー。キャッチーなメロディと疾走感あふれるバンドサウンドが、花火を見る時の気持ちの高鳴りを象徴するようです。「浴衣」「花火」「林檎飴」など、花火大会の情景も髣髴とさせる夏の一曲です。
③ SPARK-AGAIN / Aimer
アニメ『炎炎ノ消防隊 弐ノ章』OP。タイトル通り「再び火花を散らす」ことを歌った、疾走感あふれるロックナンバーです。Aimerのエモーショナルな歌声が、逆境の中でも失わない情熱の「火」を表現。夜空を切り裂く閃光のようなギターサウンドが、花火の持つ激しさと高揚感をストレートに伝えます。
④ 三原色 / YOASOBI
人と人が再び繋がることの喜びを歌った、疾走感あふれるナンバー。軽快なビートとカラフルなサウンドが久しぶりに会う仲間たちと楽しむ夏祭りや花火大会の情景に重なります。離れていた時間が嘘のように、一瞬で心を一つにしてくれるような、夏の高揚感に満ちた一曲です。
⑤ Magic / Mrs. GREEN APPLE
夏の始まりを祝福するような、高揚感と多幸感に満ちたポップロックナンバー。炭酸の泡が弾けるようなキラキラしたサウンドと、どこまでも伸びていくボーカルは「花火」を見ている時の高揚感と重なります。「魔法」のような特別な夏の瞬間を予感させる、ポジティブなエネルギーに満ちた一曲です。
夏の夜に楽しみたい、旬食材を使ったおすすめ菌活レシピ
NEXT ▶ 次回は「夕暮れ」をテーマに、空が美しく色を変える時間、一日の終わりに見せる安らぎと切なさを映し出すプレイリストをお届けします。