きのこで菌活・腸活!2週間毎日きのこを食べると、お通じや腸内環境はこう変化する!
2023.11.17
研究日誌をご覧くださりありがとうございます!研究員の川井です。
私たちは日々、きのこの腸内環境に対する様々な効果を研究しています。
きのこを食べることで腸内環境がよくなったり、太りにくくなったりという結果は様々に得られていますが、では、便秘気味の方に食べていただいたらどうなるのでしょうか?
今回は、「便秘気味の方」を対象とした実食試験の結果とともに、きのこの効果をご紹介していきます。
2週間毎日きのこを食べると、便通や腸内環境にどんな影響があるのかを詳しく調べるプロジェクト、題して『きのこ腸活チャレンジ』。この企画は2021年に(株)オレンジページ様、(株)メタジェン様、ホクトの3社で一緒に行った企画です。

(株)オレンジページ様のご協力により、料理が好きで、かつ便秘気味の方々10名を対象に、2週間にわたり毎日きのこをおよそ1パックを自由に料理して食べていただきました。
その後、便通に関するアンケートと、(株)メタジェン様のご協力により腸内環境の解析を行いました。
それでは結果を詳しくご紹介していきたいと思います!
きのこで菌活・腸活の効果①「排便回数がアップ!排便後もすっきり!」

2週間きのこを食べていただくことで、排便回数が増加しました。またアンケートの結果では「すっきり」と答えた人の割合が19%から52%へ増加し、「残便感が少しある」、または「苦しい」と答えた人は81%から48%へ減少しました!
たくさんの方に変化を実感していただくことができました。
きのこで菌活・腸活の効果②「腸内細菌の多様性が増加傾向に」

腸内細菌の多様性は、腸内環境が様々なストレスに対処できる良い状態を表す指標です。2週間きのこを食べると、この腸内細菌の多様性が増える傾向が見られました。きのこは食物繊維が豊富で、腸内細菌のエサとなることが知られています。様々な種類のきのこを食べていただくことで、いろいろな腸内細菌を育てることができたのではないかと考えられます。
2週間、毎日きのこをどうやって料理したのか?
さて、毎日きのこを食べることを考えると、料理に迷う方もいるかもしれません。そこで、今回試験にご参加いただいたモニターの方々が2週間のチャレンジ中にどのような調理法を選んでいたかを集計しました。

その結果、約4分の1は汁物、同じく約4分の1は炒めものにきのこを取り入れていたことがわかりました。日々の食事に手軽に組み込むために、簡単に調理できる方法が重要ですよね。研究員の私もよくきのこを食べますが、味噌汁にちょっと足したり、そのまま塩コショウで炒めたりすることが多いです。それだけでも十分に美味しいですよ!
便通にお悩みの方もそうでない方も、日々の健康のため、まずは手軽なきのこ料理からきのこで菌活、腸活を始めてみませんか?きっと、その効果を実感していただけるはずです。
そして、皆様の毎日がもっと笑顔あふれる、素敵なものになりましたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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