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菌活コラム

ココロとカラダを満たす時間〜夏疲れを癒す菌活術〜

2021.09.01
ココロとカラダを満たす時間〜夏疲れを癒す菌活術〜

残暑とはいえ、まだまだ夏のような暑さが続く9月。でも、すっかり日も短くなり、少しずつ秋の気配が感じられるようになってきました。特に朝晩は気温の寒暖差が激しく、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもあります。そんな時は、無理せずに身体も心もしっかり休ませてあげることが大切。そこで今月は、夏から秋に移り変わるこの季節をゆっくりと味わい・愉しむ、食と暮らしのトピックスをお届けします。

秋は「豊穣の季節」。稲穂が黄金色に色づき、様々な農作物が収穫期を迎えます。秋刀魚や鮭、鰹など、秋に旬を迎える海の幸も多く、日本酒の「ひやおろし」が出荷されるなど、「美味しいもの」が次から次へと登場する賑やかな季節です。その一方で、暑さは徐々にやわらぎ、目に映る木々の色合いも濃緑から黄色や紅色へ…、夜になれば虫の声が聞こえ、空には月が輝きます。五感を通して季節の深まりが味わえるのも、秋ならではの楽しみではないでしょうか。

菌活コラム9月

「重陽の節句」や「十五夜」は、そんな季節の移ろいや自然の美しい姿をしみじみと味わい、楽しむことができる風物詩。重陽の節句は、端午の節句(5月5日)や七夕(7月7日)と並ぶ五節句の一つで、旧暦9月9日頃は菊が美しい季節でもあることから「菊の節句」とも言われます。そもそも「節句」とは、季節の変わり目(=節)で、その邪気を払い、無病息災や五穀豊穣を願う行事のこと。ひな祭り(3月3日)にはちらし寿司を、こどもの日には柏餅やちまきを食べるように、重陽の節句でも「行事食」があり、古くから「仙境に咲く霊薬」として、長寿や邪気払いに効能があるとされていた菊を用いて、「菊酒」を飲む風習があるのだとか。また、農作物の収穫時期にあたる節句のため、収穫祭を兼ねて秋の味覚である栗ご飯や秋茄子を食べる地域も多いそうです。

菌活コラム9月

一方、「十五夜」とは旧暦8月15日の夜のことで、今年は9月21日がそれにあたります。美しい満月を鑑賞する「月見」という風習は、中国の唐から日本の平安貴族社会に入ってきたとされ、当時は月を眺めて詩歌や管絃を楽しみ、お酒を嗜む風雅なイベントだったのだそう。庶民の間で十五夜を楽しむようになったのは江戸時代以降。貴族のそれとは異なり、実りの秋に感謝し、美しい月夜に無病息災を願う行事として広く親しまれるようになりました。また、十五夜のお供え物といえば月見団子がよく知られていますが、芋類の収穫時期でもあることから十五夜は「芋名月」とも言われ、里芋やサツマイモを供える地域もあるそうです。

菌活コラム9月

重陽の節句と十五夜。その由来を知ることで、どちらの行事も今までとは違った楽しみ方ができるかもしれませんね。9月9日は食用菊を使って長寿ごはんを作ってみたり、21日には見晴らしのいい場所から月夜を楽しんでみてはいかがでしょうか?日本ならではの秋の風物詩を目で、舌で味わいながら、暑かった夏を乗り越えて少しお疲れ気味の心と身体をゆっくりと労わり、本格的な秋に向けて元気をチャージしていきましょう。

菌活ポイント

夏本番は過ぎ去りましたが、9月は、酷暑によるダメージがこれからじわじわと体調に現れてくる時期。体力消耗や夏疲れによる体調不良には注意が必要です。身体を内側から強化するには、腸内環境を整えて免疫アップ、代謝アップを図ることが必須!食物繊維豊富なきのこで腸内環境を良好に保ち、秋も「内側から健康」を継続していきましょう。
また、日焼けしたお肌のケアも気になるところ。夏バテ肌にならないためにも、外からの保湿だけでなく、健康なお肌を保つのに欠かせないビタミンB2や、食事で摂った栄養素をしっかりとお肌に届けられるよう「腸」を整えることも大切にしましょう。きのこはビタミンB2・食物繊維が豊富なので美容の強い味方。ヘルシーかつ栄養満点なきのこで、季節の変わり目もキレイ&健康をキープしていきましょう。

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