菌活で不調撃退!梅雨の季節も楽しもう!
2023.06.01
心身のリラックス&ストレス発散のためにも有酸素運動は効果的♪
また、自律神経を整えるためには適度な運動も大切。運動を取り入れることのメリットは、筋肉量の減少や心肺機能の低下を抑制できるだけでなく、ストレス発散や身体機能向上の効果、さらに睡眠の質も高まるため生活リズムが整うなど多岐にわたります。
運動はきつくて苦しいと長続きしないため、楽しく行える有酸素運動がおすすめ。ジョギング、ウォーキング、サイクリング、スイミング、ヨガ、ピラティスなど自分がやりたいと思える運動を行いましょう。

また、運動をするときに食事で特に摂ってほしいのは次の3つ。
・筋肉の材料となる、肉や魚などのタンパク質
・動力源となる米などの炭水化物
・転倒や骨折予防となる乳製品のカルシウム、きのこなどのビタミンD
そのうえで、水分をしっかり摂りながらウォーキングやランニング、筋力トレーニングなどの運動をすると良いでしょう。
忙しくて運動する時間が作れない時は、日常生活でも工夫は可能。例えば、歩く時は歩幅をプラス10cm広く、階段を使う、テキパキと動き機敏性を意識する、物を持ち上げる・拾う時はスクワット姿勢でなど、できることはたくさんあります。ぜひ試してみてください。
【コラム】原因を知って対策!更年期症状を引き起こす3つの要因とは?
更年期症状を引き起こす要因は大きく3つあるといわれています。
一つ目は「性格」。真面目で頑張り屋、神経質、完璧主義といった性格の人は症状を感じやすい傾向にあると言われています。特に更年期は自分の意志に反してうまくいかないことも多々あるので、そんな時は深呼吸をして、不完全な自分も認めることで心にゆとりを持つように心がけましょう。

2つ目の要因は「環境のストレス」。40〜50代は、仕事や子育て、子どもの自立、介護など様々な環境の変化が訪れ、ストレスも増加傾向に。ストレスが大きいと更年期の症状が重くなることが知られているため、趣味を持つ、休息をとるなど自分なりのストレス解消法を見つけておくと良いでしょう。
3つ目は、最大の要因でもある「女性ホルモンの減少と揺らぎ」。閉経の平均年齢はおよそ50歳。その前後5年は女性ホルモンの一つ「エストロゲン」が大きく変化し、急激に減少したり、逆に増加したりといった増減を繰り返しながら徐々に減少していきます。この大きな揺らぎが自律神経の働きを乱し、頭痛・発汗・イライラ・憂鬱といった症状を引き起こします。この症状を緩和するのに役立つのが、冒頭でも紹介した「自律神経を整える」ことなのです。
NEXT ▶ 夏に向けたキレイづくりに欠かせないこと
今月のキーワード
・梅雨時の倦怠感や頭痛の原因とは?
・自律神経のバランスは「腸」がカギを握る!
・心身のリラックス&ストレス発散のためにも有酸素運動は効果的♪
・【コラム】更年期症状を引き起こす3つの要因とは?
・夏に向けたキレイ作りに欠かせないこと①食事
・夏に向けたキレイ作りに欠かせないこと②運動
・寝苦しい季節になる前に、睡眠の質も高めておこう
6月のおすすめ菌活レシピ
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きのことなすの栄養満点そうめん
【腸を整える】
きのこに豊富な食物繊維は便のカサを増やしたり善玉菌のエサとなったりすることで腸を整えます。 -
きのこ海苔の冷しゃぶサラダ
【メンタルケア】
きのこや海苔に含まれる食物繊維が、自律神経の集まる腸を整えることで梅雨時期の心身をサポート♪ -
きのこペースト
【美味しさと健康】
どんな料理にも加えることができて、美味しさと健康をアップさせる新しい食べ方! -
霜降りひらたけと夏野菜のチキンカレー
【疲れケア】
きのこに豊富なビタミンB1は糖質を代謝することで、効率の良いエネルギーチャージを応援! -
霜降りひらたけの焼きびたし
【溜め込みにくい身体】
きのこや旬野菜に豊富なカリウムが体内の余分な塩分の排出を助けることでスッキリボディを叶えます。 -
生どんこの南蛮漬け
【紫外線対策】
きのこに豊富なビタミンB2は美容ビタミンとも呼ばれ、お肌や目の粘膜の健康をサポートします♪
profile
群馬大学医学部 卒業
医療法人雨宮病院 副院長
理学療法士
雨宮病院リハビリテーション部