菌活コラム

菌活で不調撃退！梅雨の季節も楽しもう！

2023.06.01

夏に向けたキレイ作りに欠かせないこと①食事

一方で、本格的な夏に向けて、ダイエットや美容ケアが気になるのもこの時期。全世代の女性、そして今では若い男性も気になるのがお肌のケアではないでしょうか。化粧水やクレンジングなどによるお手入れと併せて、内側からのケアはできていますか？インナーケアは身体の内側から健やかさ、美しさを引き出すためにぜひ取り入れてほしい美容法です。

インナーケアのポイントは食事と運動。やはりこの２つが肌の健康にとっても重要です。「栄養バランス」を整えることで、肌が求める栄養素をまんべんなく摂取することができ、お肌の土台となるコラーゲンやエラスチンの生成が促されます。「主食」「主菜」「副菜」を揃える意識を持つだけでも栄養バランスを整えることができ、肌荒れの改善などにもつながります。

また、腸内環境の改善に効果的な食物繊維には、昆布やわかめ、もずくなどに含まれる「水溶性食物繊維」と、ゴボウやこんにゃくなどに含まれる「不溶性食物繊維」の2種類があり、両方の食物繊維を含むのがきのこです。この2種類の食物繊維をバランスよく摂ることで食後の血糖値の上昇を抑える効果があるとされ、糖化が原因で起こる肌のシミやくすみ、油ものが原因で起こるニキビなど、20〜30代が抱える肌トラブルの予防・対策に役立ちます。また、抗酸化作用のあるビタミンエース（A・C・E）やビタミンB群を含む食材は、肌老化予防に役立つため40〜50代の人に特におすすめです。

夏に向けたキレイ作りに欠かせないこと②運動

また、「適度な運動」は体内機能の改善に役立ち、基礎代謝が上がることで発汗しやすくなり、皮膚の中の老廃物を排出できるため肌トラブル予防に効果的。身体の中の余分な水分も排出できるため、顔や手足のむくみ予防にも。さらに、冷えや便秘も解消します。しかし、汗をかき過ぎると体内のカリウムが汗とともに失われて低カリウム血症となり、夏バテ症状を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

今年は特に気候が安定しにくく、6月でも夏のように暑い日や朝晩の冷え込みなど寒暖差が激しくなることが予想されるため、運動時は水分補給とともに、カリウム補給も忘れずに。カリウムはきのこや果物にも多く含まれるため、食事からしっかり摂取しましょう。

寝苦しい季節になる前に、日々の食事から睡眠の質も高めておこう

最後に、夏を元気に過ごすためにもいまのうちから行っておきたいのが「睡眠」の見直し。近年は睡眠時間よりも、睡眠の質が重要だと言われています。睡眠中に分泌される「メラトニン」は肌を健康に保ち、老化を防ぐ役割があるのですが、その生成は光に影響を受けるため、就寝前に明るい部屋でパソコンやスマートフォンを見ると分泌量が減少し、睡眠に影響を及ぼすと言われています。良質な睡眠をとるためには、入眠・起床時間をある程度固定したり、起床後に日光を浴びたりするなど、体内サイクルを整えることを意識するといいでしょう。

また、メラトニンの素である「トリプトファン」は腸で合成されるため、腸を整えることも睡眠の質を高めるためには有効です。近年の研究では、きのこに豊富に含まれる「オルニチン」が睡眠の質を高め、気持ちのよい目覚めを促すことも明らかになっていたり、きのこに豊富なGABAには気持ちを落ち着かせる効果もあることから、きのこを日々の食事にとりいれることは、睡眠の質を高めることにも繋がると期待できます。
生活リズムの改善とともに栄養バランスの良い食事を摂ることも、良い睡眠を得るためには欠かせない習慣なのです。

身体の内側から健康や美を作るインナーケアは、将来への貯蓄。どんな最新健康器具よりも健やかに生活するために必要なツールです。梅雨で気候が不安定でも身体は快適に過ごせるよう、夏本番も見据えながら楽しんでケアを続けていきましょう。