菌活コラム

年末必見！肝臓サポート＆うま味効果でお酒を健康に♪きのこで叶えるアルコールケア

2025.12.15

12月も中旬となり、いよいよ年の瀬を感じる時期になりましたね。クリスマスや忘年会など、年末に向けて楽しいイベントが続き、お酒を飲む機会が増える時期でもあります。
一方、お酒を楽しんだ翌日に、頭が重かったり、身体がだるくなったりと二日酔いになった経験のある方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、二日酔いが起こるメカニズムや二日酔い予防にも役立つ食事のポイントをご紹介します。
健康にお酒を楽しむためにも、食事で身体の内側から整えて、年末年始を元気に過ごしていきましょう。

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知っておけば予防＆対策できる！二日酔いが起こるメカニズムとは

まず始めに、二日酔いはなぜ起こるのかをご存知でしょうか。
主な原因は、アルコールの分解過程で生じる有害物質「アセトアルデヒド」の蓄積と、アルコールの利尿作用による体内の水分やミネラルの不足です。また、摂取したアルコールは主に肝臓で分解されますが、その際に大量の水分とミネラルが消費されることでも、水分不足が助長されてします。
これらの要因が複合的に重なることで、頭痛やだるさといった二日酔いの症状が引き起こされてしまいます。

また余談ではありますが、肝臓でアルコールを分解する過程では、脂肪が蓄積しやすくなるという弊害もあります。お酒を飲むと太るのは、カロリーを摂り過ぎてしまうだけでなく、脂肪の代謝が低下していることも一因です。

お酒を飲む日は「ビタミンB１」「オルニチン」の摂取を意識しよう

二日酔いを予防・対策するためには、普段の食事からアルコールの分解を行う「肝臓」の働きをサポートする栄養素を取り入れることが大切です。
例えば「オルニチン」は、アルコールケアに欠かせない栄養素の一つ。肝機能をサポートし、アルコールによるダメージを軽減する働きがあるため、二日酔い予防に役立ちます。さらに、オルニチンは疲労物質である「アンモニア」の分解も助けるため、飲酒後の疲労感やだるさを和らげ、ストレス軽減にもつながります。

また、アルコールケアには「ビタミンB１」も効果的です。ビタミンB１は、アルコール分解を助ける栄養素で、お酒をたくさん飲むほど体内で消費されやすくなります。また、ビタミンB1はエネルギー代謝を促す栄養素でもあるため、不足すると倦怠感や疲労感を感じやすくなります。そのため、お酒を飲む際には体内で不足しないよう、食事からしっかりと摂取することを意識していきましょう。

きのこのオルニチンはシジミの約5倍！二日酔い対策に役立つきのこの力

これらのアルコールケアに役立つ栄養素を豊富に含む食材が「きのこ」です。
オルニチンは「シジミ」に豊富なイメージのある方も多いかもしれませんが、実はきのこは多くのオルニチンを含み、中でもブナシメジはシジミの約5倍ものオルニチンを含んでいます。

さらに、きのこは低カロリーなうえに食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富なのも魅力のひとつ。食物繊維は胃で長く留まるため、食べたものや飲んだものが小腸に運ばれるのを遅らせ、アルコールの吸収を緩やかにする作用があります。また、きのこにはカリウムなどのミネラルも豊富なため、アルコールの分解で失われやすい栄養素を補うのに役立ちます。

加えて、きのこはグアニル酸とグルタミン酸という「うま味成分」も豊富に含まれています。2種類のうま味成分が含まれることで「うま味の相乗効果」が生まれ、少ない調味料でもより美味しく感じることができます。特にお酒に合わせる料理は塩分が高いものも多いため、きのこのうま味を活用することで減塩しながら健康的にお酒を楽しむことにも役立ちます。塩分の摂りすぎは高血圧などの原因になるため、日々の食生活にもきのこを取り入れて健康維持につなげていきましょう。

また、食事以外で意識したいこととしては、休肝日を作り身体に優しい飲酒習慣を心がけることも大切です。ほかにも、寝酒は睡眠を浅くする原因となるため、良質な睡眠のためにも適量を守るようにしましょう。

クリスマスや忘年会など、年末は楽しいイベントが多く、お酒を飲む機会も増える時期。今年を健康で元気に締めくくるためにも、アルコール対策は欠かせません。お酒の飲み過ぎには注意しながら、アルコールケアや減塩に役立つきのこを毎日の食事にも取り入れて、年末年始も健康に楽しんでいきましょう！