菌活で不調撃退!梅雨の季節も楽しもう!
2023.06.01
夏に向けて日差しが強くなる一方、梅雨の雨と湿気でじめじめとした日も多くなる6月。夏ももうすぐそこと思うと気分も高まりますが、天候の変化や寒暖差がじわじわと身体に負担をかけてくる季節でもあります。夏本番を元気に迎えられるよう、今の時期から健康のカギを握る“インナーケア”を意識して身体を整えていきましょう。
今月のキーワード
・梅雨時の倦怠感や頭痛の原因とは?
・自律神経のバランスは「腸」がカギを握る!
・心身のリラックス&ストレス発散のためにも有酸素運動は効果的♪
・【コラム】更年期症状を引き起こす3つの要因とは?
・夏に向けたキレイ作りに欠かせないこと①食事
・夏に向けたキレイ作りに欠かせないこと②運動
・寝苦しい季節になる前に、睡眠の質も高めておこう
梅雨時の倦怠感や頭痛の原因とは?
梅雨入りする6月は、低気圧や不安定な気候による倦怠感・頭痛などの症状に悩まされる人も多いのではないでしょうか。特に40〜50代の女性は更年期症状とも重なり、「だるい」「疲れやすい」「眠れない」「頭痛・動悸」「冷え」「発汗」など、他の年代と比べても不調を抱えやすい傾向が見られます。梅雨の時期のこうした倦怠感・頭痛などの症状を和らげるには、自律神経を整えることが欠かせません。
自律神経のバランスは「腸」がカギを握る!
では、自律神経のバランスを整えるにはどうすればいいでしょうか?ポイントは規則正しい生活と食事です。自律神経は、一日の中で交感神経と副交感神経がバランスを取り合いながら働いているため、起床や食事、入浴や就寝など規則正しい生活を心がけることで、その働きが整います。
また、自律神経は腸に多くが集まっているため、腸を整えることも大切です。食物繊維を豊富に含むきのこ、野菜、豆類、果物、こんにゃく、海藻類は腸内環境の改善に加え、体脂肪減少にも貢献するこの時期に特に嬉しい食材。中でも、きのこや切り干し大根、そば、おから、ひじき、納豆などは食物繊維が特に多く含まれているため、ぜひ毎日の食事に取り入れてみてください。また、疲労感が強い場合は、ビタミンB1が豊富な豚肉、うなぎ、ぶり、きのこ、大豆などを使った料理を積極的に摂ってエネルギーチャージするのもおすすめです。

バランスの取れた食事によって腸内環境が改善し、自律神経が整えば、女性ホルモンの減少に伴う症状の緩和、メンタルケア、疲労改善にも繋がります。また、食事改善は誰もが手軽に始められるセルフケア法。40〜50代の方に限らず、すべての年代の方にとっても健康作りの土台となってくれるため、不調を感じやすい6月は特に意識して取り入れてみるといいでしょう。
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6月のおすすめ菌活レシピ
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きのことなすの栄養満点そうめん
【腸を整える】
きのこに豊富な食物繊維は便のカサを増やしたり善玉菌のエサとなったりすることで腸を整えます。 -
きのこ海苔の冷しゃぶサラダ
【メンタルケア】
きのこや海苔に含まれる食物繊維が、自律神経の集まる腸を整えることで梅雨時期の心身をサポート♪ -
きのこペースト
【美味しさと健康】
どんな料理にも加えることができて、美味しさと健康をアップさせる新しい食べ方! -
霜降りひらたけと夏野菜のチキンカレー
【疲れケア】
きのこに豊富なビタミンB1は糖質を代謝することで、効率の良いエネルギーチャージを応援! -
霜降りひらたけの焼きびたし
【溜め込みにくい身体】
きのこや旬野菜に豊富なカリウムが体内の余分な塩分の排出を助けることでスッキリボディを叶えます。 -
生どんこの南蛮漬け
【紫外線対策】
きのこに豊富なビタミンB2は美容ビタミンとも呼ばれ、お肌や目の粘膜の健康をサポートします♪
profile
群馬大学医学部 卒業
医療法人雨宮病院 副院長
理学療法士
雨宮病院リハビリテーション部