【きのこ川柳】2023年夏 四半期大賞発表

いつも、きのこ川柳に多くの作品をご応募いただきまして、誠にありがとうございます。
このたび、2023年4月〜6月のノミネート作品の中から四半期大賞を発表します！

選　評

大切な時を迎える本人と同じくらい、周りの方が緊張したり不安になったりする経験は、誰もが一度はあるのではないでしょうか。本句は「固めに握る」の7音から、大切な人を想う中年やまめさんの優しい眼差しや心の機微を感じます。また、おにぎりには、そんな言葉にしきれない“頑張れ”の気持ちが詰まっているようにも想像でき、いつでも連絡がとれる現代ですが、人を想うことの温かさ・原点に立ち返らせてくれる一句だと思い、大賞に選出させていただきました。

おめでとうございます！
受賞された中年やまめさんには、1万円のギフト券を贈呈いたします。

選　評

どんな料理にも、食材にも合わせやすい“きのこ”の特徴を「季語に寄り添う」という川柳ならではの比喩で表現していただいた一句。また、もしかしたら、なで肩さんの想像する「季語」には季節の食材に限らず、BBQのような季節のイベント、夏バテのような季節の悩みなども含まれているのかもしれません。そんな、きのこある様々な暮らしのシーンも想起される素晴らしい一句だと感じ、選出させていただきました。

選　評

昨今よく耳にする「コスパ（費用効率）・タイパ（時間効率）」を用いて、きのこが持つ“効率よく腸を整える効果”を「腸パ」という一言で表現された、明快で新しさもある一句。健康に良いことは堅苦しく感じやすいものですが、「腸パが良い」と言われれば、そのハードルも下がるように感じます。きのこの効果をリズミカルに表現されると共に、また、奥様のだいちゃんZ！さんを気遣う様子が垣間見られる温かさもある一句であったため、選出させていただきました。

おめでとうございます！
ホクト賞を受賞されたなで肩さん、
だいちゃんＺ！さんには、5000円のギフト券を贈呈いたします。

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