【雨】梅雨の美しさを象徴する、雨の日にゆっくり楽しみたい年代別ソング
2025.06.01
恵みの雨が大地を潤す6月。草木の色は深まり、雨に濡れた紫陽花などの花々はしっとりとした美しさを見せる季節となりました。
今月はそんな梅雨の時期を象徴する「雨」をテーマに、雨音のように心に優しく響いたり、静かに心を潤したりしてくれるような年代別ソングをピックアップしてお届けします。雨の日のアンニュイな気分に寄り添うメロディから、雨上がりの澄んだ空気を感じさせるようなナンバーまで、様々な「雨の情景」を映し出すプレイリストで、しっとりとしたこの季節ならではの趣を楽しんでみてはいかがでしょうか。
記事の最後には、そんな梅雨の時期を楽しむ身体をつくる、旬食材を使ったおすすめの菌活レシピもご紹介していますので、ぜひご覧ください。
INDEX
紹介楽曲が聴ける!オリジナルプレイリスト
※楽曲をフルでお聴きいただく場合は「Spotify」アプリをダウンロードのうえ、ぜひお楽しみください。
昭和 -showa-

① レイニー ブルー / 徳永英明
徳永英明のデビュー曲にして、雨ソングの定番とも言える名バラード。雨の日の街角で、去ってしまった恋人を想う切ない情景が目に浮かびます。彼のハスキーで情感豊かな歌声が、雨の持つ哀愁と見事に重なり合い、聴く人の心に深く響き渡る、梅雨にぴったりの一曲です。
② 雨やどり / さだまさし
さだまさしの温かな歌声と、物語性豊かな歌詞が心に染み入る一曲。雨宿りという小さな出来事から広がる心の交流を、まるで一篇の短編小説のように描き出しています。雨音さえも優しく包み込むようなメロディは、梅雨の日の少し憂鬱な気分を和らげ、温かい気持ちにさせてくれるでしょう。
③ 冷たい雨 / 松任谷由実
雨の情景が目に浮かぶような、松任谷由実の初期の名曲です。都会的で洗練されたサウンドと、どこか物悲しさを帯びたメロディが、梅雨空の下で静かに物思いにふける時間に寄り添います。失恋の切なさを描きながらも、雨の日のある種の美しさを感じさせてくれる一曲です。
④ みずいろの雨 / 八神純子
八神純子の突き抜けるようなハイトーンボイスと、きらめくピアノの旋律が印象的なナンバー。雨の日の揺れ動く心模様を、鮮やかな「みずいろ」という色彩で描き出しています。時に切なく、時に激しく降る雨のようなドラマティックな展開は、梅雨の時期の感傷的な気分に寄り添いながらも、どこか心を解放してくれるような清々しさも感じさせてくれます。
⑤ Aqua / 坂本龍一
世界的音楽家、坂本龍一によるピアノの小品。まるで水滴が静かに広がる波紋のように、透明感あふれる美しい旋律が心に染み渡ります。派手さはありませんが、そのミニマルで洗練された音のひとつひとつが、梅雨の時期の静けさや水の清らかさを感じさせ、心を穏やかにしてくれるでしょう。
平成 -heisei-

① You Go Your Way / CHEMISTRY
美しいハーモニーが魅力のCHEMISTRYが歌う、切ない別れの歌。雨の中、それぞれの道へと歩き出す二人の姿が目に浮かぶようです。R&B調のメロウなサウンドと、感情を抑えながらも心に響く歌声が、梅雨の湿った空気感と相まって、感傷的でありながらもどこか清々しい気持ちにさせてくれます。
② 雨は毛布のように / キリンジ
独特のポップセンスが光るキリンジの、雨の日を優しく包み込むような一曲。雨音の心地よさや、雨の日の気怠ささえも肯定してくれるような、温かく洗練されたサウンドが特徴です。堀込兄弟のハーモニーとメロディが、まるで柔らかな毛布のように心を温め、雨の日の読書やリラックスタイムに彩りを添えてくれます。
③ Rain / 秦基博
新海誠監督のアニメーション映画『言の葉の庭』のエンディングテーマとしても知られる、大江千里の名曲カバー。秦基博の温かく包容力のある歌声と、雨の情景を美しく描いた歌詞が、しっとりとした感動を呼びます。雨音に耳を澄ませながら、大切な誰かを想う時間にそっと寄り添ってくれるでしょう。
④ Ref:rain / Aimer
Aimerのハスキーでエモーショナルな歌声が心に突き刺さる、雨と涙をテーマにした楽曲。アニメ「恋は雨上がりのように」のエンディングテーマとしても知られ、雨の日の切なさや感傷的な気持ちを美しく昇華させています。ピアノとストリングスが織りなすドラマティックなサウンドが、梅雨の情景をより一層深く彩ります。
⑤ Reflection Eternal / Nujabes
雨上がりの澄んだ空気や、水面に反射する光を思わせる、Nujabesによる美しいインストゥルメンタルナンバー。繊細で美しいピアノのループと、心地よいビートが織りなすサウンドは、聴く人をチルな世界へと誘います。梅雨の晴れ間に、窓の外を眺めながらゆったりとした時間を過ごすのに最適な一曲です。
令和 -reiwa-

① 雨燦々 / King Gnu
ドラマ『オールドルーキー』の主題歌としても話題となった、King Gnuのナンバー。雨の中にも希望や生命の輝きを見出すような、力強くも美しい歌詞と、ドラマティックなサウンドが心を揺さぶります。常田大希の描く壮大な世界観と井口理の表現力豊かなボーカルが、梅雨空を吹き飛ばすようなエネルギーを与えてくれる一曲です。
② 六月は雨上がりの街を書く / ヨルシカ
雨上がりの澄んだ空気と、しっとりと濡れた街の情景が目に浮かぶような、ヨルシカならではの文学的な一曲。n-bunaが生み出す繊細なメロディと、suisの透明感あふれる歌声が、梅雨時期の束の間の晴れ間のような、儚くも美しい瞬間を切り取ります。どこか切なさを感じさせつつも、雨上がりの希望を予感させるナンバーです。
③ 心海 / Eve
アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』の挿入歌としても印象的な、Eveの楽曲。まるで水の中を漂うような浮遊感のあるサウンドと、心の奥深くにある感情を「心海」という言葉で表現した歌詞が特徴です。梅雨の時期の少し内向的になる気持ちや、静かな自己との対話に寄り添い、深く沈み込むような感覚を与えてくれます。
④ 魔法 / Myuk
アニメ『約束のネバーランド』Season 2のエンディングテーマ。Myukの優しくも芯のある歌声が、まるで雨上がりの空にかかる虹のように、そっと希望を届けてくれる一曲です。アコースティックなサウンドと美しいメロディが、梅雨の時期の少し沈んだ心に温かな光を灯し、前向きな気持ちへと誘ってくれるでしょう。
⑤ オトノ葉 feat. アサキ / GADORO
宮崎県出身のラッパーGADOROが、シンガーのアサキを迎えた一曲。雨音のように心に染み入るトラックの上で、内省的で真っ直ぐなリリックが展開されます。ラップと美しい歌声が織りなすコントラストが、梅雨時期のアンニュイな感情や、心の機微を繊細に描き出しており、静かに自分と向き合いたい時に聴きたいナンバーです。
梅雨の時期を楽しむ身体をつくる、旬食材を使ったおすすめ菌活レシピ
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