ウィンタースポーツがみるみる上達!バランス能力を育むトレーニング
2025.12.15
寒さが一段と厳しくなり、各地では雪が降り始め、冬本番の気候となりましたね。年末年始の休暇など、家族とスキーやスノーボードなどのウィンタースポーツを楽しむ計画を立てている方も多いのではないでしょうか。
さて、本コラムでは、前回から“思い通りに動ける”身体に必要不可欠となる「コーディネーション能力」を育てるトレーニングをご紹介しています。
【前回の記事はこちら】
コーディネーション能力は、一般的に7つの能力に分けられます。
前回ご紹介した「反応能力」をはじめ、バランス能力・リズム能力・変換能力・連結能力・定位能力・識別能力があり、これら7つの能力を身につけることによってさまざまなスポーツにおける能力向上につながります。
そこで今回は、スキーやスノーボードを楽しむためにも大切な「バランス能力」を育むトレーニングをご紹介します。
<Let’s Try!>
STEP1【タオル片足立ち→ランジ】
今回は歩いて実施するトレーニングのため、まずは良い姿勢で歩くための体幹トレーニングをご紹介します。

- タオルを肩幅で持ちバンザイをします。
- ゆっくりと片足をあげます。
- そのまま5秒間キープします。
- 上げた方の足を前に踏み出します。
- そのまま5秒間キープします。
- 反対の足でも同様に実施します。
- 交互に繰り返し10回行います。
- ワンポイントアドバイス:片足立ちがグラグラする場合は、大きく息を吸いながら足を上げてみましょう。お腹に力が入ると安定しますよ!
STEP2【バンザイ綱渡り】
次は、動作中に良い姿勢を保ちながらバランス能力を鍛えるトレーニングをご紹介します。
〔レベル1〕

- ロープなど目印になるものを床にまっすぐに置き、その上に立ちます。
- タオルを肩幅で持ちバンザイをします。
- ロープを辿るようにロープの上を歩きます。
- 5歩進んだら後ろ歩きで5歩戻ります。
- これを3往復します。
〔レベル2〕
レベル1が安定してできたら、ロープを曲げてチャレンジしてみましょう!

- ワンポイントアドバイス:足元に気を取られると姿勢の崩れに繋がります。前を見ながらやってみましょう!
STEP3【バランス立ち上がり】
〔レベル1〕

- タオルを畳んで頭に乗せ、三角座りをします。
- 座ったまま足をクロスさせてお尻を持ち上げます(手は使わずに持ち上げましょう)。
- タオルを落とさないようにそのまま立ち上がります。
- 身体がまっすぐになったら足を戻します。
- タオルを落とさずに立つことができたら、立ち姿勢から座ることにもチャレンジしてみましょう。
- ワンポイントアドバイス:タオルの折り方を変えてやってみましょう!小さく畳むほど難しくなりますよ。
今回のまとめ
今回は「バランス能力」を鍛えるトレーニングをご紹介しました。
スポーツに活かすためには、良い姿勢を保ちながらバランスをとる力がとても重要です。この冬、スキーやスノーボードなどウィンタースポーツに挑戦する方は、ぜひ取り入れてみてください。
次回は、球技に必要なコーディネーション能力を鍛えるトレーニングをご紹介します。
<Let’s Eat!>きのこの力で子どもの健やかな成長をサポート
12月に入り、いよいよ本格的な冬の寒さを感じるようになりました。
この時期はクリスマスや冬休みなど子どもたちにとって楽しみな行事が目白押しですが、一方で、外食なども増えやすく食生活が乱れやすいタイミングでもあります。
食べすぎや不規則な時間に食事をとることは、胃腸に負担をかけて腸内環境を乱す原因となることも。腸内環境が乱れると、消化・吸収の効率が悪くなるだけでなく、免疫力の低下にもつながるため注意が必要です。
そんなときこそ意識したいのが、「腸内の善玉菌を元気にする食事」をとり入れること。善玉菌を増やすためには、善玉菌のエサとなるプレバイオティクス(食物繊維やオリゴ糖などの難消化性成分)を十分に摂ることが大切です。
きのこには腸を整えるのに役立つ食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は腸内で善玉菌のエサとなり短鎖脂肪酸の産生を促します。短鎖脂肪酸は腸の粘膜を守り、悪玉菌の増殖を抑える働きがあるため、腸内環境を整えるのに役立ちます。
イベントの多く食生活が乱れやすいこの時期こそ、腸を整える働きのあるきのこを取り入れて、子どもから大人まで健康をサポートしていきましょう。
<厳選レシピ>
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きのこの塩麴粥
年の瀬は、不規則な食事で胃腸に負担がかかりやすい時期。そんなときにおすすめなのが、胃腸にやさしい消化のよいお粥です。お粥はエネルギー源を補えるだけでなく、塩麹に含まれるオリゴ糖が腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えることを助けてくれます。さらに、きのこに豊富な食物繊維は、腸内細菌によって短鎖脂肪酸に変わり、悪玉菌の増殖を抑える働きがあります。また、短鎖脂肪酸は免疫機能の向上や代謝の改善をサポートするため、この時期の体調管理にピッタリの一品です。
お粥が苦手なお子さんもいらっしゃるかもしれませんが、きのこを入れることで食感も楽しくなりますよ。 -
きのこの味噌ビーフシチュー
急激な寒さによって疲れがたまりやすいこの時期は、食事で心と身体の両方を労わっていきましょう。きのこに豊富なGABAは、副交感神経の働きを助けるため、ストレスの緩和や睡眠の質向上に役立ちます。腸内にはGABAを受け取る受容体が存在し、さらに腸内細菌自身もGABAをつくり出すため、腸内環境と密接関わりがあります。
腸内環境を整えるには、善玉菌とそのエサとなる食物繊維やオリゴ糖を一緒にとる「シンバイオティクス」が効果的です。発酵食品の味噌には善玉菌が含まれ、きのこにはそのエサとなる食物繊維が豊富です。これらを組み合わせることで、腸内の善玉菌を増やし、疲労緩和と腸の健康を同時にサポートしてくれます。 -
きのこのキムチ鍋
体調を整えるための基本は、まず栄養バランスを意識することです。冬の定番メニューである鍋料理は、1品でさまざまな食材をとり入れられるため、体調管理にぴったりの料理です。しかし、栄養をとっても、消化や吸収がうまくいかなければ身体に届きません。
そこでおすすめなのが、腸内環境を整える食材の組み合わせです。きのこや発酵食品のキムチは、腸内の善玉菌を増やして、栄養素の消化や吸収をサポートします。肉類や豆腐からはたんぱく質やミネラル、きのこや旬の野菜からはビタミンが補えるため、この時期にピッタリの1品です。栄養豊富な鍋料理で身体を内側から健康にしていきましょう。 -
きのこと温野菜のサラダ <ヨーグルトドレッシング>
胃腸が疲れやすい時期には、生野菜よりも消化にやさしい温野菜がおすすめです。加熱することでかさが減り、きのこや野菜に含まれるビタミンやミネラルを無理なくとることもできます。特に、きのこや旬の野菜にはビタミンB群やビタミンCが豊富に含まれており、免疫機能を維持して、体調を崩しやすい季節をサポートします。
さらに、ヨーグルトには善玉菌である乳酸菌が含まれ、きのこや温野菜の食物繊維がエサとなるため、整腸作用の相乗効果が期待できます。温かい野菜と発酵食品を組み合わせて、胃腸にやさしく、子どもの元気を支えていきましょう。
profile
松本大学人間健康学部健康栄養学科専任講師
兵庫大学を卒業後、管理栄養士免許を取得し、運動と栄養の両面から研究する運動栄養学を大阪体育大学大学院で学ぶ。大学院卒業後は、スポーツクラブアクトス、チームニッポン・マルチサポート事業(栄養)で健康づくりの運動指導やトップアスリート栄養サポートに従事して現職に就く。現在は、運動栄養学の教育・研究とともに、県内・外のアスリートの栄養サポートを行う。
【資格】
管理栄養士、日本スポーツ協会公認スポーツ栄養士、修士(スポーツ科学)
順天堂⼤学卒業。⼤学在学中に⼋千代リハビリテーション学院とのWスクールを経て理学療法⼠免許を取得。卒業後は相澤病院にてスポーツリハビリテーション業務に従事しトップから成⻑期アスリートの競技復帰を⽀援。その傍ら、⽇本⾃転⾞競技連盟マウンテンバイクのトレーナーとして東京五輪に、⽇本スケート連盟ショートトラックナショナルチームトレーナーとして北京五輪に帯同。現在は様々な競技のトップアスリートから⼩学⽣までの⾝体づくりを⾏っている。
【資格】
理学療法⼠、⽇本スポーツ協会アスレティックトレーナー、中・⾼保健体育教員免許
⾼崎健康福祉⼤学卒後、理学療法⼠免許取得。卒業後は相澤病院で整形外科や内科など幅広い疾患のリハビリテーション業務を担当。その後、オーストラリアへ留学し政府認定のトレーナー資格を取得。帰国後はトップアスリートから⼩学⽣まで幅広くトレーニング指導を⾏う。現在は⽇本スケート連盟ショートトラック強化スタッフとしてジュニアナショナルチームを中⼼にトレーニング指導も⾏っている。
【資格】
理学療法⼠、Cert3 fitness(オーストラリア政府認定トレーナー資格)


