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HOP,STEP!Child Body Make School ─運動能力向上塾─

球技の上達に欠かせない“距離感の把握”。カギとなる「定位能力」を鍛えるトレーニング

2026.01.19
球技の上達に欠かせない“距離感の把握”。カギとなる「定位能力」を鍛えるトレーニング

冬本番の厳しい寒さが続くこの時期。大人はつい家の中でゆっくり過ごしたくなってしまいますが、子どもたちの中には、外で思い切り身体を動かしたくてうずうずしているお子さんも多いのではないでしょうか。少しずつ日も長くなり、春の到来が待ち遠しいですね。

さて、本コラムでは、11月から“思い通りに動ける”身体に必要不可欠となる「コーディネーション能力」を育てるトレーニングをご紹介しています。
【11月の記事はこちら】
【12月の記事はこちら】

今回は、コーディネーション能力の一つで、バスケットボールやドッジボールなどの室内球技にも役立つ「定位能力」を鍛えるトレーニングをご紹介します。定位能力とは、ボールや相手と自分との位置関係を把握する能力で、球技においてとても重要な能力の一つです。

そこで今回も、風船を使った室内でできるトレーニングをご紹介しますので、お家で楽しく定位能力を育んでいきましょう。

「遊び」で健やかな発達を!
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Let’s Try!
「食事」で健やかな発育を!
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Let’s Eat!

<Let’s Try!>

STEP1【お腹で風船運び】

今回のトレーニングは寝転がって行うため、はじめに、寝ながら動けるように体幹を鍛えるトレーニングをご紹介します。

  1. 図のような逆四つ這いの姿勢になり、おへその上に風船を置きます。
  2. 手足は肩幅を維持します。
  3. 風船を落とさないように10秒間姿勢をキープします。
  4. 姿勢をキープしたまま4歩前に進みます。
  5. 同じように4歩後ろに戻ります。
  • ワンポイントアドバイス:おへそを覗き込むようにするとお腹に力が入りやすくなります!

STEP2【仰向け風船ポンポン】

風船と自分の距離感を測るトレーニングです。動く風船に対して自分の身体が動かないように安定性を保つことで距離をつかむ能力が向上します。

〔レベル1〕

  1. 仰向けで寝て両膝を立てます。足は肩幅くらいに開きます。
  2. 左手で風船を持ちます。
  3. 右手で軽く風船を5回連続で叩きます。
  4. 左も同様に行います。

〔レベル2〕
レベル1が安定してできたら、両足を上げてチャレンジしてみましょう!

  1. 両足を上げて行います。足は肩幅を維持します。
  2. レベル1同様に左右各5回連続で行います。
  • ワンポイントアドバイス:簡単にできたらボールを叩く手を左右交互にしてみましょう!

STEP3【風船キャッチ】

不規則に落ちてくる風船との距離感をつかむトレーニングです。〔レベル2〕では風船だけでなく自分も動きながら距離感をつかむ必要があり、更なる能力向上につながります。

〔レベル1〕

  1. Aは仰向けで寝て胸の前で両手を構えます。
  2. BはAの横に立ち風船がAの真上に来るように持ちます。
  3. Bが風船を放します。
  4. Aは落ちてくる風船を胸の前でキャッチします。
  5. Aは両手で風船をBの手に投げ返します。
  6. これを5回繰り返します。

〔レベル2〕

  1. Aは仰向けで寝て両膝を立て、胸の前で両手を構えます。
  2. BはAの横に立ち風船がAの真上に来るように持ちます。レベル1より高めに持ちます。
  3. Bが風船を放します。
  4. Aは上半身を起こしながら風船をキャッチします。
  5. Aは風船をキャッチしたら1の姿勢に戻り、風船をBへ投げ返します。
  6. これを5回繰り返します。
  • ワンポイントアドバイス:慣れてきたら風船を落とす位置を変えたり、身体から遠いところでキャッチしたりと変化をつけて実施してみましょう。

今回のまとめ

今回は、定位能力を鍛えるトレーニングをご紹介しました。
球技ではボールと自分の距離感の把握はとても重要です。ボール遊びが苦手な子はぜひご自宅で挑戦してみてください!
次回は、ダンスや体操などで重要なコーディネーション能力を鍛えるトレーニングをご紹介します。

<Let’s Eat!>きのこの力で子どもの健やかな成長をサポート

寒さのピークとなり室内で過ごす時間が増えるこの時期。身体を動かす時間が少なくなると、運動不足だけでなく、スマホやテレビを見る時間が長くなりやすくなります。近年、スクリーンタイム(スマホ・パソコン・テレビの視聴時間)の増加は、視力低下にとどまらず、肥満や睡眠障害、集中力の低下、メンタル面の不調など、子どもの心身にさまざまな影響を与えるといわれています。
また、スクリーンタイムの増加によって視力が低下することもスポーツでは避けたいもの。スポーツでは、「よく動く身体」と同時に「よく視る力」も大切です。ボールを追ったり、相手の動きを瞬時に判断したりするスポーツシーンにおいて、眼の健康は欠かせません。

そこで役立つのが「きのこ」です。きのこに豊富に含まれるビタミンB群は、エネルギー代謝を促して肥満解消や動ける身体づくりを助けるだけでなく、眼の粘膜を健康に保ち、充血や疲労の緩和にも役立つ栄養素です。また、鮭や海老に含まれるアスタキサンチン、鰤などの青魚に多いDHA・EPA(オメガ3脂肪酸)も、眼の健康をサポートします。これらの食材を日々の食事に取り入れながら、眼と身体の健康づくりを意識していきましょう。

<厳選レシピ>

profile

監修 長谷川 尋之

松本大学人間健康学部健康栄養学科専任講師
兵庫大学を卒業後、管理栄養士免許を取得し、運動と栄養の両面から研究する運動栄養学を大阪体育大学大学院で学ぶ。大学院卒業後は、スポーツクラブアクトス、チームニッポン・マルチサポート事業(栄養)で健康づくりの運動指導やトップアスリート栄養サポートに従事して現職に就く。現在は、運動栄養学の教育・研究とともに、県内・外のアスリートの栄養サポートを行う。
【資格】
管理栄養士、日本スポーツ協会公認スポーツ栄養士、修士(スポーツ科学)

監修 カラダのメンテ(⻑野県松本市のパーソナルジム)
代表:⼭本 葵

順天堂⼤学卒業。⼤学在学中に⼋千代リハビリテーション学院とのWスクールを経て理学療法⼠免許を取得。卒業後は相澤病院にてスポーツリハビリテーション業務に従事しトップから成⻑期アスリートの競技復帰を⽀援。その傍ら、⽇本⾃転⾞競技連盟マウンテンバイクのトレーナーとして東京五輪に、⽇本スケート連盟ショートトラックナショナルチームトレーナーとして北京五輪に帯同。現在は様々な競技のトップアスリートから⼩学⽣までの⾝体づくりを⾏っている。
【資格】
理学療法⼠、⽇本スポーツ協会アスレティックトレーナー、中・⾼保健体育教員免許

副代表:百瀬 優規

⾼崎健康福祉⼤学卒後、理学療法⼠免許取得。卒業後は相澤病院で整形外科や内科など幅広い疾患のリハビリテーション業務を担当。その後、オーストラリアへ留学し政府認定のトレーナー資格を取得。帰国後はトップアスリートから⼩学⽣まで幅広くトレーニング指導を⾏う。現在は⽇本スケート連盟ショートトラック強化スタッフとしてジュニアナショナルチームを中⼼にトレーニング指導も⾏っている。
【資格】
理学療法⼠、Cert3 fitness(オーストラリア政府認定トレーナー資格)