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ライフアップコラム

ぬくもりをまとう冬のおしゃれ。ハンドメイドを楽しむ暮らしの広がり。

2025.11.17
ぬくもりをまとう冬のおしゃれ。ハンドメイドを楽しむ暮らしの広がり。

朝晩の冷え込みが増してきましたね。冷たい風の中でも、手づくりのマフラーや手袋を身につけると、やさしいぬくもりが心まで届くように感じます。
この冬は、お気に入りの毛糸を選び、自分だけのオリジナルアイテムを編んでみる――そんな「ハンドメイドのある暮らし」を楽しんでみませんか。手づくりの小物は、おしゃれを彩るだけでなく、日常に小さな自信や喜びをもたらしてくれますよ。

前編では、編み物が今ブームとなっている理由や、おすすめのファッション小物をご紹介しました。

【前回の記事はこちら】

そこで今回は、初心者でも安心して始められる編み物の基本や、編み物の魅力をご紹介します。
記事の最後には、この時期にピッタリな身体の内側から温めてくれる「きのこレシピ」をご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

INDEX

初心者でも安心!編み物の始め方

編み物を始めてみたいけれど、何を用意すればいいの?どこから始めればよいの?――そんな方のために、今回はまず、基本の道具や毛糸の選び方をご紹介します。
必要なものは意外とシンプル。身近な手芸店や100円ショップでも種類が豊富で手に入りやすく、またネットショップも充実しているので、気軽に始められるのが魅力です。

編み物を始めるときに用意するべき道具とは?

まず用意したいのは、毛糸と編み針。「編み針」には「棒針」や「かぎ針」など種類がありますので、作りたいものに合わせて選びましょう。初心者の方には、持ちやすく扱いやすい「かぎ針」がおすすめです。

ほかには、編み目を確認するための「メジャー」や糸の始末に使う「とじ針」、「ハサミ」などを必要に応じて用意しましょう。さらに、段数や目の位置を確認するための「段数マーカー」は、編み間違いを防ぐためにもあると便利です。

これらの道具は、手芸店はもちろん、100円ショップやネット通販でも手軽にそろえることができます。
最近では、初心者向けの「スターターセット」も販売されており、必要な道具が一式そろっているので安心です。

毛糸の種類と特徴

毛糸の素材にはさまざまな種類があり、同じ編み方でも毛糸の種類や太さによって出来上がりの印象が変わります。
冬にぴったりなのは、あたたかさを保つウールやアルパカ。ふんわりとした質感で、マフラーや帽子などの小物に最適です。
一方、春夏には、さらりとした肌ざわりのコットンやリネンなどの毛糸がおすすめ。通気性がよく、軽やかな仕上がりになります。

また、毛糸の太さによっても印象はさまざま。太めの毛糸はざっくりとしたボリューム感を楽しめ、細めの毛糸は繊細で上品な印象に仕上がります。
初心者の方には、中くらいの太さの並太を選ぶと編みやすく、編み目も見やすいのでおすすめです。
素材や色合い、手ざわりを楽しみながら、自分のつくりたい小物にぴったりの毛糸を探す時間も、編み物の楽しみのひとつです。

お気に入りの毛糸と道具を手にしたら、まずは簡単な小物から、編み始めてみましょう。

準備ができたら実際に編んでみよう

道具がそろったら、いよいよ編み物のスタートです。
最近は、動画やSNSで初心者向けの丁寧な解説動画が充実しており、自分のペースで学びながら進められるのが魅力です。少しのコツをつかめば、誰でも素敵な小物づくりを楽しめますよ。

動画で学べる「編みはじめ」 ― 自分のペースでつくる楽しさ

はじめての編み物も、今は動画で気軽に学べる時代です。
YouTubeやSNSには、かぎ針の持ち方から編み目の作り方まで、初心者向けにわかりやすく解説された動画がたくさんあります。一度止めたり、巻き戻したりしながら、自分のペースで進められるのが動画を見て作ることの魅力です。

また、実際に手を動かしてみると、最初はうまくいかなくても、少しずつ目がそろい、形になっていく過程がうれしく感じられるのではないでしょうか。編み物は「できあがり」を楽しむだけでなく、「つくる時間」そのものにも心が満たされる手仕事。
忙しい日常の中で、静かに心を落ち着かせてくれる「癒しのひととき」として始めてみるのもおすすめです。

初級~上級までレベルに合わせたおすすめの小物

少しずつ慣れてきたら、レベルに合わせて作品づくりを楽しんでみましょう。ここでは、レベル別のおすすめアイテムをご紹介します。

〈初級〉
初級者の方は、まっすぐ編むだけで完成するマフラーやコースターがおすすめ。基本の編み方に慣れながら、編み目をそろえる練習にもぴったりです。

〈中級〉
中級者の方は、増減目を覚えながら形を作る帽子やアームウォーマー、スヌードがおすすめです。糸の素材や色を変えることで、季節に合ったおしゃれを楽しむことができます。

〈上級〉
上級者には、模様編みや段染め糸を使ったストール、立体的なデザインのバッグや、がま口などがおすすめです。また、編み物に慣れてきたら、自分でデザインを考えながらオリジナルの作品を作るのも良いでしょう。

時間をかけて仕上げた作品は、手づくりならではの味わいと達成感に満ちています。
自分のペースでステップアップしながら、編む喜びを広げていきましょう。

手づくりを通じて広がる「つながり」と「よろこび」

編み物を楽しむ時間は、自分を癒すだけでなく、人とのつながりも生み出します。
マルシェやSNSで作品を紹介したり、手づくりの小物を贈ったり――。編む時間を通じて生まれる交流や喜びが、日々の暮らしをやさしく彩ってくれます。

マルシェやSNSで広がる、ハンドメイドの輪

手づくりを楽しむ人が増えている今、マルシェやSNSは、作品を通してつながる場所になっています。
各地の公園やイベント会場で行われるマルシェでは、手づくりの小物を並べながら直接交流を楽しむことができ、訪れる人との会話から新しいアイデアをもらえることもあります。

また、InstagramやXなどのSNSでは、制作過程や完成した小物を紹介する投稿が人気。コメントや「いいね」を通して、遠く離れた人とも温かいつながりが生まれます。

つくる楽しみを共有し合うことで、ハンドメイドの輪は少しずつ広がり、日常に小さなよろこびとやさしい交流を届けてくれるのです。

贈り物やおすそわけで、ぬくもりを届ける

想いを形にできるのも、編み物の魅力です。心を込めて編んだ小物は、世界にひとつだけの贈り物になります。
冬の訪れとともに、マフラーやスヌード、アームウォーマーなどを大切な人へプレゼントすれば、手づくりならではのあたたかさが、そっと相手の気持ちを包み込みます。

また、ときには、余った毛糸で小さなブローチやコースターを編んで、おすそわけするのも素敵です。
受け取った人の笑顔が、次の創作への原動力になるでしょう。

もし編み物をしない方は、ハンドメイドの小物を買って手に取るだけでも、手づくりならではのぬくもりや温かみを感じることができるはず。ぜひ、この冬はお気に入りの手作りアイテムを探してみてはいかがでしょうか。

代謝アップや体調管理に。冬のカラダを支えるきのこのチカラ

寒さで身体が冷えやすくなるこの時期は、代謝が下がり血行も滞りがちに。“冷えは万病のもと”とも言われ、身体が冷えると全身の不調にもつながってしまいます。
そのためには、身体の内側から温めてくれる栄養素「ビタミンB群」を意識した食事が大切です。

ビタミンB群は、エネルギー代謝を助け、体温を保ちやすくしてくれる栄養素。体温が下がると免疫力の低下にもつながるため、身体を温める栄養素であるビタミンB群を積極的に摂るよう意識しましょう。

中でもビタミンB1は、糖質の代謝を促してエネルギーとともに熱をつくる働きがあるため、身体を内側から温めるのに役立ちます。また、ビタミンB1は疲労回復も助けるため、寒さで疲れを感じやすいこの時期に積極的に摂りたい栄養素です。さらに、ビタミンB2は脂質の代謝をサポートして肌や粘膜の健康維持を助けるため、この時期の体調管理をサポートします。

これらのビタミンB群を多く含む食材としておすすめなのが、「きのこ」です。
きのこは栄養豊富なうえ、どんな料理にも合わせやすいのが魅力。炒め物やスープ、炊き込みご飯などの毎日の食事に取り入れるだけで、手軽にビタミンB群を摂取できます。

また、きのこにはビタミンB群に加えて、健康の要とも呼ばれる「腸」を整える「食物繊維」も豊富です。食物繊維は腸内環境を整えることで老廃物の排出や必要な栄養素の吸収を促すため、巡りのよい身体づくりに役立ちます。

これから迎える本格的な冬。温かい食事やぬくもりのあるファッション小物などをとり入れて、冬を元気に乗り切りましょう。