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─ 温故知新─ Monthly MUSIC GIFT SELECTION

【夜】心に寄り添う、秋の夜長に楽しみたい年代別ソング

2025.10.01
【夜】心に寄り添う、秋の夜長に楽しみたい年代別ソング

虫の音が心地よく響き、澄んだ夜空に美しい月が浮かぶ10月。
日が増すごとに夜の時間が長くなり、一人で物思いにふけたり誰かと語り明かしたりと、思い思いの「夜」を過ごすのが楽しい季節となりました。

そこで今月は「夜」をテーマに、心にそっと寄り添うような、年代別ソングをピックアップしてお届けします。
ページをめくる音や、珈琲の香りにも似合う内省的なナンバーから、都会の喧騒を忘れさせてくれるメロウなグルーヴまで、あなただけの夜に深く浸れるプレイリストで、豊かなひとときをお楽しみください。

記事の最後には、そんな秋の夜長に楽しみたい、旬食材を使ったおすすめの菌活レシピもご紹介していますので、ぜひご覧ください。

INDEX

紹介楽曲が聴ける!オリジナルプレイリスト



※楽曲をフルでお聴きいただく場合は「Spotify」アプリをダウンロードのうえ、ぜひお楽しみください。

昭和 -showa-

① 真夜中のドア〜Stay With Me / 松原みき

日本のシティポップが世界的に再評価されるきっかけとなった、時代を超える名曲。洗練された都会的なサウンドと、松原みきの卓越した歌唱力が魅力です。「Stay With Me」という切ないコーラスが、真夜中の孤独や感傷的な気持ちに寄り添います。お洒落でありながらどこか寂しさを感じさせる、秋の夜にぴったりの一曲です。

② Midnight Pretenders / 亜蘭知子

海外で人気が再燃しているシティポップの名曲。メロウで心地よいグルーヴと、亜蘭知子の少し気だるげなボーカルが、真夜中の都会の情景を鮮やかに描き出します。きらびやかなネオンの下で繰り広げられる、儚い恋の物語。夜のドライブや、一人でお酒を飲む時間にムーディーな彩りを添えてくれる一曲です。

③ 夢の途中 / 来生たかお

薬師丸ひろ子が歌った映画主題歌『セーラー服と機関銃』のセルフカバーとしても知られる、来生たかおの代表曲。哀愁漂う美しいメロディと、「昔より愛が足りない」と呟く恋人との心のすれ違いを描いた歌詞が、秋の夜長の物憂げな気分に溶け込みます。静かに過去を振り返る時間に寄り添う名曲です。

④ Friend / 安全地帯

玉置浩二の圧倒的な歌唱力が心に響く、安全地帯の代表的なバラードの一つ。親しい友人との別れや、離れていても変わらない友情を歌っています。アコースティックギターの音色が、夜の静けさと寂しさを際立たせ、人との繋がりの温かさを改めて感じさせてくれる感動的なナンバーです。

⑤ Woman “Wの悲劇”より / 薬師丸ひろ子

映画『Wの悲劇』の主題歌として知られる、松任谷由実作詞・呉田軽穂(松任谷由実)作曲の壮大なバラード。薬師丸ひろ子の透明感あふれる歌声が、物語のヒロインが抱える葛藤や決意を切なく歌い上げます。秋の夜、映画の世界に浸るようにじっくりと物語を感じたい時に聴きたい一曲です。

平成 -heisei-

① 丸の内サディスティック / 椎名林檎

発表以来、多くのアーティストにカバーされ続ける椎名林檎の初期代表曲。ジャジーでお洒落なコード進行と独特の言葉遊びが光る歌詞が、唯一無二の世界観を作り出しています。都会の夜の少し危険な香りとアンニュイな雰囲気が、秋の夜長の気分を盛り上げてくれるでしょう。

② One more time, One more chance / 山崎まさよし

映画『秒速5センチメートル』の主題歌としても有名な、切なさの代名詞とも言える不朽のバラード。山崎まさよしの絞り出すような歌声と美しいアコースティックギターの音色が、失われた恋の記憶を呼び覚まします。秋の夜長、ゆっくりと流れる時間に、深く寄り添ってくれる名曲です。

③ Come Away With Me / Norah Jones

グラミー賞を受賞し、世界中で大ヒットしたノラ・ジョーンズの代表曲。ジャズを基調とした温かくオーガニックなサウンドと、優しく包み込むような歌声が心に安らぎを与えてくれます。静かな夜、大切な人と寄り添いながら、あるいは一人でリラックスしながら聴きたい癒しの名曲です。

④ moonlight / moumoon

YUKAの透明感あふれるボーカルと、キラキラとしたエレクトロサウンドが心地よいmoumoonの代表曲の一つ。タイトルの通り、美しい月が輝く夜の情景が目に浮かぶようです。静かで穏やかながらも、どこかワクワクするような不思議な魅力があり、夜の散歩や天体観測のお供にもぴったりです。

⑤ スターライトパレード / SEKAI NO OWARI

まるでファンタジー映画の始まりを告げるような、壮大で幻想的な一曲。マーチングバンドを思わせるリズムと、きらびやかなサウンドが「星が降る眠れない夜」を鮮やかに描き出します。Fukaseの少年のような歌声が、夜空の下で繰り広げられる魔法のようなパレードへと聴く者をいざないます。

令和 -reiwa-

① カナリヤ / 米津玄師

是枝裕和監督がMVを手掛けたことでも話題となった、アルバム『STRAY SHEEP』収録曲。困難な時代の中で、あなたと生きていきたいという普遍的な愛を歌った、温かくも壮大なバラードです。ピアノとストリングスが美しく響き渡り、秋の夜長の静かな時間に明日への希望をそっと灯してくれます。

② あいまいでいいよ / 羊文学

オルタナティブロックバンド・羊文学による、夢見心地なサウンドが魅力の一曲。「あいまいでいいよ」というタイトルが、夜、物思いにふける中でまとまらない思考や感情を優しく肯定してくれるようです。ノイジーでありながらも美しいギターの音色が、感傷的な気分を温かく包み込み静かな余韻を残します。

③ W/X/Y / Tani Yuuki

SNSを中心に人気が広まった、チルでメロウなラブソング。飾らない言葉で綴られる、二人の穏やかな日常が心地よく響きます。恋人やパートナーと過ごす静かな夜、何気ない会話を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごすBGMとしても最適な優しい気持ちになれる温かい一曲です。

④ Wonderland / iri

浮遊感のあるトラックと、スモーキーでクールなボーカルが魅力のR&Bナンバー。iriならではのグルーヴが、都会の夜をスタイリッシュに演出します。一人で街を散歩したり、部屋で考え事をしたりする時間に寄り添い、少しだけ特別な気分にさせてくれるお洒落な一曲です。

⑤ 帰ろう / 藤井 風

「さよなら」をテーマに、人生の終わりを温かく肯定するような、ピアノが美しい一曲。藤井 風の優しく包み込むような歌声が、一日の役目を終えて安らぎへと向かう夜の心象風景と重なります。「ああ全て与えて帰ろう」という歌詞が、自分自身を振り返る静かな時間に深い思索を与えてくれます。

秋の夕暮れ時に楽しみたい、旬食材を使ったおすすめ菌活レシピ

NEXT ▶ 次回は「切なさ」をテーマに、人肌恋しくなる季節にそっと寄り添うようなプレイリストをお届けします。