11/11は「長野県きのこの日」!きのこ愛好家がおすすめする長野県のきのこスポット3選
2024.10.1111月11日は「長野県きのこの日」。
日付を並べた時の「1111」が、きのこのニョキニョキと生えている姿に似ていることから、全国農業協同組合連合会長野県本部(全農長野)によって制定されました。
長野県は、ぶなしめし・えのきたけ・なめこなどきのこの生産量が国内トップクラス。「長野県きのこの日」は長野県が誇るきのこの味の良さをPRする日となっています。
そこで今回は、この機会にぜひ長野県に足を運んでいただき、長野県内のきのこスポットも楽しんでいただければと思い、長野県のきのこスポットを3つご紹介します。
【1】北澤美術館
諏訪湖畔にある北澤美術館は、アール・ヌーボーを代表するエミール・ガレ、ドーム兄弟、ルネ・ラリックなどのガラス工芸と現代日本画を展示する美術館です。
エミール・ガレの晩年の代表作といえば、ヒトヨタケをモチーフにデザインされた「ひとよ茸ランプ」。この北澤美術館では現存する「ひとよ茸ランプ」の3つのうちの1つが常設展示されており、美術館に入ってすぐの展示室入口でお出迎えしてくれます。
学芸員さんによると、この美術館の開館時に「北澤美術館といえばこれ!」という象徴となる作品を探していた際、縁があって迎え入れたのがこの「ひとよ茸ランプ」だったそうです。
開館から40年経った現在でも、北澤美術館を象徴するシンボルとして愛されている作品となっています。北澤美術館では、この「ひとよ茸ランプ」以外にもきのこをモチーフにした作品が所蔵されていますので、展示によってはそちらにも会えるかもしれません。
ミュージアムショップにも、様々な「ひとよ茸ランプ」グッズが用意されています。
オリジナル和三盆糖は、特別展によってパッケージや和三盆の形が変わるので、お土産にも喜ばれそうです。
※2024年はエミール・ガレ没後120年記念の特別展を開催中
【2】タケヤ味噌会館の菌塚
北澤美術館から徒歩3分!タケヤみそ本社・諏訪工場内にある「タケヤ味噌会館」には、珍しい「菌塚」があります。
みそは、麹菌、酵母菌、乳酸菌など多くの微生物の働きによってできあがりますが、この微生物たちはみそを作る工程で死んでいってしまいます。その美味しいみそを作ってくれた微生物たちを祀るために「菌塚」が建立されました。
きのこではありませんが、同じ菌類への日頃の感謝を込めてお参りしてみてはいかがでしょうか。
【3】東伊那郵便局の風景印、マンホール
駒ヶ根市にある東伊那郵便局の風景印は「松茸を採る河童」のデザイン。
下記の写真は、令和元年11月11日に1並びの記念として風景印を押してもらったものです。「令和1年」ということできのこが1本増えた「長野県きのこの日」を記念して、ポストカードと切手もきのこで揃えました。風景印は日付が入るので、旅先での記念にも良いですよね。
ちなみに河童がデザインされている由来は、東伊那地区には江戸時代に河童がいたという伝説があり、それが元になっています。
そして、東伊那郵便局がある竜東北部地区の道に設置されているのが、このマンホール。
特産の松茸、天竜川と山並みがデザインされており、東伊那郵便局の周辺でも見ることができますので、ぜひ探してみてください。
いかがでしたでしょうか?気になるきのこスポットはありましたでしょうか。
もし気になったスポットがありましたら、ぜひ長野県を訪れていただき、現地でしか体験できない “きのこ旅” をお楽しみください。
profile
ウェブデザイナー、きのこ愛好家。
2007年に“きのこ病”を発症し、以後「とよ田キノ子」名義で活動を開始。
きのこグッズコレクションの展示や、きのこをモチーフにしたイラスト作品展、きのこイベントなどを開催。
日々、きのこの魅力を伝える“胞子活動”を行っている。
『乙女の玉手箱シリーズ きのこ』(グラフィック社)監修、『きのこ旅』(グラフィック社)著、『八画文化会館叢書vol.04 公園手帖2 キノコ公園』(八画出版部)著。
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