Do my best, GO! 〜今、輝く女性たち

第9回 女性専用フリーウェイトジムSPICE UP FITNESS代表 岡部友さん

2021.08.01
第9回 女性専用フリーウェイトジムSPICE UP FITNESS代表 岡部友さん

自分らしさを探求しながらイキイキと人生を楽しんでいる方に、生き方のヒントをうかがう連載企画「Do My Best, Go!」。第9回は、美尻トレーナーとして女性達から圧倒的な支持を得ている岡部友さんのインタビューをお届けします。

美しいヒップラインを作り上げることで人気の美尻トレーナー・岡部さん。近年、さまざまなメディアでも数多く紹介され、お笑い芸人のゆりやんレトリィバァさんのダイエット指導をされていることでも有名です。見た目だけのボディメイクではなく、心の強さと優しさも鍛えることをモットーにする岡部さんから、人生を輝かせるための秘訣を教えていただきました。

岡部友さん

お尻がキュッと上がれば洋服も着こなせる!

小学生の頃から体を動かすのが好きで、高校時代は陸上部に所属していた岡部さん。高校卒業後はアメリカ州立フロリダ大学に留学し、運動生理学などの人体の仕組みや機能を徹底的に学びました。2016年に女性専用フリーウェイトジム「SPICE UP FITNESS」を創設。現在、南青山・原宿・名古屋・心斎橋・梅田の5店舗を運営。岡部さんのような美しいボディラインを目指して、多くの女性達が日々スタジオでトレーニングに励んでいます。

「女性らしいボディラインを出すために、私は砂時計をイメージしてトレーニングの指導を行なっています。胸とお尻にボリュームがあり、ウエストがキュッと引き締まったシルエットですね。そのために広背筋などの上半身とお尻まわりを中心に鍛えます。とくにお尻は重要で、つんと上向きになることで見た目が若々しくなり、洋服も上手に着こなせるようになります」と話します。

また、お尻まわりを鍛えることで下半身の筋肉を上手に使えるようになり、結果として腰痛や膝痛などの不調も改善されるそうです。健康を維持する上でもお尻は重要なパーツなのですね。

岡部友さん

「太ももやウエストなどの部分痩せを期待する人もいますが、残念ながら、脂肪の付き方を私たちがコントロールすることはできません。遺伝によって脂肪がつきやすい場所とつきにくい場所は人によって違います。食事調整で脂肪が減る時は全体的に減っては行きますが、より減りやすい場所はコントロールできないのです。その点筋肉は単純で、ある程度つけたいところに狙ってつけることが可能です。彫刻のように付けたいところにつけるイメージです。この特徴を利用して、必要であれば食事管理で脂肪を全体的に落としつつ、落ちる場所はコントロールできないので、落としたくない場所に筋肉をつけていくのがポイント。また筋トレではつけたくないところまで筋肉をつけてしまうと女性らしいラインも崩れてしまいます。例えばお尻に筋肉をつけたいのにお尻よりも前ももが太くなってしまうというケースもありますが、これはしっかりエクササイズの種類とフォームに気をつければ対応できます。お客様にも我々のボディメイク法を理解していただいた上で、トレーナーと二人三脚でトレーニングを進めていきます」

ボディメイクはフィジカルにもメンタルにも効く!

岡部友さん

岡部さんがトレーニングを指導する上で心がけているのは“ダイエットは0か100ではない”ということ。たとえどんなに意志の強い人でも、四六時中100%のモチベーションでいるのは困難。張り切りすぎる人は、結果が思うように出ないとそこで挫折してしまう傾向が強いようです。

「普段から80%の力で少し余裕を持って取り組むことを提唱しています。たまには、スイーツや普段食べないコース料理などを楽しむときがあってもいいと思いますし、反対に、トレーニングで自分を追い込む日があってもいい。ストイックになりすぎず、かつ頑張るときは頑張る。要はバランスです。自分の頭で考え、いかに普段の生活に落とし込んでいくかが何よりも大切なんです」

興味深いことに、トレーニングはフィジカルだけでなくメンタルにも効くのだそう。「たとえ魔法できれいな体を簡単に手に入れても、真の自信にはつながりません。反対に、理想のボディラインを目指して日々トレーニングに励むことで、徐々に変化していく自分の姿に自己肯定感が生まれ、さらにトレーニングを続けることで確固たる自信が生まれるのです」

体の根本を整えるのが健康美への近道

岡部友さん

容姿端麗で華やかな印象の岡部さんですが、プライベートはじつにストイック。「大学時代から体の仕組みや機能、生理学や栄養に興味がありました。たとえばご飯やパンなどの糖質を摂ると、細胞内のミトコンドリアでATPが作られ、それが体のエネルギー源として使われる……みたいな世界です。だから普段の食事も『これを食べると体内でこうなる』と、頭で考えながら必要な栄養素を摂っています」

体の機能の中でも、とくに気を使っているのが腸内の環境なのだとか。「腸を重視するのは、ジャンクフードや砂糖の入った食品などを摂り過ぎたり、過度のストレスを受けたりすると腸壁に穴が空き、腸内にあるべき細菌などが血管内に漏れ、あらゆる不調を引き起こすと言われているから(リーキーガット症候群/腸もれとも言われる)。肌荒れやイライラ、ちょっと食べただけでも太るときも腸が乱れている場合が多いんですよ。言い換えれば、腸が健康なら心も体も元気になり、自分のパフォーマンスをフルに発揮することができます。だから体の根本を整える意味で、腸に良いとされる食材を積極的に摂るようにしているんです」

岡部友さん

外食はほぼゼロ(!)。3食すべて自炊しているという岡部さん。食材は信頼できる国内外のオーガニック食材専門店から取り寄せています。「食物繊維は大腸の腸内細菌のバランスを整えるために非常に重要な栄養素。緑の濃い葉野菜は食物繊維の他にもカリウムや鉄などさまざまな栄養素も一緒に摂れるので、とくに意識して食べています」

もちろんきのこも、岡部さんの食生活に欠かせません。「マイタケ、しめじ、しいたけ、エリンギがお気に入り。グラスフェッドバター(牧草のみをエサに育った牛のミルクを使ったバター)でさっと炒めて、海塩でシンプルに味付けすることが多いです。サーモン、きのこ、卵をココナッツオイルで炒め、海塩で調味してご飯にのせて食べるのも美味しいんですよ!」

余談ですが、岡部さんはもともときのこは苦手だったのだそう。「小・中学生の頃は、なかなか食べられなかったのですが、大人になって気づいたら美味しく食べられるようになっていたから不思議(笑)! もちろん味や食感も好きですが、今は腸の健康に欠かせない“水溶性の食物繊維”という位置付けでも美味しくいただいています」

人間の体は細胞で構成されているので、細胞が必要とする栄養素を適切に摂ることが免疫力を高める秘訣だと岡部さんは言います。「人間にはもともと素晴らしい免疫力が備わっています。その力が正常に働いていれば、体は常に治そうとしてくれています。インフルエンザやコロナウイルスなどの菌を怖がる前に、自分の免疫を正しく働かせること、つまり常に健康を保とうとしてくれている体を邪魔するものを食べないということと、免疫を正しく働かせるために必要な栄養素を入れるということが大切です。食を通して自分の免疫力を応援してあげるのが、私の健康法かな」と微笑みます。

嫌なこともプラスに変えてメンタル強化!

岡部友さん

体に負担のかからない食生活と日々のトレーニングのおかげで、岡部さんの体はハリがあって全身つやつや。髪も石鹸で洗っているというから驚きです! 「プライベートと仕事の区別はあまり意識していません。人体にとって良いことを自らの体で試して、それをみなさんと共有することが好きなんです」とはつらつと語ります。ロジカル思考で完璧に見える彼女ですが、ときには落ち込んだり悩むことも。そんなときはご自身のスタジオで積極的にリフレッシュするそうです。

「体を動かせば大抵のことは忘れられます。筋肉と同じで、メンタルも負荷がかかればかかるほど鍛えられて強くなります。そういった意味では負荷も大歓迎(笑)。何か嫌なことがあっても“今負荷がかかっているなー”って俯瞰して自分を捉えるんです」。トラブルに見舞われてもそこで悲劇のヒロインになるのではなく、自分で考え、選択して、解決していく。たとえどんな状況でも自分でジャッジして行動するうちに後悔する回数も減り、自然と生きていくのがラクになるのだとか。

本当に必要なものを見極め、自分軸で行動する。周りに流されることなくブレずに生きる岡部さんの姿に、真の強さと美しさを感じました。

岡部友さん

profile

岡部友

(おかべ・とも)

■女性専用フィットネススタジオSPICE UP FITNESS代表。NSCA-CSCS公認コンディショニングスペシャリスト、分子栄養医学健康指導士。1985年横浜生まれ。高校卒業後、アメリカ州立フロリダ大学に入学、生理学や解剖学を学ぶ。帰国後、2016年3月に女性専用フリーウェイトジム「SPICE UP FITNESS」をオープン。現在、南青山・原宿・名古屋・心斎橋・梅田の5店舗を運営。自ら考案した尻トレメソッドが評判を呼び、テレビ・書籍などで多数紹介される。また全国のセミナーでも人気講師として注目される。著書に「桃尻トレーニング30days」(主婦の友社)、「美尻バンドトレーニング」(講談社)、「筋トレが折れない私をつくる!」(宝島社)、「尻トレ 究極のヒップメイク」(文藝春秋)などがある。
岡部友公式サイト

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