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菌活コラム

肌はココロを写す鏡。どんよりとした梅雨時期はメンタルケアでキレイをキープしよう!

2024.06.24
肌はココロを写す鏡。どんよりとした梅雨時期はメンタルケアでキレイをキープしよう!

皆さんは、「心の状態が肌つやにも影響する」という話を聞いたことはありますか?
肌は心を写す鏡、というように、メンタル面の状態はお肌のコンディションに影響しやすく、美容に深くかかわっています。

雨の日が多くなるこの時期は、どんよりと気持ちも沈みがちになり、気づかないうちにお肌まで調子が悪くなることも。梅雨時期でもキレイを維持できるよう、健康的なメンタルを維持していきたいですね。

そこで今回は、日々の食事や生活習慣を見直すことで身体を内側から整えて、梅雨時期の憂鬱さや美容の悩みとサヨナラするインナーケアについてご紹介します。

INDEX

・梅雨時期にモヤモヤ、イライラを感じやすいのはなぜ?
 ①日光に当たる時間が減ることで体内の「幸せホルモン」の量が低下する
 ②不安定な気圧、気候の変化により、自律神経が乱れる
・梅雨時期のキレイと健康に!メンタルを整えるインナーケア
 ①セロトニンがつくられ、自律神経が集まる場所「腸」を整える
 ②ストレスケアに役立つ栄養を摂る
・今月のおすすめ菌活レシピ

梅雨時期にモヤモヤ、イライラを感じやすいのはなぜ?

からりと晴れた日はそれなりに気分が良いのに、梅雨時期になるとなんとなく、モヤモヤ・イライラとした不安定な気持ちになることはありませんか?

その原因は、
1. 日光に当たる時間が減ることで体内の「幸せホルモン」の量が低下する
2. 不安定な気圧、気候の変化により、自律神経が乱れる
といった理由が考えられます。

①日光に当たる時間が減ることで体内の「幸せホルモン」の量が低下する

まずは一つ目。梅雨の時期は曇りや雨の日が多くなりますが、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンは太陽光にあたることで増加することがわかっています。そのため、日照時間が減少する梅雨時期はセロトニンの分泌量が減り、気分が落ち込みやすくなります。
また、セロトニンだけでなく「睡眠ホルモン」と呼ばれるメラトニンの分泌量も減少するため、睡眠の質が低下することで心身ともに疲れやだるさが抜けないということも。

晴れた日にはできるだけ日光に当たるよう屋外にでる、疲れやだるさを感じたら無理せず休息をとる、といったことも意識していきましょう。

②不安定な気圧、気候の変化により、自律神経が乱れる

気圧・気候の変化が著しい梅雨時期は、一年の中で最も自律神経が乱れやすいという専門家の方もいるほど、身体への負担が大きな時期。
自律神経は
・やる気や集中力を助ける「交感神経」
・心身を緊張やストレスから解放する「副交感神経」
といった心身のバランスを保つ2つの神経が存在し、バランスを保ちながら身体活動を支えています。しかし、自律神経が疲れてそのバランスが乱れると、「頑張りたくてもやる気が出ない」「休みたいのにストレスや緊張を感じる」といったメンタルの不調につながってしまいます。

また、自律神経が乱れるとお肌の水分や皮脂分泌を担うホルモンバランスも乱れてしまい、お肌の乾燥やべたつきなど不安定な肌質に変わってしまうこともあります。

梅雨時期の自律神経の乱れはココロの不調に加えて、美容にも良くない影響をダイレクトに与えるため、食事や生活習慣から自律神経を整えることが健康的な美肌につながっていくのです。

梅雨時期のキレイと健康に!メンタルを整えるインナーケア

このように梅雨時期は、日光に当たる時間が減ったり不安定な気候であったりと、私たちにはコントロールできない部分に原因があります。加えて、梅雨時期は湿度が高いため一見お肌が乾燥しにくいように感じるかもしれませんが、実は、室内の冷房・除湿器の使用でお肌の乾燥が起こりやすい時期でもあります。

しかし、食事によって身体の内側から整えておくことで、それらの不調を緩和することができます。ここでは、梅雨時期でも健康的なメンタルを維持し、健康なお肌に整える、おすすめのインナーケアをご紹介します。

①セロトニンがつくられ、自律神経が集まる場所「腸」を整える

幸せホルモンのセロトニンは、腸内細菌の働きによって産生されるホルモンです。そのため、腸内環境が悪いとセロトニンの産生量が減少してしまいます。
また、自律神経もその多くが腸に集まっており、そのことから「腸は第二の脳」とも呼ばれています。腸内環境を整えておくことで、セロトニン産生がスムーズに行われたり、自律神経の乱れを緩和したりすることができます。

そこで、腸内環境を整えるのに役立つ栄養素が「食物繊維」です。
食物繊維には大きく分けて、便をゲル化したり腸内細菌のエサになる「水溶性食物繊維」と、便のカサを増やす「不溶性食物繊維」があり、2:1のバランスで摂ると効率的に腸内環境を整えられるといわれています。
水溶性食物繊維は海藻類に多く、不溶性食物繊維は根菜類や豆類に多いといわれていますが、その両方をバランスよく含む食材が「きのこ」です。食物繊維は腸を整える効果に加えて、肌荒れやニキビの原因となる糖質・脂質の吸収をゆるやかにしたり、老廃物を排出したりする効果もあり、美容に欠かせない栄養成分です。

②ストレスケアに役立つ栄養を摂る

モヤモヤ・イライラした気持ちを解消するには、ストレスを身体の内側からケアしていく栄養成分を摂ることも大切です。

主な栄養素は次の4つです。
1. 大豆製品や乳製品に含まれ、幸せホルモンをつくる材料になる「トリプトファン」
2. トマト、バナナ、玄米、きのこに含まれ緊張やストレスを緩和する「GABA」
3. 野菜やフルーツ、緑茶に含まれ、抗ストレスホルモンの分泌を増やす「ビタミンC・E」
4. 魚類、肉類、きのこ類に含まれ神経系の働きを正常に整える「ビタミンB2」

中でもきのこは、上記のGABAやビタミンB2を含むことに加えて、自律神経を整えたりセロトニン産生を間接的に助ける「食物繊維」が豊富に含まれていたり、どんな料理にも使いやすかったりと、複合的にこの時期のメンタルケアに役立つ栄養素。
その他、強力な抗酸化作用があり、老化の原因となる活性酸素を取り除く「エルゴチオネイン」が含まれているところも美容に繋がるポイントです。

美味しい料理は、栄養素だけでなく、目も舌も満足させ、心まで元気にしてくれるはず。
ぜひ、食事の時間を楽しみながら、今回ご紹介した食材も食事に取り入れていただき、身体の内側から元気なメンタルへと整え、イキイキとしたお肌で過ごしていきましょう。

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