【きのこ川柳】2023年秋 四半期大賞発表
2023.11.15
いつも、きのこ川柳に多くの作品をご応募いただきまして、誠にありがとうございます。
このたび、2023年7月〜9月のノミネート作品の中から四半期大賞を発表します！
選 評
“災害級”と表現されるほど異常な暑さとなった今年の夏。本句は、「異次元緩和」「異次元の少子化対策」など度々耳にする「異次元」という言葉で今年の暑さを的確に表現されており、暑かった夏が一瞬で脳裏によみがえり、思わず「うまい！」と唸ってしまう一句。暑く長い夏を日々の食事で乗り越えようとするK・Uさんのお気持ちも表れた、夏の暑さを象徴的に描いたウイットに富んだ作品であったため、大賞に選出させていただきました。
おめでとうございます！
受賞されたK・Uさんには、1万円分のギフト券を贈呈いたします。
選 評
森の中、おばあ様とお孫さんの手が重なり微笑みあう、そんな温かなひと時が想起され、優しい気持ちにさせてくれる一句。本句には、きのこの採り方を少しだけ誇らしげに説明するおばあ様のお姿や、自然に触れ新たな世界との出会いに目を輝かせるお孫さんのお姿など、十七音の中では描かれていないお二人のいきいきとした表情や心を通わせる様子なども想像でき、つられて笑顔になってしまうよう。そんな温かな情景が目に浮かぶ作品であったため、選出させていただきました。
選 評
頑張るお子さんの姿を思い浮かべながら、心を込めて料理するご家族様のお気持ちやお姿が想起される優しい一句。同時に、普段何気なく食べている料理にも作ってくれる人の想いが込められているのだと気付き、感謝の気持ちで心が温かくなります。青春の瑞々しさや家族の思いやりを情景たっぷりに表現されており、さらに、本句に触れることで誰かを応援したり、応援してくれている人に感謝を伝えたりもしたくなる優しい一句であったため、選出させていただきました。
おめでとうございます！
ホクト賞を受賞された抹茶坊主さん、
夏バテ対策食さんには、5,000円分のギフト券を贈呈いたします。
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