人類が知りつくせないほどの種類があるきのこ。その一部をご紹介します。
【きのこアルバム】ヒイロタケ
梅雨が明ければ夏本番!自然界のきのこも元気に顔を出す季節です♪
夏の暑さには気をつけつつ、エネルギーの溢れる夏を思いきり楽しみたいですね。
今回は、そんな夏のまぶしい太陽を連想させる鮮やかなきのこ「ヒイロタケ」をご紹介します。
ヒイロタケは春から秋にかけて、広葉樹の枯れ木や落ちた枝に群れになって発生し、
以前ご紹介した「カワラタケ」と同じタマチョレイタケ科に属するきのこ。
幅が3~10cm、厚みは3~7mm程度で、タマチョレイタケ科のきのこの中ではあまり大きくならない種類です。
「タマチョレイタケ科のきのこならば薬としての効果があるのでは…?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、今のところヒイロタケの薬としての効果は発見されておらず、食用にも向きません。
しかし!
このヒイロタケ、「きのこ染め」の原料として使用されているのです。
きのこ染めとは、草木染のように、きのこを煮出した汁で糸や布を染める技術。
ヒイロタケの学名「coccineus」には「真っ赤な、深紅色の」という意味があり、その鮮やかな色が特徴のきのこなのですが、ヒイロタケできのこ染めを行うとしっかりと黄土色~オレンジ色に染まるそうです。
きのこ自身が作り出した色素で染め上げるというのはなんだかロマンを感じます。
見ている方が元気になるような色鮮やかなきのこですが、発生して時間が経ったり、雨風にさらされると色褪せてしまうそう。
公園など身近な環境にも発生するきのこなので、もし、鮮やかなヒイロタケを発見できたらラッキーかもしれません♪
一瞬一瞬の鮮やかな色味を楽むことも、きのこ染めにして長く楽しむこともできる、素敵なきのこなのです。
ちなみに、ヒイロタケを漢字で書くと「緋色茸」。
緋色とは「黄色みのある赤色」と表現されることが多くありますが、以前にも「緋色」とつく「ヒイロチャワンタケ」をご紹介しています。
こちらも非常に色鮮やかなきのこなので、ぜひご覧くださいね♪
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真っ赤に燃える太陽のような「ヒイロタケ」。
ヒイロタケに負けないくらい、最後まで元気で健康に、熱い夏を楽しみましょう!
「こんなきのこを見つけた!」という情報がありましたら是非きのこらぼに教えてください♪きのこ発見!情報を送る
◆◇◆ヒイロタケ◆◇◆
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寒暖差が大きくなるこの時期は、優しい味わいにほっとするスープがおすすめです。きのこは“第二の脳”とも呼ばれ、自律神経の集まる腸を整える食物繊維が豊富なので、気持ちを整えることにも役立ちます。合わせるじゃがいもに含まれるビタミンCは抗ストレスホルモンの合成に必要なため、さらに効果がアップ。春らしい色合いもポイントです。
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