気が向かないときの料理のコツ
8月
2025.09.26
「お料理を作る時間や手間は凄くかかるのに、食べるのは一瞬……後片付けも大変!」「何のためにつくるの?私だって疲れているのに、何で私だけ?」と、一度や二度、もしくは毎日思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そうなんですよね。私も時々疲れているときはマイナスの方向に考える事があります。じゃあ料理をつくることをやめる?外食する?と色々自問していき・・・仕方ない、炒め物だけでもいいか!とりあえずごはんだけでも炊こう!とアクションを起こし、始めてみます。
そうするとなんだかんだ思いながらも、野菜をちぎって肉と炒めて、そうだサラダも作ろう、冷凍庫に干物があったので焼こう、野菜があるから味噌汁でもつくろうかな~と、軽く感じてやってみることで気持ちも晴れていきます。朝と変わり映えしない、けれど、まぁいいのです。いつの間にか心は少し前向きになっています。
外国では食事、料理に対する向き合い方にも色々様子が違うそうですね。
例えばドイツでは、ハムとパンとチーズと野菜を切り、冷たいままワンプレートに盛り付けただけの料理でも、家族とともに普段の夜を過ごすそうです。時間や手間よりも家族の会話を大切にしたり、負担にならない事を優先的にしたり、という生活リズムの取り方が習慣だといわれています。
我々も考えてみると家族間で納得があれば、なんだって私はありだと思いますね。
時間や手間ではなく、気持ちがとにかく大事であると考えます。自分の気持ちも、家族を想う気持ちも。
たとえキャベツをちぎって少しばかりの肉を炒めただけの料理でも、気持ちがこもっていれば、何とかなるものです。面倒くさいとか、自信がないとか、うまく作れないとかを考えるより、気持ちをもってまず作ってみることは何よりも素晴らしいことです。
味が思うようにできずとも何とかなるもので、逆にそれで食卓でみんなの要望や味覚の好みを聞いたりしながら食事をすることの方が、どれほど心をつなげ、みんなが元気になる事でしょうか。
それがたとえ手作りでなくともよいと思いますよ。きっと会話の中から思っていること、考えていること、考えなければいけない事の解決方法が見えてくると思いますね。
栄養をしっかり取り込むことも大事ですが、もっと大事なのはとりあえず家族のために作ってみようとする気持ち、それを受ける相手の気持ちを感じることを大切にしたいですね。