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Let’s go kitchen!

【浜内先生のLet’s go kitchen!】毎日の体調変化は、腸からチェック!

5月

2025.05.22
【浜内先生のLet’s go kitchen!】毎日の体調変化は、腸からチェック!

楽しいゴールデンウィークも終って日常に戻り、仕事や勉強をこなしている方も多いと思います。また、対人関係においては距離感や、協調性を持ちながら上手に人間関係を構築しなければならず、コミュニケーション力が改めて大切な時期でもありますよね。

5月はよく食事が喉を通らないとか、食欲がわかない等の声もよく耳にします。もちろんこの時期は新人のみならず、今後の進路について考えたりと、世の中全体も落ち着かない雰囲気がありますね。ついつい身体の事は二の次となり、栄養がしっかり摂れず、緊張や不安、ストレスで自律神経が乱れがちになれば、便秘になる方が多くなる、そんな時期でもあります。

近年、脳の神経と腸の神経がつながっていて相関関係であるということがわかってきました。正直私も毎日の仕事以外でテレビのお仕事がある時や講演会の時は緊張が続き、お腹が痛くなったり、トイレに何回も行ったりして落ち着かない事も多々あるのですが、それも納得できる所になりますね。

ましてや連休でお出かけをするなどの非日常的な行動は食も乱れがちになります。子どもの場合は、食が進まないとなると解決方法として肉類など子どもが好むものを食事に出しがちになりますが、それがまた腸内で悪玉菌を増やす悪循環の原因に。大人も、手に届きやすいものを食べていれば栄養が偏り、いつまでもそういった不調や便秘症状の解決に繋がらない状況に陥る可能性があります。

便秘解消には、腸内をまずは整えることが先決!
この時期だからこそ規則正しい生活を乱さないようにしながら、食事も出来るだけ、1日の中で1回でもしっかりとバランスの取れた食事をとる事が、便秘のみならず心身共に負けないで乗り切れることに繋がると思います。

私はそんな中、健康状態、腸の状態を〖便〗の状態を観察することでチェックしています。回数、色、硬さを見ることにより腸内環境がわかるといわれており、便の状態は、「ブリストルスケール」というものを参考にしています。
便が1日~2日前後出る事、褐色ではない事、浮いている事、形などをチェックして、日々反省や、今の食生活は自分に合っているのだなと納得したりしています。

もし結果が良好でない場合、私は次のような食材を意識して摂っています。
まずは、直球的に食物繊維をしっかり摂ること。食物繊維の多い食材としては芋類、穀類、キノコ類、野菜類、果物類ですね。また、悪玉菌が増える原因となる過度なタンパク質の摂取、脂類、加工品や嗜好品等はできるだけ避けます。
また、リラックスする事を心がけたり、睡眠をしっかりとったりすることも大事。これらを少しずつ意識すると、ちょっとした腸内の健康の傾きがあっても、すぐに良い状態に戻すことができますし、何よりも“健康”を自分でコントロールできることにやりがいも感じます。

もし、皆さんの中でもなんだか調子が悪いな・・・と思うことがあれば、まずは食事内容を見直して、便の変化を見守ることが必ず良い結果につながると思いますよ。