春の不調、原因は「自律神経の乱れ」かも?自律神経を整える暮らしのヒント
2026.03.01
3月に入り春の兆しを感じる季節になりましたね。日中は暖かい日も増え、外へ出かける機会が多くなったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。春の行楽に出かけたり新しいことを始めたりと、心が弾む季節でもあります。
一方で、冬から春へと移り変わるこの時期は寒暖差が大きくなるため、気づかないうちに身体へ負担がかかり、体調を崩しやすくなることも。
そこで今回は、「季節の変わり目の体調管理」をテーマに、食事や生活習慣の中でできる身体を整えるポイントをご紹介します。春本番に向けて、今のうちから健やかな身体づくりを意識していきましょう。
INDEX
- “季節の変わり目に体調を崩しやすくなるのはなぜ?
- 春先の体調管理のポイントは「自律神経のバランスを整える」こと
- 自律神経を整えるなら「ゆっくり」を意識しよう
- 「きのこ」で自律神経を整えて心も身体も健やかに♪
季節の変わり目に体調を崩しやすくなるのはなぜ?
過ごしやすい日が増える一方で、不調を感じやすいこの時期。季節の変わり目に体調を崩しやすくなるのは、寒暖差や天候の変化による気圧変動、花粉の飛散、自律神経の乱れなど、様々な要因があります。
例えば、人間の身体には、周りの温度に合わせて体温を調節する機能がありますが、気温差が激しいと体温調節のために多くのエネルギーを消費するため、体内のエネルギーが不足し、疲れやだるさ、倦怠感などの不調を感じやすくなります。
また、春は気圧の変化が大きくなることや、日照時間が長くなることで睡眠の質が下がること、環境の変化によるメンタル面の不調なども重なり、自律神経のバランスが崩れやすくなってしまいます。
自律神経は内臓の働きや血圧・呼吸などをコントロールしている神経で、交感神経と副交感神経という2つの神経が互いにバランスを取りながら心身を調節しています。
交感神経が活発になりすぎると、内臓、特に胃腸の働きが低下し、疲労感や免疫力の低下などを引き起こします。一方で、副交感神経が活発になりすぎると、やる気が出ず気分が落ち込むといった症状が現れます。このように自律神経のバランスが崩れることで心にも身体にもストレスがかかり、不調となって現れてくるのです。
春先の体調管理のポイントは「自律神経のバランスを整える」こと
心も身体も健康に過ごすためには、自律神経のバランスを整えることが大切です。一方で、「昔よりも季節の変化に弱くなった」、「春先の疲れを感じやすくなった」という方もいらっしゃるかもしれません。
実は、自律神経は年齢を重ねるほどに働きが衰えることがわかっており、特に副交感神経の働きが低下しやすいと言われています。そのため、年齢とともに動くことが億劫になったり、やる気が出ない、だるさを感じるなどの症状が強くなります。3月は一年の中で最も気温差が大きい時期のため自律神経が乱れやすく、これらの症状を感じやすくなります。
また、春先に限った話ではありませんが、現代人はデスクワークによって座っている時間が長くなることで呼吸が浅くなったり、日常的にスマートフォンやデジタル機器を使用することでブルーライトを浴びたりすることで、交感神経が活発になりやすいと言われています。
そのため、自律神経の乱れやすい春は、意識的に深呼吸を、寝る前にはデジタル機器を使用しないなどを意識することも大切です。
自律神経を整えるなら「ゆっくり」を意識しよう
自律神経を整えるカギは、心と身体を落ち着かせる効果のある“副交感神経”を整えることです。では、副交感神経の働きを高めるためには、どのようなことを意識すれば良いのでしょうか。
実は、生活習慣を大きく変える必要はありません。人と話しをする時や食事をする時、仕事・家事の仕方、休みの日の過ごし方など、全てにおいてできるだけ「ゆっくり」とした時間を過ごすことを意識してみましょう。そうするだけで副交感神経の働きが高まり、自律神経のバランスも整いやすくなります。
また、腸内の善玉菌が増えると副交感神経の働きが高まるということも近年の研究で明らかになっています。腸には多くの自律神経が集まっているため、腸を整えることが自律神経のバランスを整える近道です。普段から腸を整える食事を意識することで、心身も整いやすくなるのです。
「きのこ」で自律神経を整えて心も身体も健やかに♪
このように、自律神経のバランスを整えるためには、毎日の食事を工夫して「腸」を整えていくことが大切です。そして腸を整えるためには、食物繊維を豊富に含む食材「きのこ」がおすすめです。
きのこに豊富な食物繊維は、腸内の善玉菌のエサとなったり、体内の老廃物の排出を促したりする働きがあるため、腸を整えるのに役立ちます。また、腸は「第二の脳」とも呼ばれ、脳と腸は互いに影響しあっているため、腸を整えることで自律神経も自然と整うという効果も期待できます。
他にも、きのこには自律神経に働きかけてストレス緩和をサポートする「GABA」や、ストレスホルモンを抑制する「オルニチン」も豊富。GABAやオルニチンはストレスケアの他にも睡眠ケアをサポートする働きもあるため、睡眠の質を高めることで自律神経を整えることにもつながります。
栄養豊富な食材「きのこ」を毎日の食事にとり入れて、腸のケアとともに自律神経のバランスも整えていきましょう。
3月は寒暖差や環境の変化により不調を感じやすい時期ですが、小さなセルフケアによって少しずつ心身が整い、軽やかに過ごすことができます。バランスの良い食事や生活リズムを整えながら、春を健康的に楽しんでいきましょう。
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