一足早く“春仕様”の身体へ!腸ケアで冬の身体リセット
2026.02.01
2月4日は二十四節気のいちばん最初にあたる「立春」です。立春を迎えると暦の上では春となり、旧暦では一年のはじまりは立春と考えられていました。
実際にはまだまだ寒さの厳しい日が続きますが、少しずつ春の兆しを感じる季節へと移り変わっていく時期となりますので、一足早く冬の縮こまった身体を整えて、春に向けて軽やかな身体をつくっていきましょう。
そこで今回は、冬の身体から“春仕様”の身体へとリセットするのに役立つ「腸ケア」をテーマにご紹介します。バランスの良い食事や日常生活の中で手軽に取り入れられるポイントを意識して、身体を整えていきましょう。
INDEX
“春に向けた身体作り”に欠かせない「腸」の働き
冬の間は、寒さによる血行不良や活動量の減少による代謝の低下が原因となり、身体の中の各臓器の動きが鈍りやすくなります。そんな“冬仕様”の身体をリセットするためにまず意識したいポイントが、健康の要とよばれる「腸」を整えること。
まだまだ寒さが続くこの時期は、冷えや運動不足の影響で腸の働きが鈍くなり、老廃物も溜まりやすくなります。その結果、便秘などの腸の不調を感じやすくなる方も増えるのですが、腸は全身に必要な栄養素を吸収する臓器であるとともに、“第二の脳”とも呼ばれ、脳や各臓器と連携していると言われているため、全身の健康と深い関わりがあります。
そのため、健康的な身体をつくり“春仕様”の身体へとリセットするためには腸を整えることが不可欠です。春を軽やかな身体で楽しむためにも、この時期から腸の健康を意識していきましょう。
腸を整えることには、以下のようなメリットがあります。
◉免疫力の向上をサポートする
腸内には全身の約7割の免疫細胞が存在しています。そのため、腸を整えることで免疫細胞の働きが活性化され、感染症や炎症などから身体を守るのに役立ちます。
◉消化吸収を高める
食事から摂取した栄養素は主に腸で吸収されます。腸が整うことで栄養素の吸収率が高まり、必要な栄養を効率よく全身へ届けることができるため、健康的な身体づくりをサポートします。
◉メンタルケアをサポートする
先述のように腸は「第二の脳」とも呼ばれ、心の健康にも深く関わっています。腸には自律神経が多く集まっていることから、腸内環境が整うことでストレスが軽減され、メンタルの安定にも繋がります。
また、幸せホルモンとして知られる「セロトニン」は腸内で作られているため、リラックスや幸福感を得るためにも腸が健康な状態で保つことが重要です。
◉生活習慣病の予防にも
腸内環境は生活習慣病とも密接に関係しています。腸に棲む腸内細菌は食物の消化・吸収を助けるだけでなく、全身の代謝に影響を与える様々な物質を作り出しています。
例えば、ある種の腸内細菌が作り出す「短鎖脂肪酸」は、血糖値の調整やインスリン感受性の改善に関わっており、糖尿病の予防に重要な役割を果たしています。このように、腸が健康であることは肥満や高血圧、2型糖尿病、脂質異常症、慢性腎臓病といった生活習慣病の予防にも役立つのです。
健康な腸のために欠かせない“2種類の食物繊維”
では、どうすれば腸を効率よく整えることができるのでしょうか。
健康的な腸を作るための基本は「バランスの良い食事」ですが、中でも特に、「食物繊維」が豊富な食材を摂ることが効果的とされています。
そんな食物繊維、実は大きく分けて「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があり、水溶性食物繊維は善玉菌のエサとなって腸内環境を整えたり便を柔らかくしたりする働きがあり、不溶性食物繊維は便のカサを増やしてお通じを促す働きがあります。
この2種類の食物繊維を両方ともバランスよく含まれている食材が「きのこ」です。きのこは野菜と異なり「菌類」であるがゆえに食物繊維の種類も量も豊富なため、効率よく腸を整えるのに役立ちます。
また、きのこには食物繊維の一種であるβグルカンも豊富。βグルカンは腸内の免疫細胞に直接働きかける作用があるため、体調管理に役立ちます。さらに、きのこは、100gあたり約20kcalとヘルシーなうえにどんな食材とも相性が良いため、いつもの料理にプラスして食物繊維を摂取できるのも魅力です。
日本人は食物繊維の摂取量が不足傾向にあるため、毎日の食事に積極的に取り入れていきましょう。
寒い時期は特に注意!こまめな水分補給と腸の関係
腸の健康を保つために大切なこととして、「こまめな水分補給」もあります。水分は食べたものの消化と栄養素の吸収をスムーズにし、胃腸の運動を促進することで、消化過程を正常に保つ役割があります。
1日の摂取目安は、成人で約2リットルと言われていますが、一度に多くの量を飲んでも尿として体外に排出されてしまうため、時間を分けてこまめに摂ることが大切です。
また、水分は飲料水だけでなく、食事からも摂取できます。例えば、野菜や果物、きのこなどの水分を多く含む食材を摂取したり、スープや味噌汁などの汁物を意識的に取り入れたりするのもおすすめです。
中でもきのこは約90%が水分のため、食事に取り入れることで水分と食物繊維の両方を効率よく補うことができます。きのこを食事にとり入れて、腸を効率よく整えていきましょう。
栄養バランスの良い食事を意識したり、こまめに水分を摂ったりすることは、日常生活の中で少し意識を変えるだけで実践できる習慣です。こうした小さな積み重ねが腸の働きを整え、健康的な身体づくりにつながります。
これから迎える春を健やかに過ごすためにも、健康の要である腸を整えて身体をしっかりリセットしていきましょう。
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