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【7月】栄養バランスを意識するには、自分に合う賢い食材を見つけよう!

7月

2025.08.05
【7月】栄養バランスを意識するには、自分に合う賢い食材を見つけよう!

私の仕事の一つに講演会がありますが、そこで栄養の事をよくお話をさせていただくことがあります。そして最初と最後の言葉でも、“栄養のバランスが大事”という事をお話しています。

もちろん皆さんも百も承知というお話ですが、分かっていても毎日栄養のバランスをとる事は絵にかいた餅で、現実ではなかなか難しいかと思います。

そもそも、栄養のバランスが何故大事になるかということを極端に言うと、『栄養素単体では本来の力を発揮できない』ということだと思います。
炭水化物を摂る時は、ビタミンB1と一緒に摂らないと効率よくエネルギーに変えることが難しいですし、鉄分やたんぱく質はビタミンCと一緒に、カルシウムはビタミンDと、β-カロテンは油脂類と一緒に摂る・・・などなど、食べたものがより身体の力や調子を整えるために、十分に力を発揮してくれるよう、栄養バランスを考えようということです。

面倒だからサプリでいいや!となる方もいますが、食べものには栄養素単体ではなく複数の栄養が含まれているものがほとんどで、お料理をすることにより、自然と効率が良くなるということも多くありますね。

そのために、まずは出来るだけ栄養の豊富な食材をチェックしておくのも一つ便利だと思います。
かぼちゃ、ほうれん草または小松菜、水菜、トマト、きのこ、アボカドなどはいろんな栄養素が複数含まれているので、迷ったらこの食材達をゲットしてみてくださいね!他に野菜の材料が少なくても、上手に栄養を網羅しやすい食材です。

外食がいけないわけではありませんが、生のサラダ一つにしても、外食のものは野菜を水につける時間が長くしてパリッとシャキッと下処理をしているのが当たり前で、何よりも食感や美味しさ、見た目を大事にするのが優先的になりますよね。そうすると、生野菜を水にさらしている間に、見えない栄養素は流れていってしまっているのが現実です。残る栄養は食物繊維だけとなりかねません。

また、お弁当も良くご覧になると、生野菜はもちろんのこと、加熱野菜の量も実に少なく感じると思います。特にお弁当などに多い肉類をいただくときは、野菜の栄養が足りていないと消化にも負担がかかり、栄養も吸収されにくくなります。
是非ご自宅では、1品でもお野菜やきのこ料理を手作りされることにより、一緒に食べる他の栄養も取り込みやすくすることが出来ますので、負担に思うことは最小限に、上手に栄養とお付き合いいただければと思います。

最後に、きのこを使ったおすすめの常備菜『きのこの塩こうじマリネ』をご紹介します。食卓の栄養バランスを高める簡単レシピですので、ぜひ作ってみてください。

【きのこの塩麹マリネ】

■材料(作りやすい分量)
・お好きなきのこ…300gほど
・塩こうじ   …大さじ1と1/3
・酢      …大さじ1と1/3

■作り方
①きのこをほぐしてフライパンに入れ、塩こうじ、酢を入れて中火にかける
②水分がなくなるまで炒めれば出来上がり

そのままはもちろん、ご飯にまぜたり、サラダに入れたりしてもおいしくいただけます。