人類が知りつくせないほどの種類があるきのこ。その一部をご紹介します。
【きのこアルバム】ドクツルタケ
2017年が始まって、早1ヶ月が経ちますね。
寒さも厳しい中、長野では、遠くの山々が真っ白な雪化粧をまとっています。
今月はそんな雪の白さにも負けない美しいきのこ「ドクツルタケ」をご紹介いたします。
ドクツルタケは夏から秋の幅広い期間に広葉樹林や針葉樹林で発生します。
また、ベニテングタケやコテングタケモドキと同じAmanita属のきのこです。
すらっとした美しい女性を連想させるようなきのこで、
森の中でとても目立つため、写真家の方々の中にもファンは多いとのこと。
また、シーズンになると、小さなものから
大きなものまでいろいろな姿を鑑賞できるそうですが、
傘やヒダ、柄、ツバやツボのすべてが真っ白で非常に美しいですね。
そんな美しい姿とは裏腹に、ドクツルタケは今までご紹介したどのきのこよりも危険な毒きのこです。
様々な毒成分が含まれており、誤って食べてしまった場合には2段階で症状が現れます。
まず、食べた当日には、一般的な毒きのこに多い
「腹痛」や「下痢」といった中毒症状が現れ、一度、緩和していきます。
しかし、その一週間後には、肝臓や腎臓の機能低下といった致命的な
症状が現れ、最終的には命を落としてしまうことも多いようです。
そのため、海外では「破壊の天使」や「死の天使」といった名前で恐れられており、
日本でも“食べた人がやたらに命を落とす”ことから「ヤタラタケ」や
“あたったら致命傷となる”ため「テッポウタケ」といった地方名が付けられています。
とても美しいきのこですが、見つけても絶対に食べてはいけない、このドクツルタケ。
山で見かけた際には、ぜひ観賞用としてお楽しみください!
神秘的な気持ちになれるかもしれませんよ。
長野でも、雪が解ければいよいよ春がやってきます。
春から始まるきのこシーズンに向けて、危険な毒きのこについても
しっかりと確認をしてから、皆様もきのこの世界を楽しんでくださいね♪
今年も1年、よろしくお願いいたします。
「こんなきのこを見つけた!」という情報がありましたら是非きのこらぼに教えてください♪きのこ発見!情報を送る
◆◇ドクツルタケ◆◇◆
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