人類が知りつくせないほどの種類があるきのこ。その一部をご紹介します。
【きのこアルバム】ハナビラニカワタケ
立春が過ぎ、各地で春一番が吹いたとの報告を聞くと、春本番が待ち遠しくなりますね!
今回は、春の風物詩「桜」にちなんで、
まるで八重咲の花のように美しい「ハナビラニカワタケ」をご紹介いたします。
ハナビラニカワタケは漢字で書くと「花弁膠茸」。
全体はゼラチン質でほんのり赤く、春から秋にかけて
枯れた広葉樹の樹上に発生する、世界的に分布するきのこです。
また、このハナビラニカワタケは、雨の降る前後で姿が異なります。
空気が乾いているときは縮んで硬くなり、色も濃くなるのですが、
雨が降って水気をおびると写真のようなプリッとした外見になります。
そんな特徴のあるこのハナビラニカワタケは食用のきのことされており、
無味無臭でクセがないため、キクラゲのように調理できるのだそうです。
ほんのりとした赤色が美しく、酢の物やサラダなどにすると色も映え食卓が華やぎそうですね。
ちなみに、ハナビラニカワタケは「シロキクラゲ属」のきのこで、
以前ご紹介したシロキクラゲに近縁な種になります。
また、現在、ハナビラニカワタケについてある“論争”が起きているそうです。
ハナビラニカワタケにはよく似たきのこで「クロハナビラニカワタケ」と
「Tremella frondosa(和名なし)」という2種が確認されているのですが、
「実は3種とも同一種なのではないか?!」という意見が出ているのだそうです。
最近では種を特定する際にDNAからの判別も行われているそうで、
細やかな分類がなされるきのこの世界の奥深さを感じます。
ハナビラニカワタケのように専門家でも判別が難しいきのこがまだまだたくさんありますので、
“美味しいきのこ”に似た“毒きのこ”にはこれからも注意していきたいですね。
春が来れば、皆さまそれぞれの新生活がスタートします。
皆さまの新しい生活と、今年のきのこシーズンが素晴らしいものになりますように!
「こんなきのこを見つけた!」という情報がありましたら是非きのこらぼに教えてください♪
◆◇ハナビラニカワタケ◆◇◆
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