人類が知りつくせないほどの種類があるきのこ。その一部をご紹介します。
【きのこアルバム】カラカサタケ
朝晩の冷え込みが一段と厳しくなり、遠くに見える山は雪を覆い始めて冬本番の様相を呈してきました。
いよいよ年の瀬、皆様にとって今年一年はどんな一年でしたでしょうか。
昨年この時期には、“金を連想する2016年に向けたおめでたいきのこ”ということで「コガネタケ」をご紹介いたしました。
そして12月15日に発表された2016年「今年の漢字」は“金”。偶然とはいえなんだか嬉しいものです。
そこで今回は、2017年がより“高く、大きく”飛躍する年になるよう願いを込めて、
大きく生長するきのこ「カラカサタケ」をご紹介します!
カラカサタケは漢字で書くと「唐傘茸」。
傘が20cm、柄が30cm程度に成長する背の高いきのこで、大きいものでは柄が50cmにもなります。
生長と共に表皮がひび割れてできる、傘表面や柄に見られる濃褐色の鱗片と、
大きなツバ(柄の上部にあるリング状の部分)が特徴的なきのこです。
カラカサタケの傘は非常に弾力があり、握っても形が崩れず元通りになるという
面白い性質があるため、「ニギリタケ」と呼ばれることもあるそうです。
林や草地、竹藪などに生えるきのこなので、
見つけた際には、是非握って試してみたいですね。
また、カラカサタケは傘が開く前の“つぼみ”のまま柄がどんどん伸びていきます。
そしてある一定まで生長して傘が開いた成熟状態になると、唐傘そっくりの形になり、
遠くから見ても発見できるほどの大きさになっているそうです。
また、一般的にカラカサタケは癖のない風味と傘の部分の柔らかさが特徴とされるきのこですが、
生食をすると消化器系の中毒を起こす可能性があるため、必ず加熱調理をしてお召し上がりください。
☆カラカサタケは特に、「カラカサ」を名前に持つ見た目の似た毒きのこも多いので、
きのこの専門家や詳しい方の確証がない場合は、食べないようにしてくださいね。
今年も一年間、きのこアルバムをご覧いただきありがとうございました!
皆様からの温かいコメントや「きのこ発見!情報」などを頂戴し、
大変嬉しく、またもっと皆様がわくわくするようなきのこの世界をお伝えしたいと思いました。
また、山でもたくさんのきのこの出会うことができ、人にも、
きのこにも恵まれた一年となったことに感謝しつつ、来年の出会いにも期待したいと思います。
2017年も、面白く、美しく、美味しく、奥深いきのこの世界をお伝えして
参りますので、ぜひ来年もきのこアルバムを宜しくお願いします!
「こんなきのこを見つけた!」という情報がありましたら是非きのこらぼに教えてください♪
きのこ発見!情報を送る
◆◇カラカサタケ◆◇◆
以下よりご使用のパソコンの解像度を選択してダウンロード下さい。
・1280×1024
・1600×1200
・1920×1200
▼Windowsの場合
表示された画像の上でマウスの右ボタンをクリックし、
メニューから「デスクトップの壁紙として設定」を選択してください。
▼Macintoshの場合
表示された画像の上で、
「controlキー+クリック」→「画像をディスクにダウンロード」。
「Apple Menu」→「システム環境設定」 > 「デスクトップとスクリーンセーバー」を選択し
「デスクトップ」のタブを表示。
その上へダウンロードした画像をドロップして下さい。
任意の画像の配置方法を選択し、「デスクトップに設定」ボタンをクリックしてください。
きのこの壁紙をGET!
「きのこアルバム」アーカイブはコチラ
今おすすめのきのこレシピ
-
霜降りひらたけとかぼちゃの土佐煮
冬至にもおすすめの、身体を温めてくれるレシピをご紹介♪霜降りひらたけに豊富なビタミンB1は、糖質を代謝することで同時に熱も生み出すため、寒さ対策に役立ちます。また、かぼちゃに豊富なビタミンEも血行を良くすることで身体を温めを後押し!きのこのうま味とかぼちゃの甘味で、ほっとできる優しい味わいのメニューです。
レシピを見る