【11月の菌活】子どもを「風邪の子」にするな!カラダの免疫力を高める食事術
2017.11.01-
教えてくれたひと
河村玲子(かわむら れいこ)
<保有資格・スキル>管理栄養士、全米エクササイズ&スポーツ協会 パーソナルフィットネストレーナー、ティップネスアスリートサポートチーム 管理栄養士、タイ古式ストレッチセラピスト、PAIピラティスマット ベーシック~アドバンス
「体づくりを、食事と運動両面からサポートをする。」をコンセプトにパーソナルダイエティシャントレーナー(管理栄養士×トレーナー)として活動。パーソナルトレーナーとしてはトップレベル、130時間を超える指導を、TIP.X.TOKYO渋谷とティップネス蒲田にて行っている。管理栄養士としては、雑誌「Tarzan」や「anan」の監修やフィットネスクラブ、食品企業ホームページ向けのレシピ作成の他、各種団体の栄養コラムの執筆、アスリートの栄養サポートも行っている。
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子どもを「風邪の子」にするな!カラダの免疫力を高める食事術
11月に入り、気温も少しずつ下がってきましたね。空気の乾燥も相まって、そろそろインフルエンザや風邪が流行りだす時期でもあります。また、体が冷えやすい時期でもありますから、冬も元気いっぱいに過ごせるよう、免疫力向上のための食事にフォーカスします。
風邪と免疫力
ここ数年、「免疫力」という言葉を耳にする機会が多くなりましたが、改めて免疫力とは何をいうのでしょうか?
免疫力というのは、風邪や病気の原因になる、ウィルスなどの外敵から体を守る防衛機能のことを言います。免疫力が高ければ、外敵に抵抗する力が強く、ちょっとやそっとのことで体調を崩さずに済みます。
風邪をひかないようにするには、ウイルスが入るのを防ぐための手洗いとうがい。入ってきたウイルスに抵抗できるよう、免疫力を高めておくことが大切です。
免疫力を高めるのは日々の食事から
私たちは、日々の食事をエネルギーに変えますが、このエネルギーは運動だけではなく、熱を作って体温を維持するのにも使われます。
そのため、三大栄養素を十分にとっていても、それらからスムーズにエネルギーを作るのに必要な潤滑栄養素が不足してしまうと、体が冷えてしまう一因になります。
体温を上げて体の免疫機能を保つのに、野菜にはあまり含まれていない潤滑栄養素を含むきのこを活用してみませんか?
また、きのこに豊富なナイアシンは血行を促進し、体を末端まで温める作用があるので更におすすめです。
免疫力アップにきのこで菌活!
免疫力アップのために、きのこは特に献立に入れてほしい食品です。
免疫の役割を果たすのに大事な細胞の大半は腸に集まっています。そのため、腸内環境を整えることで免疫機能の向上が期待できます。
きのこには潤滑栄養素を含む上、腸の調子を整える食物繊維が豊富です。また、食物繊維の一種であるβグルカンは免疫機能をサポートすることが知られています。
風邪の予防にきのこで菌活!おいしく楽しくきのこを食べながら、元気いっぱい過ごしましょう!
おすすめレシピ
- きのこたっぷり豚汁
いつものお味噌汁を豚汁に変えて、ビタミンやタンパク質のバランスを整えましょう。強い身体を保つためには「潤滑栄養素=きのこ」を十分に補給し、食べたものからスムーズに熱をつくりだして、体を温め、免疫力をアップさせることが大切です。
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きのこに豊富なナイアシンは血行を促進して身体を末端まで温めてくれるほか、体を温める効能のある根菜類や生姜との相性も抜群です。