【きのこアルバム】タマゴタケモドキ

 
12月下旬、今年も残りわずかとなりました。
皆様にとっての2017年はどんな年でしたでしょうか？

昨年末には、2017年が皆様にとって飛躍の年になることを願って、
大きく成長するきのこ「カラカサタケ」をご紹介いたしました。

今回は、2018年が皆様にとって「殻を破る」進化の1年であることを祈願し「タマゴタケモドキ」をご紹介いたします。

タマゴタケモドキは夏～秋、広葉樹林・針葉樹林と広く発生するメジャーなきのこで、
傘の直径は3～8 cm、柄の長さは6～11 cmときのこの中では平均的な大きさの種類になります。

以前ご紹介した真っ赤な姿が印象的なきのこ「タマゴタケ」の仲間で、
発生時はタマゴタケと同じように、地表に直径4～5cmのタマゴのような白い球体が出てくるところから始まります。

成長してからも基部に殻の名残りである「つぼ」をつけているところがなんとも可愛らしいく、傘の根元の「ツバ」もオシャレ！

ただ、タマゴタケが真っ赤なのに対し、タマゴタケモドキは橙黄色～黄土色。
あまり似ていないのでは？と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

実際、タマゴタケとタマゴタケモドキを見間違えたという話はあまり聞きませんが、
タマゴタケの仲間の「キタマゴタケ」というきのこが、タマゴタケモドキにそっくりなのです。

 
そんなタマゴタケモドキですが、実は、以前ご紹介した「ドクツルタケ」と同じ種類の毒を持つ、猛毒のきのこになります。
タマゴタケ・キタマゴタケは食べられるきのこなのに対し、タマゴタケモドキは絶対に食べてはいけません。

そこで、間違われやすいキタマゴタケとタマゴタケモドキの差をご紹介いたします。
注目すべきは、「ひだとつばの色」「傘縁部に溝線があるか」だそう。
 

 
毒きのこで有名な「ベニテングタケ」や「ドクツルタケ」もひだが白色だそうで、
テングタケ類のひだが白色のものは、毒を持っている可能性をまず疑った方が良いそうです。

来年、山でタマゴタケモドキのようなきのこを見つけた際には、これらの点にも注目してみてはいかがでしょうか？

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今年も1年、きのこアルバムをご愛読いただき、誠にありがとうございました！

世界中で発生している、奥深く、それぞれがオンリーワンのきのこの世界を
もっと知っていただけるよう来年も様々なきのこをご紹介してまいりますので、
2018年も、どうぞよろしくお願いいたします！

2018年が皆様にとって素晴らしい1年となりますように！

「こんなきのこを見つけた！」という情報がありましたら是非きのこらぼに教えてください♪きのこ発見！情報を送る

◆◇◆タマゴタケモドキ◆◇◆

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