【4月】運動盛りのこどもに食べさせたい
3つの菌活レシピ
2017.04.01-
教えてくれたひと
河村玲子(かわむら れいこ)
<保有資格・スキル>管理栄養士、全米エクササイズ&スポーツ協会 パーソナルフィットネストレーナー、ティップネスアスリートサポートチーム 管理栄養士、タイ古式ストレッチセラピスト、PAIピラティスマット ベーシック~アドバンス
「体づくりを、食事と運動両面からサポートをする。」をコンセプトにパーソナルダイエティシャントレーナー(管理栄養士×トレーナー)として活動。パーソナルトレーナーとしてはトップレベル、130時間を超える指導を、TIP.X.TOKYO渋谷とティップネス蒲田にて行っている。管理栄養士としては、雑誌「Tarzan」や「anan」の監修やフィットネスクラブ、食品企業ホームページ向けのレシピ作成の他、各種団体の栄養コラムの執筆、アスリートの栄養サポートも行っている。
ブログ:PDT河村玲子のブログ
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運動盛りのこどもに食べさせたい3つの菌活レシピ
皆さん始めまして。体作り、スポーツを運動面からも食事面からもサポートするパーソナルトレーナー×管理栄養士の河村です。
きのこのスポーツ栄養学コラムでは、スポーツにおける食事の大切さをお届けしていきます。
そもそも日本にスポーツ×栄養の概念が入ってきたのは、おそらく東京オリンピックの1964年。
ですが、それが浸透してここまで注目されるようになったのは、ここ数年のことでしょう。
それまでは、「水は我慢!」「減量には食べるな!」「カツで勝つ!」なんていう根性論がまかりとおってたように思います。
私自身、減量が必要なスポーツで過度に食事量を減らしたことが原因で体調を崩し、引退した過去もあり、そんな経験をする人を一人でも減らしたい!
そんな思いで今の仕事を選択しました。
運動盛り子供に食べさせたい菌活レシピ!
「早く走りたい!スタミナがほしい!大きくなりたい!」
運動盛りの子供たちなら誰もが持つ思い。
そんな体作りの土台となるのは練習ではなく日々の食事!
練習の効果を幾倍にも引き上げるのも食事、逆に台無しにするのも食事。
だって、体は食べたものでしか作られないのですから!
三大栄養素と潤滑栄養素
私たちが日々口にする食べ物には、体を作る素「栄養素」が含まれます。
栄養素は大きく分けると二つ。
筋肉やエネルギーのもととなる「三大栄養素(たんぱく質・脂質・糖質)」と、三大栄養素をうまく体の中で代謝したり支えたりするのに欠かせない「潤滑栄養素(ビタミン・ミネラル)」に分けられます。
これらすべてを不足なくとることで、初めて日々の練習を最大限に活かすことができます。

きのこで菌活で補う潤滑栄養素
潤滑栄養素をたっぷり含む食品、皆さんは十分にとれていますか?
子供はたくさん動き、体が成長していく分、体重あたりで考えると大人よりも多くの潤滑栄養素が必要です。また、平成28年国民健康栄養調査では子供も大人も潤滑栄養素が全体的に不足しているとの結果がでています。
一般的にメインディッシュやご飯などに多い三大栄養素は意識せずとも必要量を満たすことができますが、潤滑栄養素はそうはいきません。
きのこは潤滑栄養素だけでなく、第6の栄養素とも呼ばれる食物繊維まで補給できる、大変お勧めの食品です。
だからこそ運動盛りの子どもには、どんな料理にも合う食材「きのこ」をいつものメニューにプラスして、不足しがちな潤滑栄養素を補うきのこで菌活!
今回は、子供が喜ぶ朝昼晩ご飯にお勧めの菌勝メシを紹介します。
1日3食しっかりご飯!きのこで運動盛りのこどもをサポートしましょう!
おすすめレシピ
- マイタケのお手軽キッシュ
糖質(食パン)+たんぱく質(卵、ベーコン)と潤滑栄養素(きのこ)の組み合わせで、寝起きの身体を目覚めさせる、お手軽キッシュ。
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ふわっとした食感に風味豊かなマイタケを加わえた食べやすいメニューです。
- きのことツナのちょっぴり中華風ピラフ
スポーツをする育ち盛りの子どもに欠かせないお米をお腹いっぱい食べましょう。お米に含まれる糖質は身体に吸収された後、きのこに豊富なビタミンB₁の力を借りてエネルギーに変わります。
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- ゴロゴロエリンギバーグのトマトクリームソース
たくさん動いた後は、カロリー補給も大切。お肉のたんぱく質と栄養素たっぷりのきのこのダブルパワーで疲労回復を図りましょう!ハンバーグにうま味たっぷりのきのこを入れれば、潤滑栄養素をたくさん補給できますよ。
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