今年はおうちで、もっともっと楽しいクリスマスを
間もなく、12月のメインイベント・クリスマスがやってきます! この日だけのイベントに出かけてもいいし、レストランで特別なディナーを楽しむのもいいですが、今回、トレンドコラムでおすすめするのは、根強い人気のおうちで楽しむクリスマスです。今回、お話をうかがった村上あゆ美さんは「ホームパーティの達人」。その極意は「プロセスを楽しむ」ことにあるのだそうです。今週の「きのこで菌活」では、12月の忙しさゆえにたまりがちなストレスを食事から解消する方法をお伝えしていますが、トレンドコラムでは、気持ちを上げてイベントを心から楽しむ方法をお伝えします!
—————— 教えてくれたひと ——————
村上あゆ美(Ayumi Murakami)
会社員しながらのホームパーティープランナー。
米国Jacksonville State UniverisityのRestaurant Management学部卒。卒業後帰国し、飲食業界へ。2年間のレストラン勤務の後、広告営業に転職。 現在は、会社員をしながら、ホームパーティープランナーとして、企業・商品と顧客の距離をぐっと縮める企画提案・PRプランニング(代行)・パーティープロデュースを行う。http://blog.livedoor.jp/cozy_homeparty/
ホームパーティなら、クリスマスを最大限楽しめる!
「12月は、どのお店も時間制限があったり、予約で埋まっていたり。クリスマスならなおさらですよね。でもホームパーティなら、好きなだけゆっくり楽しめます。お子さんがいる場合には特に家で楽しもうという人が増えていますね」
お話をうかがった村上さんは、ホームパーティープランナーとして活躍するだけでなく、月に1回は自身でホームパーティを楽しんでいるその道の達人。おうちでパーティをするメリットを聞くと、「安いこと!」と即答されました。
「ホームパーティーなら一人3000円もあればかなり楽しめます。ホストがもてなすスタイルもあるけれど、私のおすすめはみんなでつくっていくパーティーです。一人ひとりが得意分野を担当して準備を進めるんです。仕事以外でみんなで協力して何かをつくるなんて、文化祭みたいでしょう(笑)」
より楽しむためにも、村上さんが大切にしているのは「コンセプト」なんだそうです。「おうち居酒屋」「アメリカンバーベキューパーティ」「ちびっ子ギャング祭」……どれも、これまで村上さんが実際に開催してきたものです。コンセプトを決めることで、つくりあげるプロセスがもっと楽しくなるのだそう。
「その点、クリスマスはコンセプトが明確ですよね。そこからさらに一歩踏み込むと、もっと面白くなります。クリスマスの雰囲気として最近よく見るのは、真っ白いコーディネートや、モノトーンにゴールドを加えたような、スタイリッシュで大人っぽいテイストです。私がアイデアを練るときには、よく『Pinterest』(写真を収集できるSNS)で海外の事例をチェックします。クリスマスのコンセプトと聞くと難しそうですが、すてきなコーディネートの写真をストックしていくだけでも気分が高まりますよ。まずはイメージを膨らませてみてください」
村上さんによれば、たとえばテーマカラーはこの色、と決めるだけでもいいのだそう。クリスマスは誰でもイメージがしやすく、グッズも揃えやすいので、初めてやる人にはぴったりなのだそうです。
ディスプレイはアイデアが勝負★
コンセプトが決まったら、取りかかりたいのがグッズ探しですね。クリスマスツリーのオーナメントをチェックしたり、紙コップやテーブルクロスを揃えたり。村上さんがよく利用しているのは、業務用品を販売しているお店だそうです。
「今年のクリスマスは星をテーマにしようと思っていて、この前も星形の飾りを浅草橋のシモジマで買いました。10枚160円でしたね。浅草橋は問屋街なので、ホームパーティをするときは最高に役立つスポット。安くて、ほかにはないものがたくさんありますから」
そのほか「オーサムストア」「ikea」「フライングタイガーコペンハーゲン」など、挙げてくれたのは、意外にも低価格帯を売りにしているお店ばかり。近くにこれらのお店がないという方は、ネット通販がやっぱりおすすめ。問屋さんが個人向けに販売しているサイトなどもあります。また、オーナメントはクリスマスが終わった時期に格段に安くなるので、26日以降に買って、それを翌年使うという裏技も教えてくれました。写真にリボンを付けてツリーに飾ったり、造花を上手に使ってリースをつくったりと、ディスプレイはアイデアが勝負。ツリーに飾るオーナメントは「ほかにないもの」を探したり、お子様と一緒に手作りしたりするのもおすすめだそうですよ。
ちょっとした“ルール”がパーティを楽しくするコツ
クリスマスといえばプレゼント交換も定番です。村上さんにクリスマスプレゼントのポイントを伺うと、パーティーでおすすめなのは、テーマを決めてお互いに用意する方法なんだそうです。
「友達同志のパーティーなら、「紅茶に合うチョコ」とか、「クリスマスコフレ」とか、値段とテーマを決めて持ち寄るんです。そうすると「それ、どこで買ったの?」という話にもなるし、情報交換にもなって、会話も盛り上がるのでおすすめですよ」。
また、村上さんの今年のオススメは、ちょっとした’ドレスコード’を設けることなのだそう。
「女性のほうがこういう場は得意かもしれませんね。ドレスコードというほどではないけれど、ファッションのどこかに赤を使う『サムシング・レッド』などを取り入れても楽しいです。最近は、上半身は必ず白を着るとか、全員で服を揃えるのも人気です。そうすると、すごくいい写真が撮れるんですよ。個人的には、写真を撮るためにホームパーティをしているようなものですからね(笑)」
メイン料理と素敵なサブメニューがあるだけでパーティ気分は”上がる”
忘れちゃいけない、パーティの主役ともいえる「料理」については、王道メインとアイデアサイドメニューで盛り上がりの演出をしてみましょう。
「大事なのは、目玉になるメニューを用意すること。クリスマスなら大きなチキンがあるとテンションが上がりますよね。そして、さらにもうひとつインパクトがあるものがあるといいですね。例えば、リースをかたどったサラダなど、工夫を凝らしたサイドメニューを用意してみませんか。また、デザートでイベント感を演出するなら、様々なアイスクリームにお好みのトッピングができる、アイスクリームバーなんてどうでしょうか。自分で手を加えられるものだと大人も子どもも喜んでくれますよ一方で、ケーキはフルーツたっぷりのシュトーレンが最近の人気。クリスマスの時期にしかケーキ屋さんにもお目見えしないアイテムなので、クリスマスパーティにはおすすめできますね」
そのほかにも、おすすめしたいお料理はありますか?と、村上さんに伺うと、暖かくて冬っぽい料理がいいですよね、と話してくださったのは、熱々でテーブルに乗せられるお料理でした。
「冬っぽいパーティ料理といえばグラタン。きのこを具に入れるなんてとってもよさそうですね!パーティー定番料理のキッシュにもいっぱい入っているし、きのこがテーマのクリスマスパーティもいいかもしれません!」
きのこらぼおすすめレシピ
料理は、みんなで持ち寄ってもいいし得意な人がふるまってもいい。その楽しみ方はさまざまです。
「アメリカでホームステイをしていたとき、ツリーの下にたくさんのプレゼントが置いてあって。その家の子どもに親戚中から贈られてくるんですが、クリスマスの朝になると、サンタクロースからのものが増えているんです。そういうのもすてきだし、私の親も毎年、枕元にプレゼントを置いてくれました。それがずっと心に残っているから、お父さん・お母さんはぜひサンタクロース役をがんばってほしいですね」
と、最後にクリスマスの思い出を教えてくれた村上さん。いくつになっても、クリスマスの思い出って忘れないものですよね。きのこらぼ読者のママさんパパさん、頑張ってくださいね!
【次週は、冬ならでは「ウィンタースポーツを手軽に思い切り楽しもう!」をお届けします!】
クリスマスの用意に年始の準備と何かと忙しい時期には、ストレスも溜まりがちではありませんか。今週の「きのこで菌活。」コラムでは、食べることで健康的にストレスケアをする菌活をご紹介します。
今おすすめのきのこレシピ
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きのこ入りだし巻き卵
本格的な秋が始まる10月は、寒暖差から風邪などの不調を引き起こしやすい時期。きのこに豊富な食物繊維は、免疫細胞の約7割が集まる「腸」を整えたり、免疫維持に役立つ腸の「短鎖脂肪酸」を増やしたりすることで、季節の変わり目の体調管理をサポートします。また、卵に豊富なタンパク質も免疫維持を後押しします。うま味たっぷりの一品で、秋を元気に楽しみましょう!
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