10月の特集テーマ
子どもと暮らす毎日をより豊かに、健康に。

答えは無限にある。
そのことに気づけば、親も子も幸せになる

2017.10.23

「ピンクリボン月間」に合わせ、10月のトレンドコラムは「親子」をテーマにお届けしています。今週お届けするのは「子育ての方法」について。幼児教育者の竹内エリカさんいわく「子育てに正解がある」と考えるのは思い込みだそう。そして正解がないからこそ、子育てにはコツがあると言います。今週の「きのこで菌活。」コラムでは、女性に特に多い骨粗しょう症を予防する食事についてお届けしていますが、トレンドコラムでは子どもと一緒に料理を楽しむ方法も伺いました。まずは「いい子」とはどんな子なのか? そんな気になる疑問への答えからご紹介します。

「ピンクリボン月間」に合わせ、10月のトレンドコラムは「親子」をテーマにお届けしています。今週お届けするのは「子育ての方法」について。幼児教育者の竹内エリカさんいわく「子育てに正解がある」と考えるのは思い込みだそう。そして正解がないからこそ、子育てにはコツがあると言います。今週の「きのこで菌活。」コラムでは、女性に特に多い骨粗しょう症を予防する食事についてお届けしていますが、トレンドコラムでは子どもと一緒に料理を楽しむ方法も伺いました。まずは「いい子」とはどんな子なのか? そんな気になる疑問への答えからご紹介します。

教えてくれたひと
竹内エリカ(Erika Takeuchi)幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長
20年にわたり発達心理について研究し、約15000人の親子に携わる。発達支援では多動症・不登校の克服、運動指導では全国第1位他、14賞のコーチ実績がある。『男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方』『女の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方』(KADOKAWA/中経出版)ほか著書多数。千葉県出身。2児の母。http://www.jakc.or.jp/

「言うことを聞く子」が「いい子」ではない

「よく誤解している人がいるんですが、『いい子』なんてどこにもいない、って私は考えているんです。人それぞれ、経験を積んできた中で『子どもをこう育てたい』と思う人はいるかもしれませんが、いい子と悪い子がいるのではなく、子どもそれぞれにいい面と悪い面があるということ。これは何事にも正解があるという思い込みの弊害かもしれませんね」

多くの人は、「親のいうことを聞く子」が「いい子」だと考えがちですが、それは間違い。なぜなら、誰かの意見に従ってばかりいると、自分ひとりで生きていくことが難しくなるからだと竹内さんは言います。

子育てに正解はありませんが、明確なゴールはあるんです。それは自立させること。子どもはいつか独立しなければいけません。そのときに、自分で考えて行動できることが大切なんです。そして、必要なのは『幸せを感じる力』を育むことだと思います。どんな状況でも前向きに受け止められるようになる、これ以上に必要なことはないと思うんです」

たとえば、世の中にたくさんある「知育玩具」。それ自体は悪いものではありませんが、知能の発達だけを促そうとするよりも、外で遊ばせたり、会話の中で教えていくほうがいいというのが竹内さんの考えです。育児に関するさまざまな情報が氾濫しているのは、親が「正解」を求めてしまうからではないか、と竹内さん。

「最近は“イクメンブーム”なんて言いますが、父親に求められることは積極的に育児に参加することばかりではないんです。子どもが自立して生きていくためには社会性を身に着けることが欠かせませんが、そのためには親が社会で働く姿を見せることも重要です。もちろん、それが父親であっても母親であっても構いません。両親が揃っている場合は、どちらかが社会性を、どちらかが人間性を育てるというように、偏らないほうがいいと思いますね」

ちなみに、この社会性を育むために効果的なのが「お手伝い」。年齢でいえば3歳と小学校3年生のときが自立のタイミングで、料理や掃除などの家事の手伝いをすることで、他人を思いやる気持ちが育つのだそうです。

「家の手伝いができる子は成功する、なんて言われています。『どう盛り付けたらいいかな?』『きのこが好きなのは誰だっけ?』なんて話ながら一緒に料理をするのはとってもいいと思います。それに、食べることは生きる上で何よりも大切。私の家では、食べることが楽しいことになるように工夫しています。たとえば、子どもも料理しやすくて、健康によいのできのこもよく使うんですよ。さまざまなきのこを入れたアヒージョなら、グツグツ煮えているところを見ると、『これは熱いんだ、触ってはいけないんだ』と学ぶことができたり、『今度は別のきのこで作ってみようね』と話をしたり。とても良い食材だと思います」

教えるのではなく、導くことが子育てのコツ

竹内さんが教えてくれたのは、子育てのゴールは「自立」だという考え方。では、自立心を育むためにはどんな育て方をすればいいのでしょうか? そのポイントは「言葉」にあると言います。

「たとえば、子どもが水をこぼしたとします。そんなとき、どんな言葉をかけるのがいいと思いますか? つい言ってしまいがちなのが『拭きなさいね』という言葉。これは、ひとつの答えをそのまま教える“ティーチング”です。そうではなく『どうする?』と問いかけたり、『拭く? それとも隠しちゃう?』と提案することで、自分で考えるよう導くのが“コーチング”。このコーチングを通して自ら考えさせることで、自立心が育まれていきます」

ひとつだけ気をつけたいのは、ネガティブな言葉を言わないこと。たとえば、つい親が言ってしまいがちな「疲れた」という言葉を耳にすると、子どもは「疲れる=嫌なこと」と認識してしまうそうです。竹内さんの場合、つい口にしてしまったときは「疲れた〜……気持ちいいなぁ!」と、前向きな言葉を付け加えているのだとか。

そして、子育ての方法に限らず、「正解はひとつではない」という考え方は、竹内さんの考え方のベース。その象徴的な例として、簡単な算数の話をしてくれました。次の3つの式を見てください。

    ①2+2=□    ②□+□=4    ③□−□=4

 
「私たちがよく見るのが①の式ですよね。これは答えがひとつしかありません。正しいか間違っているかでしかない。では、②はどうでしょう? この式では5通りの答えがあるんですよ。“コーチング”では、こうして視野を広げていくんです。そして③の式では、答えはいくつも出てきますよね。そのことに気づくと、実は②にももっとたくさんの答えがあることがわかると思います。だって、0.5+3.5=4も成り立つわけですから。実は答えは無限にある。そのことに気づけば、もう無敵なんです」

実際に、竹内さんのお子さんは引き算が苦手だった頃、「4-2」という問題を解くときに線を一本引いて、「4+2」に変えて答えたことがあったそう。人生には無限の答えがある。この考え方が身につけば、子どもは自立して幸せに育っていきます。そして実は、このことは親にも言えること。

親は、視野を広く持って子どもを育てたほうがいいと思います。子どもが何かができないなら、いろいろなことに挑戦すればいい。走ることが苦手なら縄跳びをしてみればいいし、トランポリンをさせてみてもいい。何かは必ずヒットしますから。だいたい、意外なことが得意だったり好きだったりするものです(笑)。そうやって成長させることが親にとっては社会貢献になるし、子どもにとってはいつか社会で生きていくための力になる。人との関わり合いの中で親も子も成長していく、それが子育ての魅力じゃないかと思います」

ピンクリボン月間にお送りした、女性と家族の健康や幸せを考える4つのコラム。前半は「薬膳」を家庭に取り入れることで日々の不調を解消する知恵を、そして後半は、子どもを育てることで家族みんなが成長するためのアドバイスをいただきました。きのこで菌活で叶える健康的な毎日にちょっとした工夫や知識をオンして、幸せな毎日を叶えていきませんか。

 
 

【今週更新!きのこで菌活。】

子どもと一緒に食事を用意するのは楽しいですよね。そんなときに、栄養の話をしながらお料理してみませんか。今週ご紹介するのは「骨粗しょう症」を予防するための食事について。きのこはカルシウムの吸収をサポートするので、骨粗しょう症だけでなく、お子様の成長にも役立ちます。

今週の「きのこで菌活。」を読む ▶︎

今おすすめのきのこレシピ

きのこと鮭の塩バタースープ

筋肉の質を高めるタンパク質とそのタンパク質の代謝を高めるビタミンB6をしっかりと補給できるメニュー。きのこに含まれるビタミンB6が鮭の良質なタンパク質をしっかりと代謝して筋肉づくりに効果的。きのこや野菜の旨味がしっかり引き出されているので、エネルギー源となるごはんもススムアスリートにオススメのメニューです。

レシピを見る レシピ動画を見る